ビールは、6000年以上前から飲まれていた歴史豊かな酒だ。日本でも、いわゆる地ビール文化がすっかり根付き、その味わいの幅はさらなる広がりを見せている。今回はそんなビールの魅力を描いた作品をピックアップ。読めば喉が鳴り、ビールが飲みたくなる漫画揃いだ。
取り敢えず生! ビールの魅力はそれだけに留まらない
出典:小学館
ビールは、6000年以上前から飲まれていた歴史豊かな酒だ。日本でも、いわゆる地ビール文化がすっかり根付き、その味わいの幅はさらなる広がりを見せている。今回はそんなビールの魅力を描いた作品をピックアップ。読めば喉が鳴り、ビールが飲みたくなる漫画揃いだ。
出典:小学館
入浴に並々ならぬ拘りを持つ女性の日常を描いた、リラックスタイム・ストーリー。読めば、風呂上がりのビールが思い浮かぶこと請け合いだ。主人公・生実野早夜子は、ハヤタ食品に務める25歳のOL。普段は仕事をテキパキとこなし、定時にはキッチリ帰宅するクールな女性だ。そんな彼女だが、大好きなお風呂を前にすると、表情を崩してはしゃぎまくる「湯女子」に大変身する。
世界でも有数の温泉大国である日本は、風呂好きな人々が多い。その中でも極めつけに風呂好きなのが、本作の主人公・生実野早夜子だ。彼女が暮らすアパートは、ただの木造アパートだが、風呂だけはリフォームされた立派なもの。早夜子の日々の楽しみは、その風呂で過ごすリラックスタイムだ。春には桜の花びらを浮かべ、漢方薬の桜皮を煮出した桜の湯。仕事で疲れが溜ったときは、炭酸カルシウムで泡立つ湯船に、プラネタリウムの組み合わせで身体と心を癒す。普段はクールな早夜子だが、新たな入浴のアイディアが思い浮かぶと、表情が一変。その疼きは、風呂に入るまで治まらない。そんな早夜子の姿を見るだけで、思わず風呂上がりのビールが飲みたくなる人も多いはずだ。
出典:白泉社
大学デビューで、生活力に欠ける元ガリ勉少女・稲葉すずな。彼女の隣人で、料理上手なクラスメイトの男子・瀬戸晴海。2人の奇妙な関係を描いたクッキング・コメディ『トナリはなにを食う人ぞ』の続編。ビールを飲んで「ほろよい」姿のすずなが表紙に。大学を卒業したすずなは、瀬戸との同棲生活をスタート。ちょっぴりオトナになった2人の、美味しさ満点の暮らしが幕を開ける。
サブタイトルの「ほろよい」からも解るように、本作は酒とつまみをメインに据えた内容となっている。大学入学のために上京し、偶然アパートの隣同士となったすずなと瀬戸。紆余曲折の後、恋人同士となった2人は、大学卒業と就職を機に、同棲生活を始めることとなる。新たな生活をスタートするにあたって、すずなと瀬戸は1つの約束事を決める。それは、毎晩2人でお酒を飲んで、その日の出来事を語り合うこと。まだまだ不器用なすずなだが、大学4年間の修行を経て、料理の腕も進歩。瀬戸と交代で料理を行うようになる。本作で描かれる料理は、材料と手順を丁寧に解説。充実したおつまみメニューの数々は、ビールが飲みたくなること間違いなしだ。
出典:KADOKAWA
クラフトビールの魅力を初心者にも解りやすく伝える、ユニークな擬人化ビールコミック。主人公・二条麦穂は、とあるブラック企業に勤めるOLだ。理不尽すぎる仕事の連続に嫌気が差した彼女は、衝動的に会社を退職する。その直後、ビールを運搬中の男性と激突。台無しにしたビールを弁償するため、麦穂は彼が務めるビアバーで働くこととなる。
クラフトビールとは、大ざっぱに言うと小規模な醸造所で生産される手作りビール、いわゆる「地ビール」を指す言葉だ。醸造所によって素材や製法が異なり、その味わいも千差万別。その中から、自分に合ったビールを探すのが、クラフトビールの醍醐味だ。本作の主人公・二条麦穂は、ふとした成り行きで、ビアバーの店員となる。実はビール嫌いの彼女は、常連客に勧められ、クラフトビールを飲んで気絶。麦穂が目覚めると、そこは、クラフトビールが人間として暮らす不思議な世界だった。彼らとの交流を通じて、麦穂は次第にクラフトビールに魅了されていく。ホワイトエールにピルスナー、ペールエールほか、各種ビールをユニークな手法で解説する本作は、まさにビールが飲みたくなる漫画だ。
出典:ComicWalker
主人公・花小路ほっぷは、お酒が大好きな女子大学生。彼女はビールの爽快な喉越しと、1杯目の旨さには文句なし。その一方で、メーカーが違っても大差のない味わいに、不満を感じていた。そんな彼女が、大学のオリエンテーションで目にしたのは、新規サークルの「ビール愛好会(仮)」。ビールの魅力を喜々として語る二条こむぎに興味を惹かれた花小路は、サークルに体験入会。さらに、こむぎが働くビアダイニング「麦」へと足を運ぶ。その日を境に、花小路は、「古くて新しいお酒」ビールの魅力に目覚めていく。
ビールに対して、主人公・花小路ほっぷと同じように「どのメーカーでも同じ味わい」というイメージを抱く人は、意外と多い。しかしそれは、大手メーカーのビールのほとんどが、「ピルスナー」というスタイルで造られていることに起因する。ビールは、細かく分類すると100以上ものスタイルがある。スタイルによって味わいが異なるのはもちろん、適した飲み方やグラスも違ってくる。本作では、ドイツ、ベルギーのような伝統的なビールから、流行の最先端を行くモダンスタイルのビールまで、様々なビールを紹介。単に、のど越しで楽しむだけに留まらない、ビールの奥深い魅力を解りやすく伝えている。何より、美味しそうにビールを味わう花小路の姿を見ると、ビールが飲みたくなること請け合いだ。
出典:アース・スター
ビール好きOLが、グラスを傾けながら送る緩やかな日常を描いた、ほろ酔い四コマ漫画。主人公・すずは、ビールが大好きなOL。彼女は親友のミナや、ミナの後輩ユキらと共に、街の居酒屋や自宅で、たわいない話に花を咲かせながら、料理に舌鼓を打ち、酒を酌み交わす。また、ときには1人で飲むのも乙なもの。すずの毎日は、酒と共に過ぎていく。
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