概要・あらすじ
母の死を機に祖父の元を訪れた少年・花右京太郎は、突如として大財閥の家督を譲られ、その当主となってしまう。大豪邸には、祖父により結成された女性だけの特殊技能集団「花右京メイド隊」が住んでおり、太郎は彼女たちと共に新たな生活を送り始める.
登場人物・キャラクター
花右京 太郎 (はなうきょう たろう)
学業・運動能力などすべて普通、特に才能を発揮する技能もない平凡な中学3年の少年。母が亡くなってしまったために祖父の花右京北斎のもとを訪ねたところ、当主の座を譲られ突如として大富豪となる。女性アレルギー持ちで、メイド長であるマリエル以外の女性に触られるとジンマシンが出てしまうこともあり、当主として「メイド隊」に囲まれた生活に気苦労を重ねている。
マリエル
花右京メイド隊の統括役で、メイド長を務める16歳の少女。長い髪に清潔なメイド服という清楚な出で立ちに、洗練された手際の良さで、長として皆から一目置かれている存在。運動能力にも長けているが、その一方で天然ボケな面も持ち、時にズレたセンスを発揮することがある。
いちご・りんご・さんご (いちごりんごさんご)
お側御用隊所属の3人娘。当主に奉仕をしようと、いつも花右京太郎のそばをウロついている。天真爛漫な明るい性格で、その奉仕の内容はいつも過激なため太郎を戸惑わせている。
剣コノヱ (つるぎ このゑ)
花右京メイド隊警備部の最高責任者を務める、21歳の女性。武道の心得があり、剣の達人として花右京太郎の警護を務める。全力で当主を守るという姿勢を徹底しており、メイド服も動きやすいようスカートに細工をしているほど。 普段はクールに振舞っているが、料理や編み物といった女の子らしい特技も持ち合わせている。
花右京北斎 (はなうきょう ほくさい)
花右京太郎の祖父で先代の当主。第二次世界大戦時代の生まれ。女性しか信用しておらず、そのために花右京メイド隊を結成した。
鈴木イクヨ (すずき いくよ)
花右京メイド隊の技術部責任者を務める17歳の少女。ドジでトラブルメーカーだが、技術者としては確かな実力を持ち、数々のメカを発明する。発明したメカにはいつも「○○君」と名前をつけている。アニメ・漫画オタクという顔も持ち、「江田島シモーヌ」というペンネームで同人誌を発行している。
慈悲王リュウカ (じひおう りゅうか)
花右京家と対峙する大財閥・慈悲王家の次期党首である17歳の少女。当主継承の条件が花右京太郎と結婚することであったため、クーデターを起こし花右京家に入り込んでいる。ミリタリーマニアで武術の腕は立つが、元お嬢様らしく洗濯と料理は苦手。
シンシア=ランドラヴィジャー (しんしあらんどらゔぃじゃー)
花右京メイド隊の最年少にしてマスコット的存在の、10歳の女の子。小さな体に長い髪という出で立ちで、頭の上にはペットのイタチを乗せている。ほとんどしゃべらず内向的だが、9歳でアメリカ・マサチューセッツ工科大学を首席で卒業した天才的頭脳の持ち主。
早苗八島 (さなえ やしま)
花右京メイド隊において剣コノヱが仕切る警備部で働く、15歳の少女。警備部の最高責任者であるコノヱへの憧れが強く、彼女の部屋は「コノヱグッズ」で埋め尽くされ、心の中ではいつも「コノヱしゃま」と呼んでいる。
クレジット
原作
花右京メイド隊 (はなうきょうめいどたい)
作者・もりしげの一般誌デビュー作にして代表作。母の死を機に、突然、大財閥の御曹司となった花右京太郎は豪邸で暮らすことになる。そこで働く花右京メイド隊のマリエルたちとの生活を描くラブコメディ。秋田書店「... 関連ページ:花右京メイド隊