概要・あらすじ
父親の借金が原因でホームレスとなった女子高生・桃園奈々生は、公園で出会った謎の男・ミカゲから家を譲り受ける。しかしそこは家ではなく廃れた神社であった。知らぬ間にミカゲから神の印を与えられた奈々生は、神使の妖狐・巴衛とともに土地神として日々奮闘していく。
登場人物・キャラクター
桃園 奈々生 (ももぞの ななみ)
父親の借金が原因でホームレスとなっていたが、ミカゲに神社を譲られ土地神としての生活がはじまる。明るく素直な性格だが、やや無鉄砲なところがあり、神使の巴衛と争うこともしばしば。
乙比古 (おとひこ)
風神で、ミカゲの旧友。ミカゲ社にやってきた桃園奈々生が土地神としてふさわしいか判定した。見た目は男だが、オネエ言葉が特徴的。
瑞希 (みずき)
桃園奈々生に助けられた白蛇だが、その正体はヨノモリ社の聖神使。神のいない社をひとりで守っていたが、奈々生に誘われ神使としてミカゲ社で暮らすことに。いたずら好きで甘えん坊な性格。
上島 ケイ (うえしま けい)
桃園奈々生のクラスメイト。恋にどん欲で、いかにも今どきのギャルといった雰囲気の女子高生。毒舌だが友だち想いで、同じ暮らすの奈々生や猫田あみと仲良し。
磯辺 (いそべ)
桃園奈々生のクラスメイトの男子高校生。何かと奈々生にちょっかいを出しては軽口を叩く。色黒で金髪。
猫田 あみ (ねこた あみ)
桃園奈々生のクラスメイト。霊感を持っており、妖かしの姿を見ることができる。妖かしに襲われたところを蔵馬に助けられ、それ以来彼に好意を抱く。
ミカゲ
ミカゲ社のかつての主。ホームレスとなり路頭に迷っていた桃園奈々生に神社を譲った。遠い昔、人里で悪事を働いていた妖狐の巴衛を神使に迎え入れた。だがもうずっとミカゲ社には戻っていない。
鞍馬 (くらま)
桃園奈々生が通う高校に突如やってきた転入生。ビジュアル系アイドルのKURAMAとして活躍しているが、その正体は、鞍馬山からやってきた烏天狗。自信家でナルシストだが、優しい一面も。
鬼切 (おにきり)
ミカゲ社に仕える、鬼火童子という精霊。常におかめの面をかぶり、素顔は謎に包まれている。相棒の虎徹とともに土地神として未熟な桃園奈々生をサポートする。
虎徹 (こてつ)
ミカゲ社に仕える、鬼火童子という精霊。常にひょっとこの面をかぶり、素顔は謎に包まれている。相棒の鬼切とともに土地神として未熟な桃園奈々生をサポートする。
巴衛 (ともえ)
かつては野狐の妖かしだったが、ミカゲ社の土地神ミカゲと契約して以来、神使としてずっと神社を守ってきた。新たな土地神となった桃園奈々生に初めは反発していたが、彼女の健気な姿を見て少しづつ気持ちが変わっていく。
龍王・宿儺 (りゅうおうすくな)
海を統べる龍王。はるか昔、妖狐の巴衛に右目を取られ、その借りを返そうと復讐心をたぎらす。プライドが高く高圧的な雰囲気だが、奥方にはたじたじで頭が上がらない。
場所
ミカゲ社 (みかげしゃ)
桃園奈々生が土地神ミカゲより譲り受けた縁結びの神社。奈々生と一緒に、妖狐の神使・巴衛や白蛇の神使・瑞希などがここで暮らしている。
クレジット
原作
神様はじめました (かみさまはじめました)
桃園奈々生は普通の女子高生。ある日、父親の借金が原因で路頭に迷うことになる。偶然出会ったミカゲに神社に住むように勧められるが、重大な仕事も押しつけられることになる。鈴木ジュリエッタの代表作。 関連ページ:神様はじめました