今年発売より20周年を迎える、大ヒット携帯育成ゲーム「デジタルモンスター」通称「デジモン」。ゲームのヒットを受け、1999年から4年間放送された初期のアニメシリーズは、子供向け番組ながら、人間界と異世界が交錯する緻密な世界観と、子供が冒険の中で出会う「デジモン」という魅力的な存在が人気を博し、当時の小中学生ばかりでなく、大人たちまでも熱狂させた。今回は初期テレビアニメシリーズの4作品より、主人公たちの相棒である「パートナーデジモン」から特に魅力的なキャラクターたちをピックアップする。気になったあなたは、無料公開中の『デジモンアドベンチャー』第1話からチェックしてみよう!
まずは第1作目より、主人公「八神太一」の「パートナーデジモン」である「アグモン」を紹介。食いしん坊でのんびり屋、無邪気で熱い性格。必殺技は口から火の玉を吐く「ベビーフレイム」。大きい恐竜のような口とギザギザの歯で笑う笑顔がとてもキュート。加えてパートナーの「太一」やその他の子供たちにも、友達感覚で接するところが何ともいえずかわいらしい。細かいことを気にしない鈍感タイプなので、場を和ませるほほえましいエピソードが多い。
次いで、同じく第1作目より、最年長の子供「城戸丈」のパートナーデジモンである「ゴマモン」。やんちゃで少し生意気、向う見ずな性格。必殺技は魚たちを操り攻撃する「マーチングフィッシーズ」。アザラシのような外見と、額からモヒカン様に生えた毛、大きな目がとてもかわいく、猫のような口の形もチャームポイント。自分の事を「オイラ」と呼び、可愛さを引き立たせる。思慮深く慎重なパートナーの「丈」とは正反対の性格のため、凸凹な掛け合いが漫才のようで、思わずほほえんでしまう。
次は第2作目より、「高石タケル」の「パートナーデジモン」「パタモン」。正確には第1作目より登場するが、今回は2作目枠として紹介する。泣き虫で素直、健気な性格。1作目ではその性格も相まって、他の「デジモン」に守られることが多かったが、今作では少し頼もしくなり、飛ぶスピードも速くなった。必殺技は口から空気の玉を出す「エアショット」。丸みを帯びた体に短い4本足、頭から生えた2つの大きい翼のような耳がキュートなフォルム。その耳でふわふわ飛ぶ姿もかわいい。パートナーの「タケル」とは大の仲良しで、特に彼に対しては甘えん坊な一面も。「タケル~! 」と呼びかける声に思わずキュンとする。
第3作目、『テイマーズ』より。「李健良(リー ジェンリャ)」の「パートナーデジモン」である「テリアモン」。マイペースでのんびりした楽観的な性格。ゆるい口調で「無問題(モーマンタイ)~」と言うのが口癖。必殺技は両耳をプロペラの様に回して竜巻を起こす「プチツイスター」。ぬいぐるみのような丸いフォルムがキュートで、大きくてもふもふの耳、額から生えた短いツノが特徴。普段の性格と見かけによらず、戦闘時は闘争本能をあらわにすることも。最初は目立たないようにぬいぐるみの振りをしていたため、「健良」の妹「小春」から少し雑な扱いを受けるが、必死に耐える姿がなんとも健気でかわいらしい。
最後は第4作目『フロンティア』より。「氷見友樹」の進化デジモンである「チャックモン」。本作は前作までと少し異なり、子供とデジモンがパートナーになり旅をするのではなく、異世界に行った子供たちが「ヒューマンスピリット」の力で「デジモン」へと進化する。「チャックモン」は「友樹」が最初に「氷のスピリット」で進化した姿である。「チャックモン」の内面「友樹」は、泣き虫で臆病だがとても優しく、いざという時には勇気を発揮する性格。必殺技は、体をツララ状にして敵に飛びかかる「ツララララ~」。白くまのぬいぐるみが武器と防具で武装したような見た目で、ヘルメットの正面のくまのマークがキュート。「友樹」の控えめな内面と、武装して武器で攻撃するという外見のギャップが魅力的なデジモン。