オマヌケ神ねこ様がかわいい『サチコと神ねこ様』279 Pt.

サチコはいわゆる理系女子、リケジョだ。
アタマも良く美人な彼女だが、女子力が皆無である。
炊事ができず、食事はいつもコンビニ弁当。タバコを吸いまくるので部屋はヤニで汚れている。楽しみといえば酒という有様。
さらに残業が多いので、当然の如く彼氏もいない。本当に女子力が皆無なのだ。

ある日、そんな彼女の元に神様が降臨する。
自宅に持ち帰った仕事の最中、突然降臨した神様。それはなんと神ねこ様だったのだ。
神ねこ様はサチコが昔、外国人観光客の財布を拾って警察に届けたおかげで、観光客が増え、その施しでこの間まで生きながらえてきたネコが、神様になったものだった。

恩返しをしにきた神ねこ様にサチコは願いを伝える。
１． 今の仕事で年金がもらえるまで働けること
２． 40才手前で宝くじ一等当選
３． 旦那はしょって子供くれ

当然神ねこ様はこの願いを……。
神ねこ様にはそんな願いを叶える力は全然なかったのでした!
大それた力はなーんも持っていない神ねこ様。特殊技能といえば、人間男子に変身できることと、透明になることくらい。
と言うわけで、神ねこ様はいつのまにやら、まるで専業主婦のような存在に……。
掃除に洗濯、ゴミ出しにご飯の用意と頑張って、サチコの生活を内側から支えるのだった。

Pouchで連載中、コミックは第1巻が発売中。

サチコの同僚の木下君のもとで飼われる事になった、数学が得意な天使ねこのクロちゃん。
サチコの弟のジロー。彼はネコアレルギーだけれど、ねこが大好き。
彼らとサチコ、神ねこ様の繰り広げる日常がとても面白い。

神ねこ様の特技は、英語だ。
ぺらぺらと話すことができるのは、外国人観光客から餌をもらっているときに覚えたのだろうか。
神ねこ様とゆかいな仲間たちの物語を楽しんでみてほしい。