概要・あらすじ
ごく普通の田舎町、天野川町。この平和な町に危機が迫っていた。地球の衛星であるヘイト星の生命体が、天野川町に魔人を送り込んできたのだ。ヘイト星のやつらは、負の感情で地球を覆い尽くそうとしている。ヘイト星の魔人に対抗できるのは、愛の感情エネルギーあふれるアモル星が生み出す魔法少女のみ。そんなわけで、アモル星生命体のレオは、魔法少女に変身できる美少女と契約するために、町を歩きまわっていた。
しかし、良い人材に巡り会えず、疲れ果ててある家に上がり込む。ヤケになって酒を飲んで酔っ払ったレオは、いつのまにか、その家の主人であるおばあちゃんの紅林梅に愚痴をこぼしていた。ベロベロになったレオは、梅に契約書にサインしてくれと言い残して寝てしまう。
翌日、正気を取り戻したレオは、たいへんな事をしでかした事に気づく。美少女ではなく、おばあさんと魔法少女の契約を交わしてしまったのだ。やがて、町に魔人が出現したとの連絡が入り、レオはやむなく梅を連れて現場に向かう。そこにいたのは魔人、ルイ・アベル。女性への恨みから、三次元の女をフィギュアに変えてしまう危険な男だった。
迷っている暇はない。一か八か、レオは梅を変身させた。すると、梅の肉体は若返り、愛らしい魔法少女が出現したのだ。梅は、魔人をあたたかく包んで悩みを聞いてやった。そして割烹着の美少女に変身して、手料理を振る舞う。梅の包容力ともてなしに、魔人は浄化されて人間に戻った。こうして、究極のギャップ萌え魔法少女、梅は誕生した。
次々と町に襲い来る魔人達を、老女の癒やしと少女の愛らしさで浄化させていくのだった。