ガンダムビルドファイターズ

ガンダムビルドファイターズ

近未来、ガンプラを自在に操ることができるガンプラバトルが開発され、世界大会が開催されるまでの普及を見せていた。イオリ・セイはガンプラ制作技術には自信があったが、バトルが苦手で勝つことができずにいた。そこに現れたレイジが見事な操縦テクニックで自分の作ったガンプラ本来の力を見せつけてくれる。ガンプラビルダーとファイター、一人では叶わなかった世界大会を目指す戦いが始める。実在の商品、アニメを扱ったガンプラバトルアニメの第2弾。既存の商品とともに、番組オリジナル機体の商品も展開され、また歴代ガンダム作品の要素を随所に盛り込む等、好評を博した作品。

正式名称
ガンダムビルドファイターズ
ふりがな
がんだむびるどふぁいたーず
原作者
原作者
制作
サンライズ
監督
長崎健司
放送期間
2013年10月7日 〜 2014年3月31日
放送局
テレビ東京
話数
25話
ジャンル
ロボット
 
その他SF・ファンタジー
 
バトル
 
趣味・ホビー
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

近未来において、アニメ作品「機動戦士ガンダム」のプラスチックモデル、通称ガンプラを操作して戦うガンプラバトルが開発され、世界大会が開催されるほどの世界規模でのガンプラブームが巻き起こっていた。

主人公イオリ・セイガンプラバトル世界大会への出場を目指すガンプラビルダーの一人である。実家が模型店ということもあってビルダーとしての能力は優れていたが、ガンプラバトルは苦手で、ガンプラの性能を発揮させることができず、敗退を続けていた。

しかし、ある日出会った謎の少年レイジガンプラバトルの腕前に惚れ込み、自らはビルダーとして、レイジはファイターとして、二人で世界大会に挑むことを決意する。

登場人物・キャラクター

イオリ・セイ (いおりせい)

私立聖鳳学園中等部1年生。実家はイオリ模型という模型店で、幼い頃からガンプラに親しんできた。そのビルダー能力やガンダムの知識量は非常に高い。しかしガンプラバトルは苦手で、選手権でも勝つことができずにいた。 父イオリ・タケシはビルダーとしてもファイターとしても優秀で、ガンプラバトル選手権世界大会の準優勝者。イオリ・セイの目標でもある。

レイジ

イオリ・セイが街で出会った謎の少年。強引で、わがままで、喧嘩っ早く、世間の常識もあまりわかっていない。偶然、ガンプラバトルに参加することになった彼は、初めてであるにも関わらず、卓越した操縦技術を披露する。 その操縦テクニックはイオリ・セイが尊敬する父イオリ・タケシを思わせるものだった。

ニルス・ニールセン (にるすにーるせん)

アーリージーニアスの異名を持つ、天才理学少年。ガンプラバトル選手権は初参加ながら、その驚異的な頭脳を駆使して作り上げた「戦国アストレイ頑駄無」で、世界大会出場を目指す。真の目的はプラフスキー粒子の秘密を解明することで、大会に勝ち進むことでPPSE内部への潜入を目論む。

ユウキ・タツヤ (ゆうきたつや)

私立聖鳳学園高等部3年生で生徒会長。模型部の部長も兼任する学園のアイドル。優れたガンプラ制作能力、バトルの操縦技術を持ち、前回のガンプラバトル選手権世界大会にも出場した経験を持つ実力者。 別名「紅(くれない)の彗星」。イオリ・セイのガンプラビルダー能力には一目を置いている。ガンプラバトル選手権地区大会決勝を前に突然姿を消すが、三代目メイジン・カワグチとして再びガンプラバトル選手権に現れる。

サザキ・ススム (さざきすすむ)

イオリ・セイと同じ街に住んでいるガンプラ・ファイター。イオリ・セイのビルダー能力を高く評価しており、彼のガンプラでガンプラバトル選手権に出場しようと勝負を挑む。高飛車で自己中心的な性格。 MSギャンに並々ならぬ愛情を注ぐ。

マシタ会長 (ましたかいちょう)

プラフスキー粒子とガンプラのバトルシテスムの独占製造&供給により、瞬く間に世界的企業へと成長したPPSE社の会長兼最高経営責任者(CEO)。ガンプラバトル選手権世界大会に出場するレイジを目の仇にして、あの手この手で秘書ベイカーに妨害を指示する。

