ROBOTICS;NOTES

ROBOTICS;NOTES

姉の意志をついでロボ部の存続と巨大ロボット製作の夢に突き進む瀬乃宮あき穂と陰ながら彼女を支える八汐海翔の紡ぐ青春を描くアニメ。身近な技術や専門的な科学技術を散りばめた現実に起こりそうな事態も絡め、一層現実感を演出する。2012年に発売された同名ゲームソフトをアニメ化したもの。『CHAOS;HEAD』、『STEINS;GATE』に続く、科学アドベンチャーシリーズ第3弾。前2作の登場人物や関係するアイテム等が登場する。アニメのほかコミック、ライトノベル等で展開され、舞台化もされた。

正式名称
ROBOTICS;NOTES
ふりがな
ろぼてぃくすのーつ
原作者
原作者
制作
プロダクション I.G
監督
花田 十輝
放送期間
2012年10月11日 〜 2013年3月21日
放送局
フジテレビ
話数
22話
ジャンル
ロボット
 
その他SF・ファンタジー
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

ポケコンと呼ばれる高性能携帯端末が普及し、拡張現実が身近なものとなった2019年。種子島の中央種子島高校ロボット研究部部長瀬乃宮あき穂は、ロボ部の宿願である巨大ロボット製作プロジェクトガンつくプロジェクトを実現すべく奮闘していた。

しかし、部員は部活動には興味なしとばかりにロボット格闘ゲームばかりしている八汐海翔のみ。教頭先生に予算申請をするが、ホビーロボットの格闘大会ROBO-ONEで優勝できなければ廃部、と条件を突きつけられる。

そんな中、海翔は、宇宙ヶ丘公園で、AR上に存在する少女愛理と遭遇し、さらには君島レポートという告発文を発見することになる。

部活動の傍ら君島レポートを収集するうち、世界を脅かす陰謀に巻き込まれてゆく。

登場人物・キャラクター

八汐 海翔 (やしお かいと)

中央種子島高校3年生でロボ部所属。瀬乃宮あき穂とは幼馴染。ロボット格闘ゲームキルバラばかりプレイしている重度の格闘ゲームオタク。ロボ部所属だがロボットには興味はない。 頼みごとをされるとキルバラで勝負をふっかける子どもっぽい面も。あねもね号集団失神事件の後遺症で「スローモー」という発作に苦しむ。極度の疲労状態、または興奮状態に陥った際に起こしやすく、発作中は体感時間が引き延ばされ、人間離れした反応速度が可能となる。 ただし、心身への負担が大きい。同じく後遺症を持つ瀬乃宮あき穂を心配し、彼女を陰ながら支える。

伊禮 瑞榎 (いれい みずか)

伊禮商店の店主。バイク事故により半身不随だが、瀬乃宮みさ希から贈られた外骨格型ロボットHUG(Helpful Unlimited Gear)により不自由ない生活を送る。パッションフルーツまんの完食を条件に、八汐海翔に様々な情報を提供する。

瀬乃宮 あき穂 (せのみや あきほ)

中央種子島高校3年生。八汐海翔とは幼馴染で、共にロボット研究部所属。ロボ部は姉・瀬乃宮みさ希が設立しており、創立以来のプロジェクトであるガンつくプロジェクトの実現を果たすため、部長として奮闘している。 元気で明るい性格だが、目標に対し突っ走る傾向にある。ロボットアニメオタクでもあり、キャラクターの名台詞をことあるごとに引用する。あねもね号集団失神事件の後遺症で「ファスト・フォワード」という発作に苦しむ。 極度の疲労状態、または興奮状態に陥った際に起こしやすく、発作中は体感時間が圧縮され、一瞬で数分間の時間を体感することになり、周囲からはゆっくり動いているように見える。 スコールを愛飲している。父瀬乃宮健一郎はJAXA種子島宇宙センターの所長。

藤田 鉄治 (ふじた てつはる)

ロボットのパーツ取り寄せから技術相談まで幅広く対応し、中央種子島高校ロボット研究部を支える頑固でロックな老人。瀬乃宮みさ希とも交流があった。大徳淳和の祖父だが、怪我をさせてしまったという負い目から長く疎遠な状態が続いている。

日高 昴 (ひだか すばる)

中央種子島高校2年生。冷静で高圧的な言動が目立つ少年。その容姿と雰囲気から女子からの人気は高いが、奥手で異性との交流は苦手。緊張すると台詞を噛んでしまう。ロボット工学に詳しく実用的なロボットを好むため、アニメ系ロボット好きの瀬乃宮あき穂とは方向性が違うため意見が合わないことが多い。 跡を継いで漁師になると父に宣言したことから、ロボットに関する活動は父には内緒で行っており、ホビーロボットの格闘大会ROBO-ONEにはマスクを付けて素性を隠したミスター・プレアデスとして参加している。 しかし、八汐海翔に一目で正体を見破られ、ロボット研究部に入部させられることとなる。

神代 フラウ (こうじろ ふらう)

