概要・あらすじ
20歳のOLの夕張ゆうこは居酒屋ぺんぎんの30代の店員水谷ユタカと知り合い、彼に告白するが、彼にはみどりという恋人が沖縄にいるため断られる。それでも彼を諦め切れない夕張ゆうこと水谷ユタカの間には、体だけの関係が惰性的に続いていた。彼に紹介されてスナック花でホステスとして働く事になった夕張ゆうこは、会社との両立に苦労しながら様々な人と関わっていく中で、改めて今の自分の立場について考えさせられる事になる。
登場人物・キャラクター
夕張 ゆうこ (ゆうばり ゆうこ)
新中野に在住し、短期大学を卒業して都内の玩具企画会社に勤めている20歳のOL。居酒屋ぺんぎんの店員水谷ユタカと肉体関係にあるが、彼には沖縄にみどりという恋人がいる事も知っている。水谷ユタカの勧めでスナック花でホステスとして働く事になるが、慣れない仕事と会社との両立に苦労する事になる。
水谷 ユタカ (みずたに ゆたか)
都内の居酒屋ぺんぎんで働く男性。年齢は32歳前後。母の顔は知らず、父とも別居して育った。OLの夕張ゆうこと肉体関係にあるが恋人は沖縄にいるみどりであり、夕張ゆうこもそれを知っている。その他にも優希等、多くの女性の間を遊び歩いている。無神経でズボラだが優しい所もあり、女性に好かれやすい。
優希 (ゆき)
夕張ゆうこの母校である短期大学に通う1年生で、居酒屋ぺんぎんで働く女性。店の先輩である水谷ユタカと付き合いたいと思っているが、同じく水谷ユタカに好意を抱いている夕張ゆうこの事も慕っており、彼女と恋敵として張り合う事も好意的に捉えている。
たろう
居酒屋ぺんぎんで働く青年。店の先輩の水谷ユタカと肉体関係にある夕張ゆうこに対して好意を寄せており、水谷ユタカが恋人のいる身でありながら夕張ゆうこや優希と関係している事を疎ましく思っている。
ママ
夕張ゆうこがホステスとして勤務するスナック花のママ。仏頂面だが、実はそれほど気難しくない。しかし人付き合いのうまくない夕張ゆうことはあまり反りが合わず、新しく入ってきたみどりの事をより気に入っている。
みどり【ホステス】
夕張ゆうこがホステスを務めるスナック花に新しく入ってくるホステス。以前は銀座の有名なクラブでナンバー1ホステスとして働いていた。現在は昼間は受付嬢をしていると本人は言っている。水谷ユタカの恋人のみどりとは同名だが別人。
田中 (たなか)
優希の高校時代のバンド仲間の青年。優希と呑んでいた酒の席で優希の短期大学の先輩である夕張ゆうこと知り合い、その後夕張ゆうこを自分の部屋に誘う。
国領 (こくりょう)
夕張ゆうこがホステスを務めるスナック花の常連客。糖尿病を患っている。酒癖が悪く、店を追い出されるが、夕張ゆうこが退勤してくるのを待ち伏せ、彼女を襲う。
みどり
『さよなら みどりちゃん』に設定上存在する人物。劇中には登場しない。水谷ユタカの恋人。現在はダイビングのインストラクターになるために沖縄におり、東京の水谷ユタカとは離れているが別れてはおらず連絡を取り合っている。かつてはピンクサロンで働いていた。東京にいた頃に水谷ユタカとの子供を2度堕胎している。
場所
ぺんぎん
『さよなら みどりちゃん』に登場する居酒屋。東京都内にある。夕張ゆうこが知り合った水谷ユタカが店員として勤務しているほか、優希、たろう等の登場人物も勤めている。
花 (はな)
『さよなら みどりちゃん』に登場するスナック。夕張ゆうこが住む新中野 のアパートから徒歩で行ける場所にあり、夕張ゆうこが水谷ユタカに紹介されホステスとして働く事になる高級な店。