上流階級ミステリー『うちの執事の言うことには』144 Pt.

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高里椎奈原作、作画は漫画家の音中さわき、キャラクター原案は佐原ミズが務める。月刊ＡＳＵＫＡで連載を開始し、角川書店からコミックス第四巻発売中。文庫は角川文庫より第八巻発売中。父の突然の引退声明により烏丸家の二十七代目当主となった烏丸花穎。父の行動に困惑しながらも幼い頃から全幅の信頼を寄せる鳳が執事として仕えてくれる事に喜びを感じていた。しかし期待に胸を膨らませて留学先のイギリスから帰国した花穎を待っていたのは鳳ではなく見知らぬ青年衣更月。鳳への思い入れが強く、新しく執事として花穎に仕える事になった衣更月を受け入れられない花穎。しかし衣更月の方も鳳に特別な思い入れがあり、それ故に二人の息が合わない。そんな主従関係の二人が次々と起こる事件を解決していく、上級階級ミステリー。

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このマンガは烏丸家の若き当主となった花穎と新執事衣更月の上流階級ミステリー。息が合わず、どこか噛み合わない不本意な主従関係の二人だが事件を解決するごとにお互いの成長が見られる。二人の気持ちの変化や徐々に深まる関係に注目してもらいたい。主従関係といえばお互いに信頼し合っている設定が多いが、そういったマンガや小説とは少し違う点が面白い。そして音中さわき氏が描く花穎君がとても可愛く、衣更月がとても素敵だ。他の登場人物達もとても華やかで魅力的なのでそちらも楽しんでもらいたい!