DearS

宇宙から漂着したディアーズと呼ばれる100名ほどの宇宙人を迎え入れた地球を舞台に、平凡な高校生の幾原武哉とディアーズの少女レンとの交流を暖かく描いたラブストーリー。後に『ローゼンメイデン』などの作品で知られるようになるPEACH-PITの初となるオリジナル商業連載作品。2004年にはアニメ化およびゲーム化もされた。

正式名称
DearS
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
レーベル
電撃コミックス(メディアワークス)
巻数
全8巻
関連商品
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概要・あらすじ

宇宙から漂着したディアーズと呼ばれる100名ほどの宇宙人を迎え入れた地球。平凡な生活を送る高校生の幾原武哉が通う学校にディアーズの少女が転校してくることが発表される。その日の午後、武哉は街かどで震えている少女に声をかける。言葉は通じなかったが、ぼろ布をまとい、車にひかれそうになるなど危なっかしい彼女を武哉は自分の部屋に招きレンと呼んで面倒を見ることにする。

数日で日本語をマスターしたレン武哉を“ご主人さま”と呼ぶようになる。彼女たちディアーズは、他者に依存することで種の保存を図ってきた種族だった。武哉は戸惑いつつもレンとの生活をはじめ、そのうちに親愛の情を抱くようになる。ディアーズの本部はレンを欠陥品と見なし、連れ戻すが武哉は彼女を奪還しにディアーズの本部へと進入し、レンを返すよう求め、ディアーズの統治者フィナによって公的にレンとの関係を認められるのだった。

登場人物・キャラクター

幾原 武哉

町で行き倒れになりかけていたレンを助け、なし崩しに同居生活を始めることになる。家族は海外に行っているため、一人暮らし。レンからは“ご主人様”と呼ばれるが、当初は彼女に親愛の情は持っていなかった。しかし生活を共にするなかでレンを家族のように大切に思うようになり、彼女がディアーズ本部に連れ戻された際は単身で本部に乗り込み、彼女の“ご主人様”として公的に認められる。 レンだけでなく、同じディアーズのミゥにも想いを寄せられており、最終的に彼女たちと共に宇宙へと旅立つ。

レンレンレンナグサランレンシーア・ルルンンレン・ナコラ

町で行き倒れかけていたところを幾原武哉に助けられたディアーズの少女。当初は日本語をまったく話すことができなかったが、武哉の用意した日本語の書籍で学習し、やや時代がかった日本語をマスターする。ディアーズの内部では欠陥品とされており“ゼロナンバー”と呼ばれて凍結状態にあったが、事故を契機に脱走していた。 武哉を“ご主人様”と呼び、好意を寄せるようになる。メロンパンが好物で何個でも食べられる。

和泉 寧々子

幾原武哉が住んでいるアパートの大家の娘で、武哉とは幼なじみ。寝坊しがちな武哉をよく起こしに来る。手先が器用でコスプレ衣装を作ることを得意とし、その界隈では有名人。容姿端麗なレンやミゥに衣装を着せて悦に入ることもある。昔はいじめられっ子で、その時にかばってくれた武哉を密かに想っており、物語の終盤でさりげなくそのことを明らかにした。

シーアノスタルレンナグレグユグ・タナスト・ァウセーム・ルキ・ミゥ

ディアーズから幾原武哉の通う高校に文化交流の一環として転校してきた少女。しかし、手違いですでにレンが入学しており、さらに、先に“ご主人様”と呼べる存在を手にしていたことで彼女にライバル心を燃やす。学校生活を送るうちに武哉への愛に目覚めるが、レンを超えることができず身を引くことを決意する。 しかし武哉がレン、ミゥと共に宇宙に行くことにしたため、一緒に地球を去る。

幾原 菜月

幾原武哉の血のつながらない妹。物語の開始直後は海外に行っていたが、後に母親の幾原晴海と共に帰国してきた。武哉のことが好きなお兄ちゃん子で、そのため彼と親しくしているレンやミゥをはじめとするディアーズに警戒心を抱いている。母親とそろってなぜか格闘技に通じている。

