そうだ、売国しよう~天才王子の赤字国家再生術~

そうだ、売国しよう~天才王子の赤字国家再生術~

鳥羽徹の小説『天才王子の赤字国家再生術 〜そうだ、売国しよう〜』のコミカライズで、えむだが初めてコミカライズを手掛けた作品でもある。「巨人の背骨」と呼ばれる巨大な山脈が、東西を分断する大陸を舞台にしている。大陸北部に位置する弱小国であるナトラ王国の王子ウェイン・サレマ・アルバレストが、売国を夢見ながらも列強諸国を相手に大立ち回りを繰り広げるファンタジー戦記。ずぼらで怠け者のウェインが、持ち前の才覚と外面のよさで降りかかる難題を解決していく爽快さが魅力。また、他国の有能な国王や官吏との対決も、時にコミカルに、時にシリアスに緩急をつけながら描かれる。スクウェア・エニックス「マンガUP!」で2019年10月から連載の作品。原作小説版は2022年1月に『天才王子の赤字国家再生術』のタイトルでTOKYO MXほかでテレビアニメ化。ウェイン・サレマ・アルバレストを斉藤壮馬、ニニム・ラーレイを高橋李依が演じている。

正式名称
そうだ、売国しよう~天才王子の赤字国家再生術~
ふりがな
そうだ ばいこくしよう てんさいおうじのあかじこっかさいせいじゅつ
原作者
鳥羽 徹
漫画
ジャンル
ファンタジー
 
その他アクション・アドベンチャー
レーベル
ガンガンコミックスUP!(スクウェア・エニックス)
巻数
既刊12巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

ウェイン・サレマ・アルバレスト

大陸北部に位置するナトラ王国の王子。摂政の地位にあり、現国王が病のために国政を一手に担っている。公明正大にして文武双方に優れた人物として、国の中枢のみならず国民たちからも慕われる賢君。しかし、実はものぐさでだらしのない性格で、非常に打算的な考えの持ち主。自国であるナトラ王国を周辺諸国に比べて資源も武力もない弱小国であると見なしており、事あるごとに売国したいとわめいては、王子や摂政といった責任から逃れる方策を考えている。だが、その才能は確かなもので、戦働きや政治、謀略をはじめとして部下一人一人の名前を一万人の兵卒に及ぶまで覚えているなど、多方面に並外れた才覚を持つ。王子筆頭補佐官として仕えるニニム・ラーレイとは幼い頃からの仲で、学生時代には大陸一の強国と知られるアースワルド帝国の士官学校へ共に留学していた。主従関係にありながら、ふだんから軽口を叩いてはふざけあっていることが多い。一方で、彼女のことを自らの「心臓」と例えるほど大切に思っており、彼女が被差別民族であるフラム人であることを揶揄するような言動をした者に対しては、相手がどのような階級であれいっさいの容赦をしない。妹のフラーニャ・エルク・アルバレストを溺愛し、彼女に対しては慕われる兄であろうと振る舞っている。

ニニム・ラーレイ

ナトラ王国で、王子筆頭補佐官を務める女性。文武に優れた優秀な人物で、摂政として国政を担うウェイン・サレマ・アルバレストを公私共に支え、戦場では一軍を率いて槍働きをすることもある。大陸西部で奴隷階級として差別されるフラム人で、彼らの特徴である白い髪に赤い瞳という外見を有する。ナトラ王族に代々仕えるラーレイの一族であり、フラム人の次期族長と目されている。そのため、幼い頃から王子であるウェインの側で仕えており、気の置けない関係。ウェインのことを異性として慕っているが、人目がないとすぐに怠けようとする彼の尻を叩いてやる気を起こさせたり、軽口を叩き合ったりするなど、その関係性は男女の仲とはほど遠い。一方で、ウェインが己の「心臓」と称するほど大事にしてくれていることも理解している。また、フラム人であることを揶揄した人間に容赦しないウェインの性格をおもんぱかって、事を荒立てないように先回りして行動している。

クレジット

原作

鳥羽 徹

キャラクター原案

ファルまろ

書誌情報

そうだ、売国しよう~天才王子の赤字国家再生術~ 12巻 スクウェア・エニックス〈ガンガンコミックスUP!〉

第1巻

(2020-02-12発行、 978-4757565197)

第7巻

(2022-07-07発行、 978-4757580039)

第8巻

(2022-11-07発行、 978-4757582323)

第9巻

(2023-04-07発行、 978-4757585010)

第10巻

(2023-09-07発行、 978-4757587601)

第11巻

(2023-12-07発行、 978-4757589315)

第12巻

(2024-03-07発行、 978-4757590748)

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