関係性も萌えのひとつ! 主従アニメ7選437 Pt.

出典：Amazon.co.jp

主人公「ハヤテ」は、両親が背負った借金の返済のため、バイトをして生活を支えていた。そんなある日、両親は彼に約1億5000万の借金を押し付け、消息を絶ってしまう。借金取りのヤクザに追われ途方に暮れていた彼は、偶然「ナギ」という少女と出会う。彼女を誘拐し身代金を得ようと企むが、計画はあっさり頓挫。しかし、いくつもの誤解と勘違いの結果、彼は借金の肩代わりに、実は大富豪の令嬢である「ナギ」の執事として仕えることになったのだった。
「ハヤテ」は薄幸体質ではあるが、常人離れした身体能力を持ち、家事や裁縫、勉強面でも隙がない。一方の「ナギ」は可憐な容姿と飛び級するほどの頭脳を持ちながら、わがままで素直ではない性格。色恋に鈍感な執事と、彼を異性として意識するお嬢様の行く末が気になる作品だ。

出典：Amazon.co.jp

魔界の王「サタン」は「聖十字大陸エンテ・イスラ」を征服しようと四人の「悪魔大元帥」と共に人間界へ侵攻していた。しかし、聖剣を手にした「勇者エミリア」率いる一行に敗れ、「サタン」は腹心「アルシエル」と異世界ゲートを使って撤退。魔力が足りず、悪魔から人間の姿になった彼らは、魔力が存在しない現代の日本の東京へ降り立った。
魔力回復を図り「エンテ・イスラ」へ帰るため、彼らは戸籍・住居・職業を手に入れる。「サタン」こと「真奥貞夫」は正社員を目指してファーストフード店でアルバイト。「アルシエル」こと「芦屋四郎」は魔力回復の情報を得るため専業主夫となっている。行動的で接客も臨機応変な対応が出来る「真奥」だが、無駄遣いで家計を赤字にするので、「芦屋」がまるで母親のようにたしなめる場面などは面白い。

出典：Amazon.co.jp

「シンプルイズベスト」がモットーな高校生「城田真昼」。彼はある日、道端で1匹の黒猫を拾い、「クロ」と名付けた。ところが、その「クロ」の正体は契約した人間に従う「SERVANT（下僕）」の「VAMPIRE（吸血鬼）」、「怠惰」を司る吸血鬼の「真祖」であった。意図せず「主人（イヴ）」になった「真昼」は、「七つの大罪」を司る吸血鬼の「真祖」たちと、存在しないはずの「八人目」の「真祖」との戦争に巻き込まれるのだった。
「真昼」は世話焼きで面倒見がよい高校生。そして「クロ」は引きこもりがちで面倒くさがり屋である。境遇や種族、そして性格は違えども、二人の間柄は「血」で繋がった主従関係。物語が進むにつれて芽生える「絆」を見守りたい作品だ。

出典：Amazon.co.jp

旧家の令嬢「凜々蝶」は、家名が優先されるなど自分の置かれた環境に息苦しさを感じていた。それ故に身についてしまった悪癖を改善するため、「メゾン・ド･章樫」に住むことを条件に、実家から出て一人暮らしを始める。そこは入居者に必ず「シークレットサービス（SS）」がつく、万全のセキュリティー、そして、妖怪の先祖返りが暮らす高級マンションであった。
鬼の先祖返りである「凜々蝶」は自分の身は守れると「SS」を断るが、引っ越し初日、彼女の「SS」になることを希望する「双熾」が待っていた。礼儀正しくも、言質をとって自分の思い通りに物事を運ぶ「双熾」。彼の変質的なお世話や言動に振り回されつつも、歩み寄ろうとする真面目で繊細な「凜々蝶」との関係性が微笑ましい。

出典：Amazon.co.jp

由緒正しき「犬神使い」の一族「川平家」。「川平啓太」は一族の末裔ではあるが、能力不足やその他の事情で勘当されてしまう。そんな彼の前に現れたのは、「ようこ」という犬神だった。清楚で美しく従順な「ようこ」と主従の契約を結び、共同生活を始める「啓太」。しかし、「ようこ」の従順さは契約してもらうための演技で、本性は破壊を好む破天荒な問題児だったのだ。
本作は、「啓太」が「ようこ」に振り回され、トラブルに巻き込まれながらも魔物退治に奔走するファンタジーコメディー。「啓太」はお金も女の子も好きなお調子者だが、裏表もない性格であり、嫉妬深い「ようこ」の「お仕置き」を受けることも多いが、主従共々、精神面でも「犬神使い」としても成長していくアニメである。

出典：Amazon.co.jp

「高華王国」国王の一人娘「ヨナ」。彼女は父親や護衛の「ハク」、彼女が想いを寄せる従兄の「スウォン」などといった周りの人から大切に育てられていた。
そして迎えた16歳の誕生日、「ヨナ」は反対されていた「スウォン」との結婚を認めてもらおうと父の部屋へ向かう。しかし、彼女が目撃したのは事切れた父と、刀を血で濡らして立っている「スウォン」だった。
謀反によって全てを奪われた「ヨナ」は「ハク」に助けられ、城を脱出。やがて彼女は神託に従い「建国神話・四龍伝説」に登場する「四龍の戦士」の力を借りるため、「ハク」と共に旅に出る……。
「ヨナ」と「ハク」は軽口を叩ける気の置けない、親友のような関係だが、「ハク」の方は「ヨナ」に恋心を抱いており、謀反前の「ヨナ」の「スウォン」への気持ちを優先し幸せを願っていた。また、無知でか弱かった「ヨナ」は、最強の武人である「ハク」に戦い方を教わり凛々しく、したたかに成長していく。二人の「友達以上恋人未満」のような主従関係がどうなっていくのか、物語の結末と同じくらい目が離せない。

出典：TVアニメ ゼロの使い魔F｜オフィシャルウェブサイト

平凡な高校生「平賀才人」はある日突然、異世界「ハルケギニア」に召喚される。召喚したのは、魔法の才能がないせいで「ゼロのルイズ」という不名誉な呼び名を付けられた少女、「ルイズ」。契約により「才人」の左手にはルーンが浮かび上がり、「ルイズ」の「使い魔」になってしまった。こうして、彼女に「犬」と罵られながらも、「才人」の異世界での生活が始まる……。
「ルイズ」は名門公爵家の三女で、多くのコンプレックスを抱えており、貴族としてのプライドが非常に高く怒りっぽい。「才人」は好奇心旺盛で少しだらしなく、どこかヌケているが、彼もプライドが高く意地っ張りな部分があり、そのため、「ルイズ」など気に入らない相手には挑発もする。
出会った当初はまったく噛み合わず、「ルイズ」が「才人」の楽天的な性格もあって殴られることも多かった。そんな二人が互いを深く知っていくうちに主従以上の気持ちを抱いていく様は見どころである。