トキメキ足りてる?少女マンガ作品5選68 Pt.

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『マーガレット』で連載されていた、「森下Suu」による少女マンガ。「高嶺ちゃん」とも呼ばれ、男女からモテる学校一の美少女「柴石すいれん」は、過去のトラウマから人と話すのが苦手。しかしそんな彼女が気になるのは、女子と話すのが苦手な「川澄太一」という空手一筋の男子だった。純粋すぎて恋心に気付かない彼らの恋物語が始まる。本作は、「すいれん」と「太一」がゆっくりと距離を縮めていく過程を、繊細で綺麗なタッチで描いている。また、中々一歩を踏み込めない「すいれん」たちを、友人たちが優しく見守る暖かな世界である。進展が焦れったいと思いつつもキュンとしてしまうマンガだ。

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『別冊フレンド』で連載中の少女マンガ。作者は「みきもと凜」。優等生で通っている主人公「花澤日奈々」には、ささやかな秘密がある。それは、“おとぎ話のような恋”をすることだ。ある日、映画の撮影で超絶イケメン俳優「綾瀬楓」が「日奈々」の通う高校にやって来る。エキストラで参加出来ることになった彼女は、間近で見た「楓」に「リアル王子様だ」と喜ぶが……。本作を簡潔に言い表すならば、“シンデレラストーリー”だ。平凡な学校生活を送る主人公が元・アイドルの人気俳優と恋に落ちるのは、マンガでなければ出来ない体験である。出会いから恋愛に発展していく流れはもちろん、「楓」の取る行動にキュンとすることが多い。また、登場人物の意外な一面も描かれており、キャラクターそれぞれに魅力がある。

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作者「星森ゆきも」が『Sho-Comi』で連載していた少女マンガ。幼馴染みの「和泉凜」に「お前はゴミクズでダメなヤツ」と言われ続け、全く自信が持てない主人公「春名優羽」。しかし、実際の彼女は校内で注目される美少女である。そんな2人と同じマンションで育った「歴」と「蛍太」は見守っていくのだが……。本作のキュンとするポイントは、何と言っても「凜」である。「ゴミクズ」と「優羽」に言うのは、好きすぎて意地悪をしてしまう愛情の裏返しだった。一方で「優羽」も「凜」が好きなのだが、自分に自信がなく告白出来ないという、両想いなのにすれ違いの状態。かなり面倒くさい男子「凜」だが、何よりも「優羽」を溺愛する姿にはキュンとしてしまうことだろう。

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『りぼん』で連載されていた少女マンガ。作者は「酒井まゆ」。幼い頃から厳しい兄たちに囲まれて育ってきた少女「星崎すばる」は、人気者の兄たちの影響で、入学当初から周囲に注目されていた。そんな中、入学早々1週間停学になったクラスメイト「吉田新」と出会い、絶対に関わらないでおこうと心に誓うが……。主人公はイケメンの兄2人に溺愛されているが、それを窮屈に感じている女の子だ。しかし、“異星人”の通称が似合う「新」と交流していくにつれ、惹かれていく。少女マンガの王道展開だが、2人の兄と「新」たちの行動には「すばる」を通してキュンとしてしまうだろう。

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『花とゆめ』で連載中の少女マンガ。作者は「ミユキ蜜蜂」。バスケ部のマネージャー「町田由希」は、密かにキャプテンに片想いをしていた。ところが、彼には恋人がいることを知り、告白する間もなく失恋。ひとり泣いているところを後輩「成瀬翔」に見られてしまう。生意気で強引な「成瀬」の真っ直ぐなアプローチに「由希」は……?本作の面白いところは、クールな主人公が生意気な後輩にペースを乱され、徐々に気になる存在へ変わる過程だ。「成瀬」の行動によって感情ごと振り回される「由希」が、必死に自分を律しようとする姿が可愛らしい。第一印象は最悪なのに惹かれていく、気持ちを素直に認められない、年上にぐいぐい言い寄る年下、などキュンとする要素が盛り沢山だ。