肩の力を抜いてゆったり視聴でき、かつ1クールで話がまとまっているアニメ作品を紹介する。
日常系とはまた趣向の異なる、珠玉の和み系アニメをご紹介。
肩の力を抜いてゆったり視聴でき、かつ1クールで話がまとまっているアニメ作品を紹介する。
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家でも学校でも登下校中でさえも、いつも無気力で眠そうな男子高校生「田中」と、そんな「田中」の世話を焼くコワモテおかん系男子「太田」の、ゆるっとだらだらした学校生活及び日常風景を描く本作。見ているだけでだんだんとまぶたが重くなってくるほどに、「田中」の日常はけだるげ。そんな「田中」の周りには、個性豊かににぎやかな人物が多いのだが……。その中でもマイペースを貫く「田中」。ただだらけるだけではない、心置きなくだらけるために頑張る、といった本末転倒ともとれる努力すらしてしまう彼からは、だらけることへの相当の熱意が窺える。青春真っ只中の男子高校生の高校生活のはずだが、気張らずにのんびりと視聴できる本作は、時間に追われ、課題に追われ、使命感に追われ、そんな心に余裕がなくなってしまった人におすすめしたい作品である。
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これまでまったく妖怪の存在を信じていなかった「芦屋花繪」は、ある日突然白くもじゃもじゃした妖怪に憑りつかれてしまい、高校入学以来、7日間にわたって保健室登校を余儀なくされていた。学校に普通に通えないのはもちろん居心地が悪いが、何よりも、日に日に体調が悪くなっていくことが大問題だ。そんな中ですがったのは、「妖怪祓い屋」の貼り紙だった。
本作は、妖怪に困り果てていた主人公「花繪」と、四畳半の茶室「物怪庵」の主「安倍晴齋」が、「現世」に迷い込んでしまった妖怪たちを導き救う物語。人知の及ばない奇怪な存在「妖怪」を扱う本作だが、悪い妖怪と戦って妖怪退散! といった内容ではなく、妖怪と交流をはかって理解を深め、その上で妖怪自身のために祓うというものだ。複雑な設定などはないため、妖怪ものとしてはとっつきやすく、ライトな感覚で見ることができる。心の片隅に少しのしんみり感を残しつつも、見ていてほんのりと温かい気持ちになる作品だ。
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日々パソコンと向き合い、仕事の忙しさに追われて疲弊した毎日を送っていたシステムエンジニアの「小林さん」。マンションに一人で暮らす「小林さん」は、ある日、自宅の玄関前にてメイドの恰好をしたドラゴン「トール」と出会う。「トール」曰く、「小林さん」自身がうちに来てメイドをやれと誘ったらしいのだが、あいにく泥酔していたために前日の記憶はさっぱりだった。しかし、なんやかんやでドラゴンと人間の同居生活は始まってしまい……。
本作は、「トール」とその知り合いのドラゴンたちが人間界でハチャメチャにやりつつ、次第に人に対して親しみや家族としての情を抱いていく、温かさが心に沁みる作品である。人間とドラゴンの間では認識の齟齬が起きることも珍しくなく、何もかもうまくいくわけではない。それでも、しっかりと向き合い、乗り越え、家族にも近い関係となっていく。個性豊かなドラゴンたちと営む暮らしに、ほっこりするだろう。
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魔女には、15歳になったら独り立ちして社会に出るというしきたりがあった。新米魔女「木幡真琴」もそれにならい、一人前の魔女になるために青森県弘前市にやってきた。親戚の家でお世話になりながら、いとこの「倉本圭」や学校の友人、魔女や不思議な存在たちと交流しながら、魔女の修行もほどほどに悠々自適な毎日を過ごしていく……。
そんなのんびりした空間を描いた本作。青森の自然や風土と触れ合いながら魔女修行に励むという内容だが、魔女とはいっても魔術でバトルを始めたりはしない。主要人物であり登場回数も多い「真琴」と「圭」が、これでもかというくらいにゆったりとした口調で会話を進めるため、作品全体の雰囲気に拍車をかけて、のんびりまったりとした空間を楽しむことができる。
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本作は、「県立真田北高校(男子校)」に通う主人公「タダクニ」とその友人「ヒデノリ」「ヨシタケ」の三人を主として、男子高校生たちのおバカな日常を描いたギャグアニメである。純真な男子高校生たちが、「タダクニ」の家でだらだらしながら駄弁るだけだったり、道端に落ちていた木の棒を拾って「ドラクエ」ごっこを始めたり、遠くで話している女子高生たちの会話内容を予想してアテレコしたり、缶蹴りの缶の代わりに友人の大事にしている「ガンプラ」を使っちゃったりと……。日常とはいうが、いわゆるあるあるネタから「ない」ネタまで、幅広くシュールギャグが盛り込まれた作品となっている。また、スカートというものがどんな感じのものなのか、妹のスカートを拝借して試そうとしたり、付き合いが長いほど些細なことでイラッとしてしまったり、とりあえずみんなで集合できる友達の家があったりなど、妙にリアリティを感じる話もある。くすりとするものから腹を抱えて笑ってしまうネタまで、とにかく笑いに事欠かないため、元気がなくなってしまったときにぜひ、力を抜いて見てほしい。
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