概要・あらすじ
童顔で背が低いという事から女の子たちにいじめられて来た主人公の佐々木雪成。その結果、重度の女性恐怖症と女性アレルギーを発症し、まともに女の子と話すことさえできなくなってしまう。そんな暗い青春を送っていたある日、お風呂に入っていると異世界であるセーレンに突然飛ばされてしまう。
そのセーレンは、男性の数が女性の数の1割にも満たないという特殊な事情を持つ世界であった。
登場人物・キャラクター
佐々木 雪成 (ささき ゆきなり)
水野高校に通う高校2年生。幼い頃から童顔と背の低さで、女の子からいじめられてきた過去を持つ。それは高校生になっても変わらず、それらが原因で極度の女性恐怖症になり、また女性に触れられると蕁麻疹が出るという女性アレルギーになってしまった少年。 しかし、女性が嫌いという訳ではなく、エッチな妄想は普通の高校生並に持っている。過去のトラウマから女性に近づけず、また女性運もない暗い青春を送っていたが、ある日、異世界である女性ばかりの世界「セーレン」に飛ばされることになる。
コヨミ・ハレ・ナナカ (こよみはれななか)
セーレンで時空管理局、時空捜査課に勤務している女性。非常に真面目な女性だが、仕事の成果には直結していない。極度の男性恐怖症で、福山和春のセクハラには非常に迷惑している。男性に触れられると穴を掘って怯えるという不思議な習性を持っている。
ミハル・セナ・カナカ (みはるせなかなか)
セーレン出身の女の子。セーレンにやって来た佐々木雪成の女性恐怖症を直そうと日々努力する、素直で優しいがかなりの天然ボケでマイペースな少女。異常な食欲の持ち主でもあり、いくら食べても太らないという特技を持つ。 また、感情が極まると、自分の周囲に大爆発を発生させるという特殊能力も持っている。佐々木雪成が触れても蕁麻疹が出ない唯一の女性でもある。
福山 リサ (ふくやま りさ)
水野高校に通う高校1年生で、福山和春の実の妹。黒魔術に造詣が深く、魔法使いを自称している。過去に引きこもりの経験をしているが、現在は登校できるまでに回復した。そして登校中に偶然出会った佐々木雪成を運命の人と思い込み、猛烈なアタックを繰り返している。
小島 桐絵 (こじま きりえ)
水野高校に通う高校2年生。佐々木雪成の幼馴染の同級生で、佐々木雪成が女性恐怖症になった理由を知り、また理解している1人。佐々木雪成を「チビナリ」といっていじめる福山和春成に対して鉄拳制裁に打って出るなど、行動力も高い。 成績優秀、容姿端麗、運動神経抜群、格闘技が特技と、なんでもこなすスーパーウーマンだが、壊滅的に料理がへたくそで、またオバケや霊的なものを大の苦手としている。 密かに佐々木雪成に想いを寄せている。
福山 和春 (ふくやま かずはる)
佐々木雪成や小島桐絵の同級生。長身で容姿端麗、運動神経抜群、そして金持ちと、女性に好かれる要素を併せ持つが、女性に対して見境なくセクハラ行為をするので嫌われているが、本人に嫌われているという自覚はない。 つまりバカで成績も悪い。佐々木雪成を「チビナリ」と呼んでいじめる張本人だが、佐々木雪成とは逆に男性アレルギーで、男性に触れると蕁麻疹が出る。そのため、常に手袋を着用している。
マハル・セナ・カナカ (まはるせなかなか)
ミハル・セナ・カナカの実の姉。ナイスバディでルックスは悪くないものの、凶暴で豪快な性格のため、30歳になっても結婚できないでいる。最近、結婚を焦ってあちこちに婿探しを依頼している。 妹のミハル・セナ・カナカに対してだけは優しいお姉さんである。
えび
トモカ・ラナ・ジュードが連れている、エビに似た謎の生物で、トモカ・ラナ・ジュードからは酷い扱いを受けている。トモカ・ラナ・ジュードが魔法をかけると、可愛い女の子の姿に変身できる。
トモカ・ラナ・ジュード (ともからなじゅーど)
セーレンで時空管理局、時空捜査課に勤務している、見た目も中身も完全に子供としか思えない、かなり生意気な性格の女の子。実際に年齢は幼いのだが、実は類まれな天才で超エリートのため、早い段階で社会人になっている。 動物などを変身させる魔法を使えるが、まだまだ完全ではない。語尾に「~なのだ」を付けるのが特徴。