おかえり、初恋。

おかえり、初恋。

かめみずとらの初コミックス作品。現代日本を舞台に、クラスで孤立していた地味系女子の山根詩織と、同じく孤立していたヤンキー男子の田口涼介。高校時代に「ぼっち仲間」だった二人が、大人になって同窓会で再会し、再び惹かれ合う姿を描く初恋ラブストーリー。KADOKAWA「pixivシルフ」で2022年7月より配信の作品。「次にくるマンガ大賞2025」Webマンガ部門で第16位にランクイン。

正式名称
おかえり、初恋。
ふりがな
おかえり はつこい
作者
ジャンル
恋愛
レーベル
シルフコミックス(KADOKAWA)
巻数
既刊5巻
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控えめな少女とヤンキー男子の初恋ラブストーリー

詩織は高校時代、控えめな性格でクラスになかなか馴染めず、いつも校舎の目立たない場所で一人静かに過ごしていた。そんなある日、金髪で耳にピアスだらけのヤンキー男子、涼介と出会う。偶然の出来事から二人で学校を抜け出すことになり、正反対の涼介との距離が急速に縮まっていく。しかし、親しくなった矢先に涼介が転校し、詩織はそれが恋だったと気づく前に初恋が終わってしまう。数年後、二人は同窓会で再会を果たす。涼介は学生時代のヤンキーの面影を残しながらも、すっかり爽やかな好青年へと変わっていた。実は涼介も当時から詩織に特別な思いを抱いており、再会をきっかけにアプローチを始める。こうして、止まっていた二人の時間が再び動き出すのだった。

再会から始まる、二度目の恋

詩織の控えめで奥手な性格は社会人になっても変わらっていなかったが、そのまじめな仕事ぶりと細やかな気配りから職場で厚い信頼を集めている。彼女は忘れがたい初恋の相手、涼介との再会を心から喜んでいたが、かつて離れ離れになった悲しみを経験しているため、彼からのアプローチには戸惑いを感じている。一方、高校時代は誰もが避けていたヤンキーだった涼介は、今では穏やかで思いやりのある青年へと成長していた。詩織に対しては、かつて伝えられなかった思いを隠すことなく、大胆な言葉で好意を伝えていく。ふだんはすっかり大人になった彼だが、ふとした瞬間に見せる昔と変わらない少し強引でぶっきらぼうな優しさが、詩織の胸をときめかせる。

職場で芽生える恋と複雑な人間関係

ある日、詩織が勤務する会社に、涼介が常駐エンジニアとして異動してくる。詩織は職場に私情を持ち込まないと固く誓っていたが、仕事に真摯に取り組む彼のプロフェッショナルな姿勢と、二人きりになると一変して率直にその思いを伝えてくるギャップに、胸の高鳴りを抑えきれなくなる。やがて涼介の思いを受け入れ、二人は晴れて恋人同士となる。そんな二人を見守るのは、クールな外見とは裏腹に陰ながら詩織を応援する先輩の大畑や、高校の同級生でなぜか涼介に執拗に絡む柏木景。個性的な人物たちの思惑が絡み合い、二人の関係は複雑さを増していく。

登場人物・キャラクター

山根 詩織 (やまね しおり)

一般企業で働く女性。年齢は20代。奥手な性格で、高校時代から思いを寄せていた涼介のことが忘れられず、これまで恋愛経験はない。念願叶って涼介と恋人同士になってからは、恥ずかしがりながらも自分からキスをねだったり、家に行きたいと伝えたりと、不器用ながらも一生懸命に好意を示そうと努力している。ふだんは穏やかで、つい周囲に流されてしまうこともあるが、大切なことに関しては決して譲らない強さを持っている。好みのタイプは優しい人。

田口 涼介 (たぐち りょうすけ)

エンジニアの男性。年齢は20代。高校時代は周囲から恐れられるヤンキーで、自分に友達になろうと声をかけてきた詩織に対しても、冷たい態度を取っていた。しかし、実は当時から彼女に惹かれていたものの、素直になれずにいた。同窓会で詩織と再会したことでその思いが再燃し、それ以来積極的にアプローチを続けている。一方で、高校時代に突然転校した過去があり、当時の同級生で現在の同僚である景とのあいだには、何か複雑な事情がある様子を見せている。好みのタイプは初恋の人。

書誌情報

おかえり、初恋。 5巻 KADOKAWA〈シルフコミックス〉

第1巻

(2022-08-22発行、978-4049146080)

第2巻

(2023-08-21発行、978-4049151602)

第3巻

(2024-08-22発行、978-4049158946)

第4巻

(2025-02-21発行、978-4049163162)

第5巻

(2025-09-22発行、978-4049166378)

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