概要
日本の漫画家。男性。1975年に『ヘラクレスの手』が「増刊少年キング」に掲載され、プロ漫画家としてデビューした。1978年に阪神タイガースの掛布雅之を主人公にした『若トラ』(原作:越智正典)を「週刊少年キング」に連載し、人気を博した。1981年から「月刊少年マガジン」で連載を開始した『なんと孫六』は2014年まで続き、月刊誌少年漫画連載の日本最長記録を達成した。その他の代表作に『おかしな2人』『ああ播磨灘』(ともに「モーニング」掲載)などがある。『おかしな2人』は大林信彦によって1986年に映画化され、『ああ播磨灘』はアニメ化されて1992年にテレビ東京系で放映された。1985年『おかしな2人』で第9回講談社漫画賞(一般部門)を受賞している。実兄は漫画家の名胡桃ゆう。実子は漫画家のさだやす。また、義姉は『アタックNo.1』で知られる浦野千賀子である。
ヒストリー
- 1949年12月7日
広島県三原市に生まれる。
- 1975年
「増刊少年キング」掲載の『ヘラクレスの手』でデビュー。
- 1978年
「週刊少年キング」にて『若トラ』(原作:越智正典)の連載を開始。
- 1981年2月
「月刊少年マガジン」で『なんと孫六』の連載を開始。
- 1982年
「モーニング」創刊号で『おかしな2人』の連載を開始。
- 1985年
『おかしな2人』で第9回講談社漫画賞(一般部門)を受賞。
- 1986年
『おかしな2人』が、大林信彦監督により実写映画化される。
- 1990年
「モーニング」で『ああ播磨灘』の連載を開始。
- 1992年
『ああ播磨灘』がテレビアニメ化。テレビ東京系で放映される。
- 2013年
「ビッグコミック」で『フォーシーム』の連載を開始。
- 2014年5月
『なんと孫六』が連載終了。連載期間33年という日本の月刊少年誌における記録を達成。
受賞
- 1985年
第09回 講談社漫画賞/『おかしな2人』 一般部門
作品
関連キーワード
さだやす
日本の漫画家。漫画家のさだやす圭は実父。2006年、さだやすあゆみ名義で投稿した『6時の男』がアフタヌーン四季賞・冬のコンテスト四季賞を受賞。同作が「アフタヌーン」に掲載され、漫画家デビューする。20... 関連ページ:さだやす
浦野 千賀子 (うらの ちかこ)
日本の漫画家。女性。10代の頃から、貸本漫画雑誌に作品を発表し始める。1966年、「別冊マーガレット」に読み切り作品『死亡0の日』を発表し、商業漫画雑誌でも活動し始める。1968年より「週刊マーガレッ... 関連ページ:浦野 千賀子