『けものフレンズ』図鑑!「リカオン」編136 Pt.

TVアニメ『けものフレンズ』に登場するキャラクターをご紹介。今回ピックアップするフレンズは、ネコ目イヌ科リカオン属リカオンの「リカオン」。生物学上の「リカオン」と合わせて、彼女の生態をご紹介していこう。

別名「ハイエナイヌ」とも呼ばれるイヌ科の動物で、大きな丸みを帯びた耳介が特徴的な種。体毛は白や黒、オレンジがかった黄色の斑で、長さは短く毛質も硬い。成長した「リカオン」の雌は群れを離れて他の雄の居る群れに合流するが、雄は群れにとどまりそのまま生活していく。そうして残った数頭から30頭の血縁関係のある雄で群れが形成されるが、そうした動物の中では珍しくその群れのリーダーは雄ではなく雌が務める。「リカオン」は社会性の高い動物であり、群れで狩りを行う場合は、狩りの前にメンバー同士で体を舐め合い士気を高める習性がある。狩りはチームワークを活かした持久戦が用いられ、獲物を仲間全員で追いかけながら弱い個体を見極め、ターゲットを絞ると群れを分散させながら徐々に獲物を追い詰めていく。優れた脚力とスタミナ、チームワークを有している故に、「リカオン」の狩りはサバンナで一番の成功率を誇っており、その勝率は80％にも及ぶとされている。

「ジャパリパーク」にて「セルリアン」を討伐しているハンターの一員。「～ですよ」といった丁寧語を使うフレンズで、リーダーである「ヒグマ」から出される指示を「オーダー」と呼ぶのが特徴的。ハンターとして活動するにはやや臆病な性格で、「セルリアン」を前にしても少々ビビっているような発言をする事が多い。しかし、やる時はきちんとやるタイプであり、「ヒグマ」の立てた作戦にも素直に従い、戦闘においても臆する事無く立ち向かっていく。また元々の動物である「リカオン」が追跡能力に優れている故か、「リカオン」本人もそうした面に秀でており、作中でも「ヒグマ」や仲間である「キンシコウ」から離れ単独で「セルリアン」を追跡する役割を担っていた。