龍-RON-

龍-RON-

1928年、京都の財閥の御曹司として生まれた主人公・押小路龍は、数奇な運命に翻弄されながらも、それに負けることなく信念を貫き、彼を影で支える妻・ていとともに逞しく生きていく。昭和初期から太平洋戦争終結まで、激動の時代を背景にした冒険・歴史漫画。歴史上の実在人物が登場するのも特徴。

概要

京都の名門押小路財閥の長男に生まれた押小路龍は、会社経営には興味がなく、幼い頃から得意としてきた剣道を生かして大日本武徳会の武道専門学校(通称、武専)へ入学する。そこで師や同期の仲間たちと日々剣の修行に励んでいたが、かねてから思いを寄せあっていた女中の田鶴ていと結婚するため、突然学校を退学し、実業家になる道を選ぶ。

直後、世の中は世界恐慌に端を発する激動の時代へと突入、そんな中は自身の出生の秘密を知る。それは世界を揺るがすような、大きな陰謀へとつながっていた。

登場人物・キャラクター

主人公

京都の財閥・押小路家の嫡男として生まれたが、跡取りとなることを拒否し、日本有数の武道家育成機関・武道専門学校で剣道に励む。しかし、在学中に押小路家の女中田鶴ていと恋仲となり、結婚を機に退学。父が暴漢に... 関連ページ:押小路 龍

『龍-RON-』に登場する人物。押小路家の女中だったときに龍と惹かれ合い、紆余曲折の後に結婚。映画の撮影所でまかないの仕事をしていた際に女優としての才能を見出され銀幕デビュー、人気女優となる。天才俳優... 関連ページ:田鶴 てい

『龍-RON-』に登場する人物。京都の名門・押小路男爵家の総帥で龍の父。会社経営に興味がなく、陸軍に入隊したため財閥の経営は弟の卓磨に任せている。陸軍情報将校として北京にいた頃、高瀬 紅子と出会い、龍... 関連ページ:押小路 一磨

『龍-RON-』に登場する人物。押小路一磨の実弟で、龍の叔父。押小路財閥の実験を握っている。京都一の芸妓と呼ばれた小鈴に惚れ込み、強引に身請けして妾にした。実業家として歩みだした龍を後継者として育てる... 関連ページ:押小路 卓磨

『龍-RON-』に登場する人物。中国の新進気鋭の京劇俳優として龍の前に現れるが、その正体は、龍の双子として生まれ、中国皇帝が代々受け継いできた秘宝・黄龍玉璧を守るための秘密結社紅龍の首領。黄龍玉璧を取... 関連ページ:朱 鳳花

『龍-RON-』に登場する人物。龍の幼馴染で京都一と謳われる芸妓。龍と想い合っていたが、龍の叔父の卓磨に強引に落籍されて、卓磨の妾となった。卓磨との間に一人息子の冬馬がいる。事業拡大のため中国へ渡った... 関連ページ:小鈴

『龍-RON-』に登場する人物。武道家育成機関・武道専門学校の剣道科主任教授。龍が師と仰ぐ剣道の達人で、技術だけでなく武士としての心構えを龍に教えてくれた。奉祝武術大会の模範試合で、内藤と双璧をなす剣... 関連ページ:内藤 高治

『龍-RON-』に登場する人物。京都帝大の中国人留学生。朝鮮人町の暴動を止めた龍の手腕に惚れ、龍の弟子となる。以降、龍の右腕として、会社経営をサポートするが、その正体は、黄龍玉璧の行方を探すために朱鳳... 関連ページ:曹 徳豊

『龍-RON-』に登場する人物。京都の朝鮮人町に住む青年。横暴で心ない日本人にひどい扱いを受けていたため、日本人をひどく憎んでいたが、自身の家族や仲間たちを体を張って守ってくれた龍に心を開き、兄のよう... 関連ページ:キム・スンヨン

『龍-RON-』に登場する人物。押小路家を内偵している特別高等警察の敏腕刑事課長。京都府警特高課長から兵庫県警警察部長を経て満州国首都警察特殊部に配属される。龍が中国に渡った後も執拗に龍を追い、ときに... 関連ページ:日影 崇

『龍-RON-』に登場する人物。中国・浙江省の寒村で姉と2人で暮らしていた少年。魯迅に憧れ、魯迅のような小説家になることを夢見ている。記憶をなくして行き倒れていた龍を助け、ともに暮らす。同級生にいじめ... 関連ページ:李 文龍

『龍-RON-』に登場する人物。華族出身のお嬢様で美貌、演技力ともに一流の人気女優。田鶴ていの女優としての才能を見出し、ていを専属女優にして独立プロダクションを立ち上げる。ていの女優としてのイメージ作... 関連ページ:入沢 たき子

『龍-RON-』に登場する人物。満州映画協会(満映)理事長。陸軍大尉として満州国の建国にも携わり、満州においては「魔王」の異名をとる。軍を退役した後も絶大な権力を持ち、警察や政治にも大きな影響力を持つ... 関連ページ:甘粕 正彦

