概要
山梨県にある第三開発室西橋製薬の研究員田中信男は、こじらせた風邪を治すために会社で開発中の風邪薬の試薬を飲んだつもりが、間違えて軍の依頼で開発されていた新薬の極秘サンプルを飲んでしまう。その薬の効果で田中が発するガスの悪臭で、周囲の者たちは次々と意識を失ってゆき、パニックが広がって行く。
登場人物・キャラクター
田中信男 (たなかのぶお)
山梨県にある西橋製薬第三開発室の研究員。風邪をこじらせながら研究業務に勤しんでいたが、同僚に進められ開発中の強力な風薬のサンプルを服用したつもりが、間違えて会社が軍の依頼で密かに開発していたいた、強力な臭気を発生させる新薬の極秘サンプルを飲んでしまった。 発生源の本人は、免疫があるためその臭気に気づかない。
韮崎キョウイチ←台詞以外に資料がなく漢字表記不明 (にらさききょういち)
西橋製薬の新薬開発局長。西橋製薬第三開発室で起きた異常事態の連絡を受け、田中信男に密かに開発中の新薬の極秘サンプルを東京に持ち帰るように命じる。
本部長 (ほんぶちょう)
山梨で発生し、東京に向けて移動する異常臭気の緊急対策本部長で階級は陸将。
大前田 (おおまえだ)
田中信男が所属している西橋製薬の研究所長。軍部の依頼で新薬を開発していたが、新薬を飲んだ田中の発する臭気で意識を失う。
その他キーワード
極秘サンプル (ごくひさんぷる)
『MEMORIES』「最臭兵器」の兵器。軍の依頼でPKO派遣部隊用に大前田が極秘に開発していた新薬の研究過程で、偶然生み出されてしまった強力な臭気を発生する物質。そのサンプルを飲んだ者は、強力な臭気のガスを発生させ、そのガスを吸った者は意識を失ってしまう。 またそのガスは、冬でも植物を開花させる力を持っており、磁気を発生させる。