キィ

ディアーズから幾原菜月の通う中学に留学している少女で、彼女の帰国後は、菜月にとって数少ないディアーズの友人になる。ディアーズ内部では“ブラックシープ”と呼ばれ、ほかのディアーズたちの世話役、連絡係のような役目を担っている。本部の指令により、欠陥品とされるレンを回収しようとしたが失敗する。

イオ

ある日レンが保護してきたディアーズの少女。ディアーズのなかでもとりわけ幼い見た目をしている。レンは彼女を自分と武哉の間にできた子供と宣言して周囲を驚かせる。しばらく武哉たちと暮らしていたが、やがて和泉寧々子に引き取られる。正体はレンと同じ“ゼロナンバー”の一員でフィナに続くディアーズの統括者候補。 地球人をディアーズが依存するに値しない生物と見きわめ、滅ぼそうとするがレンと武哉の愛情に感化されてやめる。その後はディアーズのなかから希望者を引き連れて、宇宙へと旅立つ。

野仲 宏史

幾原武哉と同学園の男子生徒。ルックスがよく女子によくもてる。学校に転入してきたレンに軽い気持ちで接していたが、じょじょに本気で恋するようになる。しかしレンは武哉を“ご主人様”として認めていたためうまくいかず、同様にレンから武哉を奪いたいと思っていたミゥと共謀してそれぞれの想いを成就させようとする。

フィナ

ディアーズ本部で長らく眠りについていたディアーズの統括者。“ウォッチャー”と呼ばれる。欠陥品として回収されたレンを追って幾原武哉が本部に乗り込んできた際に覚醒し、レンと武哉の仲を認め、武哉をレンの正式な“ご主人様”に認定する。次期統括者のイオが宇宙へと旅立ったため、地球に残って引き続きディアーズたちを見守る存在となる。

幾原 武造

幾原武哉の父親。宇宙科学の権威で宇宙科学センターの主任を務めている。ディアーズ脅威論を唱え、彼女たちが人類を破滅させる可能性を持っていると主張する。ディアーズを排斥するためレンをロケットで宇宙に放逐しようとするが失敗する。武哉との仲はあまり良くなく、武哉がディアーズをはじめとする宇宙に関するものを好きになれない遠因となっている。

ルビ

ディアーズの本部に所属する。ディアーズの教官である“バーカー”の任についており、不慮の事故で脱走したレンを欠陥品として、様々な手段で回収しようとする。やがて幾原武哉の不在のスキをついてレンの回収に成功するが、統括者であるフィナによってレンと武哉の関係が認定されると、それにしたがってレンを解放した。

ザキ

ディアーズの本部に所属する。ディアーズにおける警官、軍人のような役割を果たす“バイター”の一人。完全な奴隷の立場から、奴隷を管理する立場に移った経緯を持つ。ルビの指令を受けてレンの奪還をもくろむが、失敗に終わる。その後野仲宏史を自分の“ご主人様”に選ぶが、野仲には認められずに終わる。

芳峰 蜜香

幾原武哉の通う高校の英語教師。非常にスタイルもよく、授業にも熱心な女性ではあるが、下着で授業するような露出狂であったり、官能小説を教材にするなど、思春期の男子生徒も驚くような変態的な部分も多く見られる。トラブルメイカーな一面もあり武哉の学校生活を脅かす一人。

その他キーワード

ディアーズ

『DearS』に登場する用語。宇宙船で地球に漂着した宇宙人を指すために地球人がつけた名称。自らを奴隷と呼び、他の生物に依存することで種の保存をはかってきた生物。大別して、主に奴隷として他者に奉仕するシープ種と、それを管理するドッグ種がおり、さらにそれぞれの役目に応じてブラックシープ(連絡役)、バイター(警護役)、ウォッチャー(統括者)など、さまざまな役職が存在する。

書誌情報

Dears 全8巻 メディアワークス〈電撃コミックス〉 完結

第1巻

(2002年3月発行、 978-4840220866)

第2巻

(2002年9月27日発行、 978-4840222068)

第3巻

(2003年3月発行、 978-4840223430)

第4巻

(2003年9月27日発行、 978-4840224789)

第5巻

(2004年3月27日発行、 978-4840226516)

第6巻

(2004年8月27日発行、 978-4840227971)

第7巻

(2005年3月26日発行、 978-4840230117)

第8巻

(2005年12月17日発行、 978-4840232890)

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