概要・あらすじ
聖リリアナ学園へと転校した少年・姫小路秋人は、学園寮にて6年ぶりにともに暮らすこととなった妹・秋子との再会を楽しみにしていた。しかし秋子は重度のブラコンと化しており、恋愛感情むき出しでかけてくるアプローチをなんとかやり過ごす日々。
加えて寮に集った生徒会メンバーたちも各々に誘惑を行い、秋人にとって騒がしく気の休まらない同居生活が展開されていく。
登場人物・キャラクター
姫小路 秋人 (ひめのこうじ あきと)
聖リリアナ学園へと転校してきた高校2年生の少年で、姫小路秋子の双子の兄。訳あって離れ離れとなっていた秋子と再開し、6年ぶりに兄妹揃っての生活を始める。容姿・成績ともに平凡であるが、「新藤光一郎」のペンネームで作家として活動しており、その収入を2人で暮らす生活費としている。 学園では秋子も所属する生徒会へ書記代理副補佐として引き入れられ、同じ寮にも住む生徒会メンバーたちに振り回されながらの生活を送り始める。
姫小路 秋子 (ひめのこうじ あきこ)
聖リリアナ学園に通う高校2年生の少女で、姫小路秋人の双子の妹。訳あって離れ離れとなっていた秋人と再開し、6年ぶりに兄妹揃っての生活を始める。学園では生徒会書記を務める優等生で、折り目正しく容姿も端麗であるが、極度のブラコン。 秋人に対しては本気の恋愛感情を抱いており、そのことを誇りにすら感じている。新藤光一郎のファンであり、また動揺すると関西弁が出る癖がある。
鷹ノ宮 ありさ
聖リリアナ学園へ学生寮の管理人としてやってきた12歳の女の子。姫小路秋人が京都で世話になっていた鷹ノ宮家の息女であり、秋人の婚約者でもある。家事を始め何事にも万能で、性格は純真かつ健気。 そのため秋子からは当初ライバル視されるも、すぐに仲良くなる。
二階堂 嵐 (にかいどう あらし)
聖リリアナ学園に通う高校3年生で、生徒会長を務める少女。武家の生まれであることから外出時には真剣を携帯、また右目には常に眼帯を着用している。性に対して貪欲で、過去には多数の愛人を囲っていたことから「捕食者(プレデター)」の異名を持っており、姫小路秋人のことも事ある毎に誘惑している。
聖リリアナ学園
主人公姫小路秋人が通う学校。学生寮がある。
猿渡 銀兵衛 春臣 (さわたり ぎんべえ はるおみ)
姫小路秋人が京都に住んでいた頃の友人で、秋人を追い聖リリアナ学園2年に転校してきた銀髪の少女。あっけらかんな性格であり、学園では生徒会会計を務める。名前や口調は男っぽいものの、自らのスタイルの貧弱さを気にしているなど、女の子らしい側面も多い。
那須原 アナスタシア (なすはら あなすたしあ)
聖リリアナ学園に通う高校2年生で、生徒会副会長を務める金髪ツインテールの少女。姫小路秋人に好意を抱いており、自らのことを「アナ」と呼ばせている。常にクールで感情の起伏に乏しいが、嬉々として下ネタを口にするなど毒舌の持ち主。 その一方でぬいぐるみを始めとした可愛い物好きという面も持つ。
神野薫子
「新藤光一郎」のペンネームで作家として活動する姫小路秋人の担当編集者である女性。秋人の才能を高く評価し何かと面倒を見ているが、彼のブラコンっぷりに対しては危機感を抱いている。 恋愛事には疎く、妄想からの暴走を始めることも多い。