鉄道を舞台に事件が起こる漫画オススメ5選0 Pt.

推理小説では人気の題材に、走る密室「鉄道・列車」があり、これを舞台とした名作が数多くある。今回は鉄道内で事件や騒動が起こる漫画作品をピックアップ。閉ざされ、移動する空間で起きる物語をご堪能あれ。

作成日時:2023-09-26 19:00 執筆者:マンガペディア公式

鉄道を舞台に事件が起こる漫画オススメ5選

出典:集英社


『逆転裁判~その「真実」、異議あり! ~逆転特急、北へ』

『逆転裁判~その「真実」、異議あり! ~逆転特急、北へ』

出典:集英社

大ヒットゲーム『逆転裁判』シリーズのコミカライズ作品。主人公の成歩堂龍一は綾里千尋が営む「綾里法律事務所」に所属する新米弁護士。ある日、千尋が何者かに殺害され、彼女の妹の真宵に容疑がかかる。信頼する上司を喪い、弁護士としての経験も浅い成歩堂。だが彼は、肉親を喪い無実の罪で哀しむ真宵のために立ち上がり、見事事件を解決したのだった。

本作はゲームのコミカライズ作品だが、この「逆転特急、北へ~」は、原作ゲームにないアニメ版オリジナルストーリーが元になっていて、原作ゲームでシナリオを担当した巧舟がシナリオ監修として携わっている。千尋の事件解決後に真宵とともに「成歩堂法律事務所」を開設した成歩堂は、大晦日に大富豪リッチナンデから豪華な特別特急「銀星号」の初運転に招待された。リッチナンデと面識のない成歩道は訝しがるが、豪華列車に乗りたい真宵に押し切られて招待に応じることになった。列車には顔見知りの糸鋸刑事や裁判長も乗り合わせていた。だが列車が発車して暫くした後、銃で武装した乗務員達とリッチナンデに銀星号は占拠されてしまう。


『月館の殺人』

『月館の殺人』

出典:小学館

綾辻行人原作、佐々木倫子作画のタッグで描かれる本格鉄道ミステリー漫画。沖縄に住む女子高校生、雁ヶ谷空海は母を亡くし天涯孤独になった。だがそんな空海に北海道に住む大富豪の祖父がいることが判明する。祖父に会うために北海道へ向かった空海は、祖父が招待した者だけが乗れる「幻夜」という列車に乗車。だがこの列車内で殺人事件が発生する。

空海は母の死により大富豪の孫娘であったことが判明したが、祖父はその道では有名な鉄道マニアだった。空海の母は父親の異常なまでの鉄道愛を憎み、鉄道そのものも嫌悪していた。そんな母親の影響で空海は人生で一度も鉄道を利用したことがなかった。空海は祖父に会うため、祖父からの招待客しか乗れない夜行列車「幻夜」に乗車することになった。他の招待客は乗り鉄、撮り鉄、時刻表鉄などのかなり重度な鉄道マニアたちだった。乗客たちのあまりにもマニアックな言動に振り回された空海は疲弊し、早々に自室へ避難して、薬を飲んで眠りについた。その後、目を覚ますと乗客の一人が殺されていた。またその頃世間では、首都圏の鉄道マニア連続殺人事件のニュースが流れていた。


『警視庁十津川警部の事件簿&鉄道ミステリーベストコミックシリーズ』

『警視庁十津川警部の事件簿&鉄道ミステリーベストコミックシリーズ』

出典:amazon

時刻表ミステリーの大家、西村京太郎原作の推理小説のコミカライズ作品。警視庁「十津川班」のリーダーである十津川省三警部は、信頼する部下である亀井刑事たちと共に難事件を解決。そんな十津川たちの前に立ちはだかる犯人たちは、狡猾にアリバイを作り上げ犯罪を隠蔽しようとする。しかし「十津川班」はそんな悪を決して見逃さない。

本作は西村京太郎の代表作で、二時間ドラマも50作以上作られた人気シリーズ。本シリーズの見どころは電車の時刻表を巧みに使ったアリバイトリックだ。十津川警部たちは犯人のアリバイトリックを時刻表の中から読み解き、不可能と思われた犯行を実証する。また実際に足を使って列車に乗り、列車同士の連結や切り替えで起きる「空白」を埋めていく。しかし、時には十津川警部たちが犯人に利用されてしまう事件も発生する。『特急おおぞら殺人事件』では家族旅行中の亀井刑事が息子を誘拐されてしまう。犯人の指示に従った亀井刑事は罠にはまり、殺人事件の容疑者になってしまう。頼りになる亀井刑事の力を借りることが出来ないという苦境で、十津川は事件解決を目指すのだった。


『バッカーノ! 1931 The Grand Punk Railroad』

『バッカーノ! 1931 The Grand Punk Railroad』

出典:amazon

成田良悟原作の人気ライトノベルのコミカイライズ作品。1711年、悪魔の召喚に成功し、不老不死の酒を手にいれた錬金術師がいた。その酒を巡って人々は騙し騙され大騒ぎ。そして時は流れ1931年のアメリカ。シカゴ発ニューヨーク行き大陸横断鉄道フライング・プッシーフット号に悪党共がそれぞれの思惑を持って列車に乗り込んでいく。

原作は不死の酒を巡る人々の群像劇で、シリーズごとに主人公が変更される物語。タイトルの「バッカーノ」はイタリア語で「バカ騒ぎ」という意味の言葉で、個性的なキャラたちが起こす騒動を指している。本作『バッカーノ! 1931 The Grand Punk Railroad』は1931年のアメリカ、シカゴ発ニューヨーク行き大陸横断鉄道フライング・プッシーフット号を舞台にしたストーリー。この列車には黒服のテロリスト集団「幽霊(レムレース)」とマフィア崩れ率いる白服の殺人集団、さらにシカゴの少年ギャング集団や魔術師、強盗カップルが乗り合わせていた。さらに夜になると現れる伝説の怪物「レイルトレーサー(線路の影をなぞる者)」が乗客を惨殺。史上最悪のバカ騒ぎの幕が上がる。


『名探偵コナン』78巻「漆黒の特急編」

『名探偵コナン』78巻「漆黒の特急編」

出典:小学館

少年探偵の活躍を描いた大人気ミステリー漫画。黒ずくめの組織が開発した薬によって子どもになってしまった高校生探偵、工藤新一。新一は江戸川コナンと名乗り、幼なじみで父親が探偵事務所を開いている毛利蘭の家で居候していた。そして秘密を共有する仲間と共に密かに黒の組織を追っていた。第46回小学館漫画賞少年部門受賞作。

アニメや映画でも大人気となっている長編ミステリー漫画から、鉄道が舞台の作品、コミックス78巻の「漆黒の特急編」を紹介する。ベルツリー急行が開催するミステリーツアーに参加したコナンたち。列車内での「ゲーム」のはずだったが、実際に殺人事件が起きてしまう。このツアーに参加した乗客たちは、かつてとある火災に巻き込まれた被害者たちだった。事件の謎を追うコナン。その一方で、黒ずくめの組織はこのベルツリー急行に元組織員のシェリーが乗るという情報をキャッチし、コードネーム「バーボン」にシェリー抹殺の指令を下した。列車内の殺人事件と黒ずくめの組織との攻防、これまで謎であったバーボンの正体が判明するなど、複数の物語が同時進行する名エピソードだ。


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