『刀剣乱舞-花丸-』刀剣男士便覧「山姥切国広」64 Pt.

刀剣育成シミュレーション『刀剣乱舞-ONLINE-』を原作としたアニメ『刀剣乱舞-花丸-』に登場する「刀剣男士」たち。刀を男性として擬人化することで女性から多くの支持を得て、そこから実際の刀に対し興味をもつ“刀剣女子”が生まれるきっかけにもなった。そんな人気アニメでもある『刀剣乱舞-花丸-』のキャラクターを、実際の刀の情報と合わせて紹介する。

戦装束は「堀川派」揃いのストライプ柄のブレザーのような上着と、灰色のスラックス。「山姥切」はそこに青いネクタイと水色のニットを合わせ、最後に頭から薄汚れた白い布を被っている。内番服はえんじ色のジャージで、この時も布は手放さない。
自身が「写し」であることを気にしており、少々卑屈な性格。それ故、賛美されることに抵抗があり、故意に汚れた布をまとっている。ちなみに、布の下の素顔や煌く金髪はとても綺麗。
とはいえ一度戦となれば勇猛果敢で、作中では「今剣」を庇いつつ叱咤激励し、見事に敵を撃破していた。

号：「山姥切国広（やまんばぎりくにひろ）」
刀長：二尺三寸三分（約70.6センチ）
反り：2.8センチ
刀工：「堀川国広」
制作時期：安土桃山時代後期
主な元所有者：「長尾顕長」
保存場所：個人蔵

霊剣「山姥切」を手本として、「長尾顕長」の命により「堀川国広」が新たに打った刀。ちなみに「山姥切」という号は、その名の通り「山姥」を退治したことからつけられた。「写し」ではあるが、「堀川派」の祖である「堀川国広」の最高傑作と誉高い名刀（「贋作」ではないので注意して欲しい）。1962年、重要文化財に指定されている。なお個人蔵ではあるが、2017年に約20年ぶりとなる一般公開がされている。