『名探偵コナン』の人気キャラクター・安室徹が所属するなど、超法規的な活動を行う組織として漫画にもよく登場する「公安」。国家の脅威に対して密かに活動する、公安組織や職員が登場する作品をピックアップした。
謎多き組織「公安」が登場する漫画5選!
出典:小学館
『名探偵コナン』の人気キャラクター・安室徹が所属するなど、超法規的な活動を行う組織として漫画にもよく登場する「公安」。国家の脅威に対して密かに活動する、公安組織や職員が登場する作品をピックアップした。
出典:マンガペディア
「黒の組織」に飲まされた謎の薬のせいで子どもの姿になってしまった、江戸川コナンこと工藤真一が、数々の難事件の解決に挑む大人気推理漫画だ。テレビアニメ、劇場映画など各種のメディア化でも大きな人気を獲得しており、2018年には「リアル脱出ゲーム」とコラボした「公安最終試験(プロジェクト・ゼロ)からの脱出」などリアルイベントも開催。
本作に登場する公安関係者といえば、なんといっても安室徹だ。物語の主人公・江戸川コナンの拠点でもある「毛利探偵事務所」の階下にある喫茶店「ポアロ」のアルバイト兼、同事務所の所長・毛利小五郎の弟子というのが表の顔。だがその正体は警察庁警備局警備企画課(通称「ゼロ」)に所属する公安警察官で、本名は降谷零。さらに、コナンと深い因縁を持つ「黒の組織」にもスパイとして潜入しており、そこでは「バーボン」と名乗って謎多き組織の内部を調査している。作中ではコナンと協力関係にあり、その明晰な頭脳と行動力、優れたドライビング技術などを駆使して、数々の難事件の解決を手助けしている。劇場映画でも大きくフィーチャーされ、作中でコナンに次ぐヒーロー的な位置づけを獲得している。
出典:マンガペディア
高度な電脳化が進んだ近未来世界で、電脳を利用したテロや特殊犯罪に対抗するべく結成された、内務省直属の攻性公安警察組織「公安9課(通称:攻殻機動隊)」。その活躍を描いた、サイバーパンクSFの金字塔的作品。押井守監督による映画版は海外でも高い評価を集め、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』ほか、多数の関連作品が制作された。
脳とネットワークを直接接続する「電脳化」や、サイボーグ技術を使った人体の「義体化」が当たり前となった、2029年の日本。その余波でテロや汚職・暗殺といった犯罪行為が多数発生し、社会は複雑さと凶悪さを増していた。本作はその世界観をベースにしたもの。内務省公安部の部長・荒巻大輔が結成した特殊部隊「公安9課」が、世に暗躍するハッカー「人形使い」を追う物語を描いた、シリーズ第1作だ。実戦部隊を構成するのは、格闘・射撃から電脳戦までこなすリーダー・草薙素子、元レンジャーのバトー、9課内では珍しく義体化をほとんどしていない、元刑事のトグサら個性豊かなメンバーたち。彼らは多彩な銃器や、AI搭載の多脚思考戦車「フチコマ」などの兵器を使いこなし、陰謀渦巻く数々の事件の真相に迫る。
出典:小学館
20XX年、東京の下町。江戸時代の町と30万人もの住民たちが時を越えて出現する、驚愕のタイムスリップ事件が発生! 「江戸エリア」とよばれるその区域は、日本の混乱を狙う者たちが暗躍する場所となり、10年後、治安維持のため封鎖されてしまう。過去の人々と現代人が共存する奇妙な都市で、江戸の公儀隠密・神保兵衛と警視庁公安・桜田咲人の2人は、町を守るために奔走する!
時空を超えて"江戸の町”が出現した東京を舞台に、タイムスリップ×バディものというコンセプトで描かれた作品だ。他国の工作員を捜査する、警視庁公安部所属の公安警官・桜田と、江戸時代に秘密捜査を任されていた公儀隠密というポジションの神保。生きる世界は違えど、似た役割をこなしてきた二人がコンビを組み、街を襲う脅威に立ち向かう。隣国「極北人民共和国」が裏で糸を引く危険な犯罪に対し、神保が刀、桜田が銃を駆使して戦うなどのアクション要素が見どころだが、さらに興味深いのが2人のカルチャーギャップだ。幕府の制度にのっとり隠密の役割を全うしようとする神保と、現代人の桜田では社会の違いから生まれる激突も多く、それを乗り越えて理解を深めていく2人の姿も、ドラマを大きく盛り上げている。
出典:講談社
天才ハッカー・ファルコンという裏の顔を持つ高校生・高木藤丸が、公安調査庁の秘密組織「THIRD-i(サードアイ)」に協力し、日本を震撼させるテロ計画「ブラッディ・マンデイ」の脅威に立ち向かうサスペンス巨編。『BLOODY MONDAY Season2 絶望ノ匣』、『BLOODY MONDAY ラストシーズン』の2つの続編も発表され、2008年にはテレビドラマ化もされている。
高校生ハッカー・高木藤丸が、宗教組織を母体とするテロ集団と戦うさまを描いた本作。天才的なハッキング技術を持つ藤丸は、ロシアで起きた事件の鍵を握るファイルを解析する。だがそれをきっかけに、あろうことか日本転覆を目論む巨大な陰謀に呑み込まれていく。本作に登場する公安は、法務省管轄の情報機関である「公安調査庁」。ストーリー上の主要人物でもある藤丸の父・高木竜之介が、治安維持を担当する「公安調査庁調査第一部第三課(通称:THIRD-i(サードアイ))」に所属している。藤丸は父の依頼によって事件に関与し、ハッキング技術で捜査をサポート。ストーリー終盤では、藤丸自身もTHIRD-iの一員となる。
出典:KADOKAWA
超能力にも似た特殊能力を備える「特異人種」と呼ばれる人々を監視し、その能力を使った犯罪を取り締まる組織「公安部特異人種課」。同課に新たな主任として配属されたのが、異能を持たない35歳の警部補・常田基博。彼は、憑依能力を持つ捜査官・要柊一とバディを組み、特異人種たちが起こす様々な事件の解決に挑む。緊迫のクライム・サスペンス。
特殊な力を持つ異能者が存在し、その事実が政府によって秘匿されている日本社会。犯罪を起こそうとする「特異人種」たちに対抗するための特殊チーム「公安部特異人種課 生活安全推進室」、通称「特異課」の活躍を描いた作品だ。危険な職務に当たる捜査員は、他人に憑依し体を乗っ取れる要柊一、予知能力で犯人を追い詰める桜井美月、電子機器を遠隔操作できる横峰凛太郎など、犯人と同様に特殊能力を持つ。多彩な能力が駆使される異能バトルに加え、非能力者である同課主任・常田の視点から垣間見える、特異人種たちが抱える苦悩や葛藤が織りなすドラマも見どころだ。
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