めちゃくちゃツイてる「ラッキー祭」！オススメ漫画５選28 Pt.

ラッキーマンは、地球を守るために幸運の星からやって来たが、地上では人間の身体を借りなければならない。襲われている片思いの女子を助けられると知った洋一は合体を決意し、ラッキーマンとなって復活する。彼は、ラッキービームなどのへなちょこな技と幸運の連続でカマキリ星人を倒すことに成功。その後、努力マン・勝利マンなど個性的なヒーロー達と共に地球の平和のために戦ってゆく。序盤はさまざまな敵を持ち前の「ラッキー」で倒すゆるい日常が描かれているが、やがてヒーロー達が互いに戦う「H-1グランプリ」や大宇宙神を決定する「大宇宙統一トーナメント」など、バトル漫画としての様相を呈してゆく。王道のジャンプ系のギャグとバトルの融合を楽しむことができるだろう。

クロハは持ち前の幸運で賭け麻雀に勝利し、相手のヤクザを壊滅させる。しかし、幸運を引き寄せるほどに周りが不幸になるジレンマと、彼女を利用する比場浦に悩まされ飛び降り自殺を図る。一方、虹介は事故から無傷で生還し、街を歩いていたところ頭上から降ってきたクロハと激突しそうに。すんでのところで彼女を救い、運命を嘆くクロハに自分の考えを伝える。正反対の生き方をしてきた虹介に感銘を受けるクロハであったが、比場浦の組の追手がすぐそこまで迫っていた。虹介は生後2ヵ月で毒蛇に襲われたのをはじめ、事故やハプニングに見舞われ続け、常に不幸に付き纏われてきたが、全て自分の力で跳ね返し生きてきた。幸運であることが本当に幸せなのか、改めて考えさせられる作品だ。

女神は幸運の力を用いて「様々な国や宗教の戦争を次々と終わらせる」ことから、各国の要人とも繋がりを持っていた。彼女はついに戦争根絶を成し遂げるが、息つく暇もなく、ロシア大統領から「今日中に月が地球に落ちてくる」という事実を突きつけられる。超弩級の天災が地球に起こるのには理由があった。日本に住む「疫病神」と呼ばれる少年がありとあらゆる不幸を呼び起こすからだ。要人は彼女に疫病神の殺害命令を下すが、女神は彼を救うことを決意する。地球滅亡のリミットが迫る中、果たして彼女は危機を止めることができるのか、疫病神を救うことができるのか。女神は「難しいことはわからない」が口癖で、天真爛漫なおバカキャラだ。その一方で仁義に厚く、その正義感に感動をおぼえるだろう。

市子の持つ、自らを幸せにする力「幸福エナジー」は強大過ぎて、反動で周りの人を不幸にさせてしまうほどだった。紅葉は運の均衡を図るべく「貧乏神道具（アイテム）」を駆使し彼女から幸福エナジーを吸い取ろうとするが、激しく抵抗され徒労に終わる。その翌日、市子が唯一心を許していた執事の諏訪野菊之進（すわのきくのしん）が心筋梗塞で倒れてしまう。自分のせいで諏訪野が倒れたと気づいた市子は、初めて他人のために幸福エナジーを使おうと決意する。当初は自己中心的で傲慢な振る舞いを見せていた市子だったが、諏訪野をはじめとした他人を助けるうちに少しずつ人として成長してゆく。ドタバタバトルを経て、紅葉との間に奇妙な友情が芽生えてゆくのも面白い。

リリィと名乗る美少女は、アクマや魔王から地上を守る魔法天使であった。共に現れた精霊のチャッピー曰く、恵介は「ラッキースケベの申し子」とのことだ。実は、恵介には無意識にお色気ハプニングに遭遇してしまうという特殊能力があった。魔王に対抗するため、恵介に宿る「聖器」の力を貸して欲しいとチャッピーに懇願され、彼は股間に「銃聖器（ガンセイキ）・ゼツリンバスター」を装着させられる。恵介はリリィの胸を揉み精力を高めることでゼツリンバスターを発射させ、魔王を倒すことに成功する。彼らは残り99人の魔王を倒すべく、行動を共にしてゆく。本作は終始ラッキーなエロ描写満載で、男の欲望のバカバカしさを垣間見ることができる。気軽に読み進めるにはぴったりだ。