概要・あらすじ
とあるグループ企業の御曹司である財前竜之介は、ある事件がきっかけで、10年近く引きこもり生活を送っていた。そんな竜之介の前に、突然美女メイドが現れ、10人の女性のもとへ彼を連れて行く。彼女たちは、竜之介の父親が選んだ竜之介の花嫁候補。この中から一人妻を選び、彼女のサポートを受けて会社の跡を継ぐように、父親は強要してくる。さらに、花嫁候補の中には、竜之介が引きこもる原因となった初恋の女性、古川奈月が紛れ込んでいるらしいのだった。見合いを続けるうちに、徐々に彼女たちに心を開いていく竜之介だったが、週に一度、脱落させる花嫁候補者を一人選ばなければならないというルールが設定されていた。奈月かもしれない女性を脱落させてはならないと思う反面、奈月以外の女性を脱落させることも心苦しく感じるという葛藤に、竜之介は悩まされるようになるのだった。
登場人物・キャラクター
財前 竜之介 (ざいぜん たつのすけ)
25歳の男性。とあるグループ企業の御曹司だが、ある事件がきっかけで、10年近く引きこもり生活を送っている。その事件とは、初恋の女性だった古川奈月に裏切られ、自分の父親から2000万円もの借金を背負ったということ。それ以来、強い人間不信になり、会社を継ぐことはおろか、他人と関わることにすら抵抗感を持つようになっている。父親から、10人の花嫁候補の中から一人を妻として選ぶことを強要されている。
古川 奈月 (ふるかわ なつき)
財前竜之介の高校の同級生。金目当てでなく竜之介と友達になろうとしてきた唯一の女性であり、次第に竜之介とは恋仲になる。母親が病気になり、竜之介から大金を借りるが、その後竜之介の前から姿を消す。そのために竜之介は人間不信になるが、何らかの事情があったらしい。顔と名前を変え、10人の花嫁候補者の中に紛れ込んでいる。
書誌情報
1/10の花嫁 6巻 小学館〈夜サンデーコミックス〉
第1巻
(2019-09-12発行、 978-4091294258)
第2巻
(2020-01-10発行、 978-4091295729)
第3巻
(2020-06-12発行、 978-4098501359)
第4巻
(2020-12-11発行、 978-4098503438)
第5巻
(2021-05-12発行、 978-4098505890)
第6巻
(2021-09-10発行、 978-4098506934)