概要・あらすじ
教室の最後列、窓際から一番目に座る男子高校生、関 俊成は、とんでもない遊び好きだ。先生が気づかないのをいいことに、授業中に内職という名の1人遊びをしている。隣席に座る女子高校生の横井るみは、これを見かねて注意しようとするが、関くんの興じる遊びのクオリティの高さに、驚かされたり、ハラハラしたり、時には感動したりと、ついつい夢中になってしまう。
果たして、彼女が平穏無事に授業を受けられる時は来るのだろうか。
登場人物・キャラクター
横井 るみ (よこい るみ)
白髪でボブカットの女子高校生。教室の席は最後列の窓際から二番目で、関くんの隣である。先生の目を盗んで行われる関くんの1人遊びを、何とかして止めようとする真面目な子。しかし、関くんの遊びに気を取られるあまり、授業の内容を聞き逃してしまったり先生に怒られることもしばしばである。 サイレントで繰り広げられる関くんの1人遊びを自分なりに解釈し、時には共感、時には消しゴムを使って邪魔したりする。そのため授業中は関くん以上に表情の変化に富んでいる。関くんの証拠隠滅があまりにも巧みなため、周りからとばっちりを受けることもある。かわいい動物やグッズには目がなく、そういった遊びには積極的に介入していく。 編み物が得意で、編検2級を持っているのが自慢である。
関 俊成 (せき としなり)
短髪の男子高校生。教室の席は最後列、窓際の特等席。隣席にるみ、前席に前田高広がいる。授業中の1人遊びに情熱のすべてを注ぐ、遊び心豊かな男の子で、大掛かりな道具と準備で机をこしらえては、非常にクオリティの高い内職をしている。先生にバレそうになると、驚きの速さで証拠隠滅を図るため、今まで先生に怒られたことは一度もない。 1人遊びの完成度に全力を捧げているので、るみなどに邪魔されると途端に不機嫌になる。心霊現象などの恐怖体験に弱いといった意外な一面もある。作中で台詞が出たことは一度もないが、休み時間等にクラスメイトと談笑している様子も描かれているため、全く話さないと言うわけではない。
後藤 桜子 (ごとう さくらこ)
黒髪で三つ編みの女子高校生。美術の授業の時だけ、るみと関くんの後ろの席に座っている。るみと関くんの関係を誤解して妄想している。そのきっかけもあってるみと友達になることができたが、前よりるみとの距離を感じるようになってしまった。2人の健全な交際を見守るべく、色々と気を配っているが、空回りすることが多い。
前田 高広 (まえだ たかひろ)
クールで大柄の男子高校生。関くんの前の席に座っている。本人は気づいていないが、関くんの1人遊びの被害を被ることが多い。関くんより座高が高く、背中も広いため、関くんの証拠隠滅に図らずとも貢献している。関くんのいたずらをるみのものだと勘違いしている節がある。
宇沢 明康 (うざわ あきやす)
栗色の髪の毛をした短髪の男の子。るみと関くんとは理科の実験の授業で同じ班になる。勝手な思いつきと行動で、度々関くんの遊びを無自覚に邪魔してくる、関くんんの天敵。気分屋で自己中心的な性格のため、計画的に物事を進める関くんとは真逆の危険な存在。
橋野 友香 (はしの ともか)
眼鏡をかけたおさげの女子高校生。るみの友達。
仲間 由宇 (なかま ゆう)
ボーイッシュでバサバサとした髪の毛の女子高校生。るみの友達。
関 純 (せき じゅん)
関くんの妹で幼稚園児。兄譲りの手の器用さと遊びへの情熱を持ち、クオリティの高い遊びを好む。兄に構ってもらうために様々な工夫を凝らして注意を引こうとする。母親同様、輪ゴムの扱いが上手で、幼稚園児とは思えないほどの精巧な輪ゴム網を作ることも出来る。るみを気に入っている様子。
関くんの母
授業参観で登場。関くんがいつも授業中に遊んでいることを察しており、輪ゴムを打ち込んで息子の内職を邪魔する。彼の遊びを阻止するという目的の元、るみと協力関係になり、授業が終わった後彼女に輪ゴムをプレゼントする。
続編
となりの関くん じゅにあ (となりのせきくん じゅにあ)
森繁拓真の『となりの関くん』の10年後を描いた子育て漫画。『となりの関くん』に登場した関俊成と横井るみ(関るみ)が結婚し、一人息子である関真来の子育てに悪戦苦闘しながらも、楽しい日々を送る姿が描かれて... 関連ページ:となりの関くん じゅにあ
アニメ
書誌情報
となりの関くん 4巻 KADOKAWA〈MFコミックス フラッパーシリーズ〉
第1巻
(2011-04-23発行、 978-4040665177)
第1巻
(2011-04-23発行、 978-4840137911)
第2巻
(2011-11-22発行、 978-4040665184)
第3巻
(2012-07-23発行、 978-4040665191)
第4巻
(2013-04-05発行、 978-4040665207)
第4巻
(2013-04-05発行、 978-4840150460)