概要・あらすじ
海賊を倒す「海賊潰し」をしながら旅をしていたメアリー・リードとアン・ボニーは、ある日海上を漂流している時にベラミーという海賊に遭遇する。彼はメアリーとアンの実力を知らずに襲いかかるものの、瞬く間に倒されてしまう。メアリーとボニーの「海賊潰し」は、ジャック・ラカムを殺した海賊を見つけるまで終わらない。
登場人物・キャラクター
メアリー・リード (めありーりーど)
海賊を潰しながら旅を続ける女性。怪力の持ち主で、戦う際にはカトラスを操る。基本的には前向きな性格だが、責任を1人で背負い込もうとしてしまうことが多い。普段は男っぽく振る舞っているが、意中の男性の前ではおとなしい。
アン・ボニー (あんぼにー)
海賊を潰しながら旅を続ける女性。銃の腕前で右に出るものはおらず、どのような銃でも使いこなすことができる。一方で、手元に銃がないとパニックに陥ってしまう。メアリー・リードとは対照的に楽観主義者で天然気味。誰よりもメアリーの身を案じている。
ジャック・ラカム (じゃっくらかむ)
海賊をしていた男性で故人。幼少期のメアリー・リードとアン・ボニーと親しい関係にあり、よく彼女たちの世話を焼いていた。海賊でありながら穏やかな性格で、周囲の人たちからの信頼も厚かった。幼少期のメアリーとアンを助けるため、何者かによって殺されてしまう。
ベラミー
登場するやいなや、メアリー・リードとアン・ボニーにあっけなくやられてしまった海賊の男性。海賊としては小物で、いつも楽して大金を得たいと考えている不真面目な性格。意外と仲間思いなところがあり、宿敵であるメアリーとアンが危機に瀕した時には助けの手を差し伸べた。
ジョン・エスケメリング (じょんえすけめりんぐ)
小説家を生業としている男性。臆病な性格で、戦闘が始まったり何かハプニングがあると、誰よりも先に逃げ出してしまう。しかし、自分が見聞きしたものでないといい小説は生まれないという強い信念を持ち、自ら危険に身を投じている。メアリー・リードとアン・ボニーが海賊に捕まってしまった時に脱出を手伝ったことから付き合いが始まる。
ヘンリー・モーガン (へんりーもーがん)
ジャマイカで海軍総督の地位に就いている男性。横暴で狡猾な性格で、自分が出世するためであれば手段を選ばない。常にヘンリー・モーガンには黒い噂が付きまとい、伝説の宝を狙っているという噂がある。海賊を捕まえる一方で、その海賊を利用して宝を探している。
カルメル
人を暗殺することや、海賊を拷問して情報を引き出すことを生業としている女性で、ラ・ブーズの相棒。修道女の服装を身に着けている。常に冷静に物事に対処する一方で、挑発的言動で人を煽る意地の悪い一面もある。暑いのが苦手で、体が熱くなってくると見境なく人を攻撃してしまう。
ラ・ブーズ (らぶーず)
人を暗殺することや、海賊を拷問して情報を引き出すことを生業としている男性で、カルメルの相棒。賞金首と認定されている。超短気であるうえ残虐非道な性格で、人を殺すことや拷問することに快楽を覚えている。
ウィリアム・キッド (うぃりあむきっど)
伝説の財宝を探し求めている海賊の1人。海軍が束になって掛かっても返り討ちにしてしまう屈強な男性。豪胆かつ義理堅い性格で、自分を救助にきたメアリー・リードに危険が迫った時には身を挺して救い出した。耳に不思議なイヤリングを付けている。