脅威の飯テロ作品『異世界居酒屋のぶ』で食欲増進!?291 Pt.

ファンタジックな異世界の古都アイテーリアが舞台。技術的なものを見るに、おそらく中世ヨーロッパのような世界だ。
そこでは日夜兵士たちが厳しい訓練をしていた。訓練に明け暮れる彼らの楽しみといえば食事。
とくに最近話題になっているお店は「居酒屋のぶ」。
ファンタジックな世界に突如現れた、現代日本風の居酒屋は、アイテーリアの人たちの心と体と胃袋を今日も癒している。

ライトノベルを元にコミカライズされた作品。現在はヤングエースにて連載中、コミックは1巻が発売中。

居酒屋のぶの大将は「ノブ・タイショー」とみんなから呼ばれている。
給仕は可愛いシノブちゃん。そして生ビールの名前はトリアエズナマ。
メニューはすべて日本語で書かれているが、この世界の人たちには読むことはできない。
居酒屋のぶは、突如現れた異国情緒溢れる店なのだ。

そんな居酒屋のぶは現代日本の技術でできている。
異世界でガラスはとても高価なもの。それを普通に使っているのぶを見て、客は高級店ではないのかと思うのだが、値段は非常に安価でフレンドリー。
沢山食べても銀貨1枚だとか。まぁこの銀貨1枚が日本円でどれくらいの価値なのかはわからないのだが。
兵士たちが安いと言って支払える金額なので、良心的な価格設定なのだろう。

店には当然エアコンが完備されている。外が寒くても、のぶの店内はとても暖かい。そういうところもこの店が人気の秘密である。
出てくる料理は、おいしく安心で新鮮なものばかり。ファンタジックな世界では口にすることすらも珍しい料理が並ぶ店。アイテーリアで人気な理由はここにあった。

このマンガの一番の魅力は、登場する料理がどれもこれもおいしそうなところだ。
作者の画力も伴い、本当においしそうに見える。食べものがおいしそうに感じられるのは、やはり表情や食べ方の描写が絶妙だからだろう。みんな良い表情で食べている。

どの話をみても、おいしそうでおなかが減ってくる。
とくにトリアエズナマが実においしそうだ。

夜中や食事制限中に読んだらおなかが減って我慢できない! そんな飯テロ作品『異世界居酒屋のぶ』をぜひ読んでみてほしい。