あらすじ
第1巻
ある夜、白子綾香の家に妖怪あかなめが訪問して来る。いきなりの事でとまどってしまった綾香は、最初あかなめを拒否するが、玄関の外であかなめが泣いているのを聞いて中に招き入れる。そして、いっしょに翌朝まで部屋で過ごした綾香は、あかなめに「なめこ」という名前を付けてあげる。朝になって家を出ようとするなめこに、綾香は「このまま家にいていいよ」と声を掛けるのだった。(第1話。ほか、14エピソード収録。)
第2巻
白子綾香は、同居する妖怪のなめこ、クラスメイトで友達の碧井サンゴ、秋刀ヒカリ、貝田洋子達と騒がしくも楽しい日々を送っていた。しかし、ある日から急になめこの態度がそっけなくなり、些細な事で喧嘩してしまう。きつく言い過ぎた事を後悔して、仲直りの方法を考えながら学校から帰って来た綾香は、なめこからのお別れの手紙を見つけるのだった。(第28話。ほか、14エピソード収録。)
登場人物・キャラクター
白子 綾香 (しらこ あやか)
妖怪あかなめのなめこと同居する女子高校生。年齢は16歳。両親は海外出張中なため、今はなめこと二人で暮らしている。面倒見がいい性格で、いろいろと手のかかるなめことの生活を、大変だと思いながらも気に入っている。なめこに垢をなめられるのも、最初は恥ずかしがっていたが、回数を重ねるたびに慣れていく。
なめこ
人の垢が大好物な妖怪で、見た目は長い髪をした少女。靴を履くとすぐに転ぶため、冬場でも裸足でいる。天真爛漫な性格で、非常に前向きな考えの持ち主。白子綾香がほかの人間よりいい匂いだったため綾香の家に押しかけ、綾香と同居を始めて毎日綾香の垢をなめている。綾香の事が大好きで、綾香といつもいっしょにいたいと思うようになり、綾香の学校まで無断でついていく。 クラスメイトに見つかって綾香の妹と身分を偽ってからは、綾香といっしょに学校に行くようになる。
碧井 サンゴ (あおい さんご)
白子綾香の友達の少女。綾香、秋刀ヒカリ、貝田洋子と共に行動しており、四人の中では一番背が高い。落ち着いた性格で、大人っぽく見られる事が多い。極度の寒がりなため、冬場はあまり外に出る事はなく、外出する時は過剰なまでに服を着込む。
秋刀 ヒカリ (あきは ひかり)
白子綾香の友達の少女。綾香、碧井サンゴ、貝田洋子と共に行動している。天然気味な性格で、学校への行き帰りの道やを忘れたり、下着を履き忘れたりと、いろいろな事を忘れてしまう。
貝田 洋子 (かいだ ようこ)
白子綾香の友達の少女。綾香、碧井サンゴ、秋刀ヒカリと共に行動している。ヒカリからは「洋ちゃん」と呼ばれている。関西弁でしゃべり、同人誌を作るほど漫画やゲームが大好き。綾香となめこの関係や仕草を同人誌のネタにしている。
九太郎 (きゅうたろう)
なめこに好意を寄せるヴァンパイアの少年。なめこを捜して白子綾香の通う学校までやって来るが、そこで複数の女子生徒に子供扱いされて逃げ出してしまう。なめこ捜しの途中で秋刀ヒカリと出会い、ヒカリの協力もあってなめこと再会するが、なめこからはすっかり忘れられていた。なめこが自分の事を思い出すまで、ヒカリを下僕にしてヒカリの家に居候する。 ヒカリからは「九ちゃん」と呼ばれている。
淡雪 (あわゆき)
姉と慕うなめこを捜しに来た雪女。なめこからは「雪ちゃん」と呼ばれている。道を聞こうとして碧井サンゴに声を掛けるが、無視されたため強引にサンゴの肩に乗って学校までやって来た。なめこと再会したあとはサンゴの家に居候し、なめこや九太郎達と楽しい日々を過ごす。
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