概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
源 光海 (みなもと てるみ)
紫雲大学に通う男子。年齢は18歳。男子からも学校一の美人と評されるほどの中性的な美少年。しかし中学2年生の頃、そのルックスを女子に妬まれていじめに遭ったことが原因で、女性と牛乳に対する恐怖を抱いている。父子家庭で育ち、母親の顔を覚えていないためなのか、年上の女性に惹(ひ)かれるマザコン気質な一面を持つ。父親が交際相手を妊娠させ、再婚することになったことで大学入学と同時に、叔母の藤原香子の家で居候を開始した。しかし、同居の挨拶に出向いた際に、いじめの過去と女ギライを一目で見抜かれると、『源氏物語』を研究する彼女の研究対象とされてしまう。そして、香子から女性に対する手ほどきを受ける代わりに、源光海自身を「源氏の君」に見立てた14股を目指すことを半ば強要されてしまう。当初こそ戸惑っていたものの、トラウマを払拭するために大学デビューを目指していたこともあり、香子に紹介された女性たちを口説き落とすために奮闘する。その過程で数人の女性たちと関係を持つなどトラウマの払拭に成功するものの、一方で香子に強く惹かれていく様子も垣間(かいま)見せている。心優しく、生真面目な性格ながら、一方で性欲や思い込みに駆られて暴走してしまうことも多い。
藤原 香子 (ふじわら かおるこ)
紫雲大学で准教授を務める女性。年齢は29歳。源光海の叔母にあたる。藤原香子自身の兄である、光海の父親が交際相手を妊娠させ再婚したことをきっかけに、光海を自らの家に引き取って同居生活をスタートさせる。特徴的な縦ロールの髪型で、性別を問わずに周囲を魅了する美貌と巨乳の持ち主。大学では『源氏物語』を中心とした日本古典文学の研究を行なっている。『源氏物語』の中では特に「若紫」の帖(じょう)を気に入っており、あどけない男性を自分好みへと育て上げることを至高の愛のカタチと嘯(うそぶ)く精神性を持つ。同居の挨拶に訪れた光海を一目見て、女性にいじめられた経験のある女ギライと一目で見抜くと、自らの探求心のために光海を研究対象とすることを一方的に告げ、彼に女性に対する手ほどきをする一方で、「光源氏」のように14股をして欲しいと無理難題を押しつけた。泰然自若としたゆるがなさとマイペースな性格で、男勝りな硬い口調でしゃべる。また、光海をからかって歓喜したり、説明のために『源氏物語』の登場人物に合わせたコスプレをしたりと、ユーモラスな一面を持つ。