「pixiv」発祥のwebマンガ5選31 Pt.

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「pixivコミック」内の「comic POOL」にて配信されているマンガ。作者は「音井れこ丸」。お菓子のマシュマロが大好きな中年サラリーマン「日下」と、そんな彼が大好きでマシュマロを使って気を引こうとするOL「若林」が繰り広げるコメディ作品。普段はクールな「若林」だが、口移しでマシュマロを「日下」に与えようとしたり、ヘアゴムにマシュマロを仕込んでみたり、常日ごろから「日下」に猛アタックしている。この時の彼女はまさに恋する乙女。しかし、マシュマロに真っ先に気が向く「日下」はその好意に全く気付かない。「日下」は「若林」の突拍子もない行動に振り回されているが、彼もまた「若林」を振り回しているのだ。そのすれ違いっぷりが非常に面白く、「課長」や「MIO5」といったサブキャラクターたちの存在が本作を更に魅力的にしている。

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「comic POOL」にて配信されているマンガで、「第3回 次にくるマンガ大賞」のWebマンガ部門で1位に輝いた。作者は「久世岳」。教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん「表田裏道」、31歳。爽やかなイケメンだが、実は情緒不安定。子どもたちの前で吐露される“ブラック”な発言の数々は、大人ならきっと共感出来るはず!?初登場時には子どもたちにガラガラの声を指摘され（酒焼け）、子どもたちが二十数年後自分のようにならないためのおまじないなど“大人の闇”が垣間見える発言が盛りだくさんの本作。普段の爽やかな雰囲気から一転、死んだ魚のような目で世の中の悲哀を嘆く「うらみちお兄さん」のギャップがたまらなく面白い。まさしく大人になった“よい子”の心の代弁者である。

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「pixiv」「Twitter」で大反響となった話題作。作者は「はくり」。とある少女に一目惚れした青年は、ある日とうとう少女を誘拐する。しかし、その誘拐は学校ではいじめられ、家庭内では虐待され、逃げ場もなかった彼女にとっては一縷の希望であった。誘拐犯から「幸」の名をもらった少女は「両親と警察から逃げられたら結婚しよう」と誓うのだが……。誘拐犯と被害者という歪な関係だが、2人の間で築かれていく絆は温かで、前途多難であるのは承知の上で「このまま逃げ切って欲しい」と願いつつ読み進めてしまう。「Twitter」などでは読めない書き下ろしエピソードも必見だ。

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「ジーンピクシブ」で配信されている作品。作者は「横山了一」。20万人が集うイベント“コミケ”に参加していた「今野武士」（タケシ）。目当てのグッズや同人誌を手に入れ喜んでいた彼は、突如落ちた雷により戦国時代へタイムスリップしてしまう。「タケシ」は「木下藤吉郎」の配下として迎え入れられ、コミケで培ったスキルを活かして戦果をあげていく。作中で「タケシ」が披露するスキルは、所謂「コミケあるある」。人混みをすり抜けるスキルで戦場の兵士をかわし、抱き枕カバーで大将を生け捕り、時には宴でオタ芸を披露する――。コミケで培ったスキルで様々な場面を切り抜けていく「タケシ」の活躍から目が離せない。

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こちらも「Twitter」「pixiv」で人気を博した話題作である。作者は「カエリ鯛」。ラテン語・英語も操る知的でクールなナイスミドルな社長は、なんとオタク! しかも“ボーイズラブ”にも造詣が深い「腐女子」の男性版、「腐男子」だった! 本作はそんな社長と、社長秘書でもある作者が織りなす日常エッセイである。星座にまつわる逸話を教えてくれたり、相手の会社規模を説明する時に「壁」と囁やけば意味が一発で通じたりする「社長」。作者の絶妙なツッコミも相まって、読後には「こんな会社で働きたい」と感想を漏らす人も多いことだろう。