黒い鷲

黒い鷲

第一次世界大戦の最中、画家志望だった長曾我部天平がフランス空軍飛行学校に入り、戦闘機で活躍していく様子を描く。

正式名称
黒い鷲
作者
ジャンル
第一次世界大戦
レーベル
中央公論社
巻数
全1巻
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概要

主人公長曾我部天平は画家を目指していたが、フランス空軍飛行学校の募集ポスターを見てフランスで飛行機乗りを目指す。黒ベエを相棒にしてフランス空軍で撃墜王という称号を得ながら活躍していく。

登場人物・キャラクター

長曽我部 天平

跳ね上がった黒髪の男性で登場時15歳。画家になるためフランスに渡るが、フランス空軍の飛行学校に合格し戦闘機のパイロットの道に進む。無鉄砲だが飛行士としての才能はある。その後、大尉に特進し、外人部隊・コンドル中隊の中隊長になる。うめぼしが大好物。

黒ベエ

『黒い鷲』に登場する黒い大きな鷲。フランスに渡航しようとする長曽我部天平を追いかけてきた。共にフランスに渡る。飛行学校に通う長曽我部天平に着いて回り、ピンチを助ける時もある。長曽我部天平とは時々人語で会話する場面も見られる。

滋野 清武

フランス空軍に在籍する飛行隊長。男爵の爵位を持ち、位は大尉。渡仏する船の上で長曽我部天平と出会い「うめぼしのタネ」と呼ぶ。また長曽我部天平は彼を「シゲさん」と呼ぶ。フランス空軍飛行学校では長曽我部天平のクラスの担任教官。かつて東京音楽学校に在籍し、コルネットの演奏が得意。

ハンス・クルーゲ

ドイツ人の男性で、登場時15歳。隻眼で左目に眼帯をしている。ドイツ空軍に所属し、その戦績から撃墜王と呼ばれ、戦闘機のパイロットとなった長曽我部天平の宿敵となる。

春宮 可奈子

口元にほくろのある女子。父は在フランス大使。日本からやってきた長曽我部天平にフランス語を教える。長曽我部天平の無鉄砲ぶりに腹を立てることが多く、呆れながらも、いつも気にかけるようになる。

春宮

髭を生やした恰幅の良い男性。フランス大使として娘の春宮可奈子達家族とパリに在住している。長曽我部天平の父とは親友で日清戦争で命をたすけてもらったこともあり、その息子の長曽我部天平を家族の一員として迎える。

コゼット

金髪のフランス人少女。花売りをして乱暴されそうになったところを長曽我部天平に助けられてから、度々会うようになる。いじわるなおばに酷使され、朝は家事、昼はカフェ、夕方から夜まで花売りと休む暇がない。

与謝野 突貫

羽織袴姿に髭を生やした男性。著名な詩人でパリに在住している。舗道で偶然長曽我部天平とすれ違い、食事に誘う。第一次世界大戦の戦況や、各国の戦力に詳しく長曽我部天平に講釈する。

エディ・ワイルド

アメリカ人で元アマチュア・ボクシングのチャンピオン。黒髪で長いもみあげが特徴。フランス空軍飛行学校のAクラスに入学してきた。飛行技術は優れている。長曽我部天平の飛行の才能を見抜き、ワシの生まれ変わりと呼ぶ。

テムジン

髪の毛はなく、頭部に無数の傷がある巨体の男性。フランス空軍の外人部隊コンドル中隊の第一小隊長。蒙古人の血をひく明哲な強者。位は中尉で外人部隊のボス的存在。

トムトム

カウボーイ姿の男性。フランス空軍の外人部隊コンドル中隊の第九小隊長。アメリカのカウボーイ。性格は陽気だが、中隊長としてやってきた長曽我部天平を目の敵にし、度々悪戯をしかけて追い出そうとする。

ダウン・キャット

長い黒髪の男性。フランス空軍の外人部隊コンドル中隊の第六小隊長。アメリカ・インディアンの出身。ダウン・キャットは「確かな奴」という意味。戦闘機で攻撃する際は弓矢を用いて敵機を落とす。

集団・組織

コンドル中隊

『黒い鷲』に登場するフランス空軍の組織。フランス空軍の外人部隊の中隊。ゴロツキの溜り場と言われる外人部隊にあって、特に汚いならず者の集団と言われる。所属する10人の小隊長は世界のゴロツキのベストテンを集めたような曲者ぞろい。長曽我部天平はこの中隊に赴任する。

レッド・バロン中隊

『黒い鷲』に登場するドイツ空軍の組織。実在のレッド・バロン中隊をモデルにしている。ドイツきっての精鋭を集めた部隊。精強無比の撃墜王がキラ星の如くひしめき合っている。長曽我部天平の宿命のライバルハンス・クルーゲが所属している。

書誌情報

黒い鷲 全1巻 中央公論社〈〉 完結

第1巻

(1989年2月発行、 978-4120017674)

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