キララ

事務所の方針でガンプラアイドルとしてデビューしたアキバ系アイドル。とはいえまだ知名度は低く、ガンプラバトル選手権で活躍し、世間に認められようと日々奮闘している。勝つためには手段を選ばない狡猾さも見せる。

アイラ・ユルキアイネン (あいらゆるきあいねん)

フィンランドを拠点とするガンプラチームネメシスのトップファイター。ガンプラ制作経験がなく、ガンダムに関する知識も皆無だが、それを補って余りある操縦テクニックを有している。バトル時にはヘルメットで顔を覆っている。 普段は冷静で感情に乏しいが、夜な夜なチームを抜け出しては日本の美食に目を輝かせるといった一面も見せる。

ヤジマ・キャロライン (やじまきゃろらいん)

大手商社ヤジマ商事の社長令嬢。美術展覧会の常連入賞者で、コウサカ・チナのことを一方的にライバル視している。性格は、高飛車でわがまま。ヤジマ商事がニルス・ニールセンのスポンサーについたのをきっかけに彼と出会う。

コウサカ・チナ (こうさかちな)

私立聖鳳学園中等部1年生。イオリ・セイのクラスメイトでクラス委員。美術部に所属。実家はレストランを経営。ガンプラ制作に打ち込むイオリ・セイの姿を見ているうちに、ガンプラバトルに興味を持つようになる。 理知的で控えめな性格。胸も控えめ。

ヤサカ・マオ (やさかまお)

京都出身のガンプラビルダー。幼い頃からガンプラ心形流造形術を学んでおり、その卓越した制作能力で次期後継者との呼び声も高い。その容姿と京都弁でおっとりとした印象を与えるが、心の中には熱い闘志を宿している。 イオリ・セイの良きライバル。師匠はガンプラ心形流の創始者、師範である珍庵師匠。旅先の旅館で知り合った女将の娘ミサキに恋をする。

リカルド・フェリーニ (りかるどふぇりーに)

ガンプラバトル選手権世界大会の常連で、イタリア代表の実力派ファイター。別名「イタリアの伊達男」。世界中を旅して回っており、立ち寄った日本でレイジと運命的な出会いを果たし彼を鍛える。 趣味はガンプラを使ったガールハントで、成功率80%を誇る。それだけに敵も多く、ドイツ代表のライナー・チョマーらに目の仇にされている。

ラルさん

イオリ・セイの実家であるイオリ模型の常連客。MSグフを愛機とする。フルネームや職業などは謎につつまれている。「大尉」と呼ばれ、様々なビルダーから尊敬されている。イオリ・セイ、レイジの成長を温かく見守る。

その他キーワード

ガンプラビルダー

『ガンダムビルドファイターズ』に登場する用語。ガンプラ制作者の呼称。ガンプラバトルでの機体の性能は使用するガンプラの完成度に比例するため、ファイターとしての技量だけでなく、ビルダーとしてのガンプラ制作能力、改造能力も勝つための重要な要素となる。 世界大会レベルとなると、さらにプラフスキー粒子を有効に使うための工夫も必須となる。

ガンプラ

『ガンダムビルドファイターズ』に登場する商品。アニメ作品「機動戦士ガンダム」のプラスチックモデルの略称。大人から子供まで絶大な人気を誇り、商品の種類も多彩。基本的には、実在の商品に準ずる。

プラフスキー粒子 (ぷらふすきーりゅうし)

『ガンダムビルドファイターズ』に登場する用語。10年前に発明された未知の粒子。その特徴は、ガンプラの素材であるプラスチックに反応して、外部から任意に操作が可能というもの。ガンプラを動かすだけでなく、ビームやミサイル、その爆発までもが再現可能。 詳細は不明で、その技術はPPSE社の独占状態にある。

ガンプラバトル

『ガンダムビルドファイターズ』に登場する用語。六角柱型のバトルシステムを使用して行われる競技であり、ガンプラを意のままに操ることができる。作ったガンプラの制作データが納められているGPベースとガンプラをバトルシステムにセットすると、システムからプラフスキー粒子と呼ばれる特殊粒子が散布される。 これによりバトルベース上のガンプラは劇中の活躍そのままにリアルに駆動する。 バトルベースを連結することにより、より広いフィールドの再現が可能となる。バトルベースは玩具店等にも設置された身近な存在となっている。

クレジット

原作

矢立肇 ,

監督

長崎健司

シリーズ構成

作画監督

大貫健一

音楽

林ゆうき

アニメーション制作

サンライズ

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