『名探偵コナン』の素晴らしき暗号トリック特集！オススメ５選82 Pt.

シャーロック・ホームズの大ファンであるコナンは、ロンドンに到着すると真っ先にシャーロック・ホームズ博物館に向かう。そこでコナンは「ホームズを捜している」という少年アポロと出会い、ホームズの弟子を名乗って彼から話を聞きだした。アポロは謎の男から、大量殺人を予告する暗号文「黙示録」を受け取ったという。すぐに暗号文の謎に挑むコナンだが、その時コナンと共にロンドンに来ていた蘭が新一に電話をかけてくる。その電話から聞こえた時計塔の音で、新一（コナン）が同じ街にいることが蘭にばれてしまった。コナンは暗号文と恋、一度に二つの問題に奔走することになる。新一と蘭の関係にも変化が訪れる、重要なエピソードだ。

10年前、新一はおばけの噂を聞いて蘭と共に夜の校舎へ忍び込んだ。その時、図書館で待ち構えていた謎の男から「ハイドの怒りを鎮めよ」という暗号文を渡される。その男は新一に「私は君の弟」だと告げ、謎が解けたら正体を明かすと言う。「怒り」とは「船の碇」であると気付いた新一は杯戸港へ向かうが、そこには新たな暗号があった。蘭と新一は次々とそれらを解いていくが、結局最後までたどり着いても謎の男の正体は不明のままだった。その思い出を振り返る中、新一はとある事実と、最後の暗号の解き方を間違えていたことに気づく。少年時代の新一たちや、新一の父である工藤優作と「とある男」との因縁も描かれたエピソードだ。

毛利小五郎とコナンたちは、山奥の洋館「黄昏の館」に招待される。そこには小五郎の他にも五人の探偵が招かれており、彼らは「神が見捨てし仔の幻影」というサインから招待主が「怪盗キッド」であると推理していた。そしてマネキンに仕込まれたテープによって説明が行われた直後、探偵の一人が毒殺されて、館に通じる橋も落とされてしまう。探偵たちに与えられたのは、遺産の隠し場所を示す不吉な暗号文。残った探偵たちは謎を解こうとするが、仲間割れにより次々と殺害されていく。真犯人はそれを冷めた目で見ていたが、そこに「七人目の探偵」から暗号を解いたと知らせるメッセージが届く。

コナンを訪ねて東京へやってきた平次たちは、まず和葉の父である遠山刑事部長の部下だった楠川の元を尋ねた。しかしそこで楠川が関わっていた事件に巻き込まれ、監禁されてしまう。犯人の伊藤は弁護士で、自分の脱税を指南した証拠が保管されている貸金庫の暗証番号を調べていたのだ。その暗証番号は七文字×七行にわたって数字とアルファベットが並んだ暗号文で書かれており、伊藤の目的はその暗号を平次に解かせること。絶体絶命の状況で暗号を解読した平次は、逆にその暗号文を利用してコナンに救援要請を送る。コナンでは珍しい、最初から犯人が判明した状態で始まるエピソードだ。

東都タワーで偶然荷物を取り違えたことで、三角や四角などの謎の図形が描かれた紙を手にいれた元太、光彦、歩美たち。宝の地図だとはしゃぐ３人に、コナンは呆れ半分で付き合うことになる。しかしそれは、イタリアの強盗団が隠した金貨のありかを示す本物の暗号文だった。暗号の謎に頭を悩ませるコナンだが、図形が街の看板を示していることに歩が気づく。コナンたちは暗号が示す通りに街を巡るが、何故か宝を見つけることができない。しかし日が暮れた時、暗号文の真の意味が彼らの前に現れるのだった。核心となる謎を解くのはコナンだが、歩美の子供らしい素直な発想が暗号を解く重要な鍵となるエピソードだ。