概要・あらすじ
人間同様の容姿を持ち能力を持つ「メイドロボ」が実用化されている時代。メイドロボとして誕生したゆいは、ある日村瀬貴也という青年に購入される。メイドとしてご主人様に尽くそうとハリきって仕事に臨もうとしたが、肝心のご主人様が望むものはメイド仕事ではなく、服を替える着せ替えであった。
貴也に溺愛される喜びはあるものの、肝心のメイドとしてとにかく彼を立派なご主人様にしなければと日夜奮闘する。
登場人物・キャラクター
ゆい
長い髪のツインテールに緑の瞳、メイドの服装をした、MW(メイドワークス)製の美少女メイドロボ。メイドとして立派に務めようと意気込んでいたが、お仕えするご主人様の村瀬貴也は、メイドとしてではなく、愛玩用の着せ替え人形要員として迎え入れた。 そのため、本来のメイドとしての使命が果たせず悩む日々が続く。そんな彼女は、ご主人様に対しても悪びれず毒舌である。とにかく貴也を立派なご主人様にしようと毎日奮闘している。
村瀬 貴也 (むらせ たかや)
美少女メイドロボゆいのご主人様である。一目でゆいが気に入り、即購入。そんな彼は筋金入りのオタクでフィギュアマニア。MW(メイドワークス)製メイドロボの仕様であるにも関わらず、着せ替えの愛玩用として彼女を購入した。 現在、ゆいを溺愛することに邁進中。外見は好青年で、料理、裁縫などの家事がデキる男のため、本質的にメイドを必要としていない。
住友 みのり (すみとも みのり)
ショートヘアの巨乳美少女。父親の経営する喫茶店「Cowbeya(カウベヤ)」の看板娘であり、首にカウベルをつけた露出度の高いウエイトレス姿で店舗に立つ。村瀬貴也のことが好きだが、彼には相手にされずじまい。 彼女をモデルに設定したメイドロボ「みのり」のフリをすることもある。
住友 哲志 (すみとも てつし)
住友みのりの父で、喫茶店「Cowbeya(カウベヤ)」のマスター。口髭、顎鬚を整え、蝶ネクタイをしている。村瀬貴也に劣らぬほどのマニアで、コスプレ喫茶を開店。貴也の良き理解者でもある。娘みのりを溺愛しており、彼女が貴也に好意を持っていることを少々寂しく思っている。
店長 (てんちょう)
カスタムメイドロボ専門店「メイドワークス(MW)」の店長。長い髪を後ろでまとめ、眼鏡をかけた妙齢の女性。ゆいや久遠の生みの親である。
萩原 歩美 (はぎわら あゆみ)
村瀬貴也の近所に住む幼女。髪を左右のシニヨンでまとめ、ベストを着たお気にいりのウサギのぬいぐるみを持ち歩く。貴也になついているが、母親の萩原香苗に溺愛されているため、ちょっとワガママである。
萩原 香苗 (はぎわら かなえ)
萩原歩美の母親で、未亡人。まだ若く、巨乳。亡き夫がマニアで特殊な性癖があったため、村瀬貴也の着せ替え人形趣味にも理解を示している。娘歩美を溺愛している。
御堂 蘭 (みどう らん)
村瀬貴也の近所にある神社に住む巫女姉妹の妹。おかっぱ頭の少女である。カリスマ退魔士を目指しており、「あっちの世界のお友達」と呼んでいるピンクの巨大たこちゅーくんやイカくんを召喚する。住友みのりの巨乳に憧れ、狙っている。
御堂 菫 (みどう すみれ)
村瀬貴也の近所にある神社に住む巫女姉妹の姉。長い髪を後ろで結んだ、正当な巫女姿。貧乳が悩みのため、妹の蘭とともに住友みのりの巨乳を狙っている。検定マニアである。
久遠 (くおん)
『こはるびより』に登場するメイドロボ。紫のロングヘアをカチューシャで留めている、MW(メイドワークス)製の美少女メイドロボ。ちょっとトゲのある言い方をするヒネた性格の少女であるが、その理由は「メイドワークス(MW)」の店長が自分の好みに忠実に可愛く作りすぎたため手放したくなくなり、売らなかったことで、自分を売れ残りと判断していたから。 基本、性能は優秀である。
さくや
『こはるびより』に登場するメイドロボ。村瀬貴也が完全カスタマイズしたフィギュアが、大手メイドロボメーカーのテスト用機体により等身大メイドロボとなった姿がさくや。ピンクのロングヘアの美少女で、自由奔放な性格である。