『龍-RON-』に登場する人物。押小路財閥の総帥となった押小路 卓磨とその妾小鈴の間に生まれた子供。素直で明るく、母親思いの優しい性格。卓磨が死の直前に自分には子種がないので冬馬は自分の子供ではないこ... 関連ページ:押小路 冬馬

『龍-RON-』に登場する人物。押小路龍とその妻ていの一人娘。名前の由来は、日本(和)と中国(華)の架け橋となるようにとの思いを込めて。くるくるとした巻き毛で、人見知りしない性格。初対面の相手とも気さ... 関連ページ:押小路 和華

『龍-RON-』に登場する人物。満州の裏路地で人買いに虐げられていた孤児。映画監督として、人買いと孤児の物語を撮りたいと考えていたていの目に止まり、主役に抜擢される。それまで名前がなかったので、映画の... 関連ページ:李 雲龍

『龍-RON-』に登場する人物。千山の無量観で修行する道士。赤熊の異名を持つ、東閣のリーダー格。腕っ節は強いが、それ以上に狡猾で人の裏を書いて勝利しようと画策する卑怯者、かつ臆病者。龍が道士頭となって... 関連ページ:江郎

『龍-RON-』に登場する人物。千山の無量観で修行する道士。白狼の異名を持つ、西閣のリーダー格。猪突猛進の江郎とは異なり、知的で常に冷静。無量観に入ったばかりの龍が、持ち前の統率力で他の道士に認められ... 関連ページ:田 哲建

『龍-RON-』に登場する人物。千山の無量観で修行する道士。無量観にやってきた龍の荷物を盗もうとして見つかり、制裁として龍と戦うことに。小さな体ですばしっこく動くので小猿と呼ばれるが、負けそうになった... 関連ページ:高藝

『龍-RON-』に登場する人物。18歳の休学中の女学生として龍の前に現れたが、その正体は、抗日テロ組織・藍衣社のスパイ。裕福な家庭で何不自由なく育ったが、母親が日本人のため屈折している。ていによく似た... 関連ページ:鄭 蘋玉

『龍-RON-』に登場する人物。上海の糞尿処理を牛耳っる女傑。龍の才覚を認めて闇社会に引き入れる。自分の過去と記憶を探しているという龍を気に入り、姉弟の契を交わし、以降龍を金銭的・人脈的にサポートする... 関連ページ:阿 桂姐

『龍-RON-』に登場する人物。押小路財閥の大幹部。銅鉱山売却の交渉に賄賂を用いたことを、総帥代行をしていた龍に咎められ、納得はしていないが辞表を出す。その後自宅で農業をしていたが、その技量を高く買っ... 関連ページ:蒲郡

『龍-RON-』に登場する人物。大阪のヤクザ「轟組」の若親分。小さなシマを争って命のやりとりをすることが馬鹿らしくなり、もっと大きい世界に見を投じたいと、龍の元を訪ねる。龍に弟子入りするかのようなかた... 関連ページ:轟 徹太

『龍-RON-』に登場する人物。代々外交官の家に生まれて育った元エリート官僚。東京帝大法学部を主席で卒業し、外務省にトップ入省。米国ワシントン日本大使館に赴任と、華々しい系列を持つ。日本貿易会社に海外... 関連ページ:荻野 祐介

『龍-RON-』に登場する人物。元航空研究所員だった天才エンジニアといわれていたが、研究所を飛び出し、自宅で飛行機製造工場を営む。龍に大満州航空株式会社に誘われ、航空機製造のすべてを任される。ひとつの... 関連ページ:本間 俊吉

『龍-RON-』に登場する人物。中国・浙江省の寒村で、唯一の肉親・弟の文龍を養うために食堂兼居酒屋を女手ひとつで切り盛りしている。記憶をなくして行き倒れていた龍を助け、かくまってやる。美しい容姿で武術... 関連ページ:李 春蘭

『龍-RON-』に登場する人物。破天荒な性格の天才的映画監督。入沢たき子の推薦で田鶴ていを自身の監督作品に出し、その才能に触れ、以降ていを主人公にした映画を数本撮る。理想の映画を作るためには一切妥協を... 関連ページ:溝田 健一

『龍-RON-』に登場する人物。人気俳優。溝田健一が監督する映画作品「杏の花の咲く街」でていと共演。映画界きってのプレイボーイだが、演技に対してはとことん追求するタイプ。映画に対する知識も抱負で、近代... 関連ページ:岡山 時彦

『龍-RON-』に登場する人物。宇和島伊達家・伊達宗敦の六男で、元満州国軍陸軍上将。中国に帰化して張宗援という中国名を持つ。ピストルを打たせたら満州一の名手と言われ、それまで剣道と少林拳のみで戦ってい... 関連ページ:伊達 順之助

『龍-RON-』に登場する人物。左翼運動と繋がりのある女性活動家。それと知らず接触していたていも活動家ではないかと疑われたことも。5人の子供がいて、球子が逮捕された際は、ていが子どもたちの世話をしてい... 関連ページ:野上 球子

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