根暗で口も性格も悪い引きこもりのオタク。会話のはしばしでネットスラングを日常的に使用する。ポケコン上で動作する人気のロボット格闘ゲームアプリ・キルバラのプログラマー。 八汐海翔とはこのゲームを通して知り合う。自己中心的な嫌いがあり、人の話しを聞かず、他人との交流も不得手。男性の同性愛を妄想するという趣味を持つ。母が人気アニメ機動バトラー ガンヴァレルの制作スタッフであり、不可解な死を遂げている。 その調査も兼ねて種子島へ引っ越し、中央種子島高校へ転校するが、家に引きこもることが多く、学校にはあまり登校しない。

愛理 (あいり)

ポケコンのアプリ居る夫。を通すことで見ることができる謎の少女。清楚で儚げでおしとやかな美少女。普段は敬語で礼儀正しい。まだまだ子供らしい無邪気さを見せる妹系キャラ。八汐海翔のことを「お兄ちゃん」と呼び慕っている。 突然性格が変わったように無表情になる事もあり、謎が多い。君島レポートに深く関係しているらしい。額をタップすることで、ゲジ姉モードと呼ばれる全自動情報収集エンジンとなり、対話式で八汐海翔の様々な疑問に答えてくれる。

君島 コウ (きみじま こう)

故人。ポケコン用アプリ居る夫。の制作者。島の各地に隠された君島レポートは彼が書き残したもので、世界に警鐘を鳴らす。八汐海翔がこれを探し集めることで物語が進んでいく。

天王寺 綯 (てんのうじ なえ)

まだ年若いJAXA職員。瀬乃宮あき穂の父瀬乃宮健一郎の意向もあり、ロボ部のガンつくプロジェクトをサポートする。

大徳 淳和 (だいとく じゅんな)

中央種子島高校3年生。気弱な小動物系の少女。努力家でしっかり者。自宅では家事を一手にこなし、食事や弁当を作るため朝は早く、夜は遅いという生活を送っているため、常に寝不足。空手をやっているが、黒帯にすらなれない程度の腕前。 資料を集めたり、時には実際にその場所へ足を運ぶほどの都市伝説好きで、それが縁で八汐海翔と知り合う。しかし、幽霊などのオカルト系は苦手。幼少期の事故が原因でロボット恐怖症だが、八汐海翔の誘いを受けロボ部へ入部する。

瀬乃宮 みさ希 (せのみや みさき)

瀬乃宮あき穂の姉。ロボット好きで、ゲーム好き。中央種子島高校在学中はロボット同好会に所属し、ホビーロボットの格闘大会ROBO-ONE優勝の功績でロボット研究部へと昇格させた。 等身大のガンヴァレルを作るというガンつくプロジェクトの発起人で、設計図を残し、代々のロボ部員がコツコツとその製作にあたる。現在は東京のエグゾスケルトン社で広報兼テストパイロットを務める。 以前は明るく元気な女の子だったが、ある時を境に性格が一変し、瀬乃宮あき穂、八汐海翔とは疎遠となる。

その他キーワード

ガンつくプロジェクト

『ROBOTICS;NOTES』の専門用語。瀬乃宮みさ希が発起人の中央種子島高校ロボット研究部に代々引き継がれているプロジェクト。通称ガンつくプロジェクト。その名の通り、実物大のガンヴァレルを作ることを目指し、瀬乃宮みさ希が設計図を作る。

キルバラ

『ROBOTICS;NOTES』の劇中ゲーム。機動バトラー ガンヴァレルを題材にした、ポケコン上で動作するオンライン3D対戦格闘同人ゲーム]アプリ。メインプログラマーは神代フラウ。 同人ゲームとは思えない完成度で、人気のゲームアプリとなっている。

機動バトラー ガンヴァレル

『ROBOTICS;NOTES』の劇中アニメ。主人公のゲンキがガンヴァレルと呼ばれるロボットに乗って悪の組織と戦うという内容。ロボットブームの火付け役となるほどの人気アニメだったが、最終話は打ち切りにより未放送。 制作スタッフが殺害されるなど不可解な点も多く、様々な憶測を呼んでいる。

ポケコン

『ROBOTICS;NOTES』の専門用語。一般的に普及している携帯情報端末。正式名称はフォンドロイド。タブレット端末に近い外見。通話から通信、ゲームまで用途は様々。

居ル夫。 (いるお)

『ROBOTICS;NOTES』の専門用語。ポケコン上で動作するアプリ。ポケコンのカメラ越しに表示する風景に同期させて画像を表示したり、情報を付加、または他者が関連付けた情報を閲覧するなどのAR技術を生かしたサービスが利用できる。 愛理はこのアプリ越しでしか見ることができない。

クレジット

原作

志倉千代丸 , MAGES.

監督

シリーズ構成

作画監督

高橋英樹 , 海谷敏久

音楽

阿保剛 , 林ゆうき , 橘麻美

アニメーション制作

プロダクション I.G

関連外部リンク

SHARE
EC
Amazon
logo