概要・あらすじ
だめっこの森に住みついている動物たちは、みんながどこかダメダメであり、なぜか着ぐるみを着た人のように表情豊かな顔を見せている。落ち込んだり、はしゃいだり、とほほな目に遭ったり、ラブな気持ちになったりと、日々ゆるく自由に生活している。
登場人物・キャラクター
うる野 (うるの)
灰色の毛を持つオオカミのオスであるが、虫も殺せないほど狩りが苦手で、あげく群れを追い出されてしまったダメ狼。ネガティブ思考のため物事をなんでも悪い方向に考えては涙を流す。ウサギのうさ原にはボコられ、チーターのちー子ちゃんには片思い。 タカのたか岡とは苦しい恋仲間として傷をなめあっている。
ぺが之助 (ぺがのすけ)
全身紫色で大きな羽を持つペガサスのオス。ユニコーンのゆに彦の双子の弟であるが、兄とは正反対のシャイでおとなしい性格である。だめっこの森の郵便屋として日々働いており、オオカミのうる野とは交換日記をする仲である。 ちょっとボンヤリしたところがあり、シロフクロウのふくに想われていることに気づいていない。白黒友の会のメンバーである。
うさ原 (うさはら)
白い毛のウサギのオスである。しかし、ウサギのくせに、あまりに強すぎて群れから追い出されたダメ兎。彼の中に弱肉強食という言葉はない。やさぐれた性格で、いつもタバコをくわえている。真面目で熱血のためオオカミのうる野にツッコミを入れることが多い。 ユニコーンのゆに彦とは友達であり、ふたりでうる野にツッコミを入れている。白黒友の会メンバーである。
タカ岡 (たかおか)
タカのオスである。遠目が利くタカであるはずが、近視のためメガネをかけているダメ鷹である。おかげで狩りが苦手だが、猛禽類のプライドにかけウサギのうさ原を捕えようと何度も試み、いつも失敗に終わる。 後に、実はタカではなくワシだったことが判明するも、体の大きさによる呼び名の違いと、あまり気にしない方向で収まる。シロフクロウのふくのことが好きである。
ふく
シロフクロウのメスである。ペガサスのぺが之助に片思いをしており、彼の事をいつも木の陰から見つめている。そんな彼女は、実はタカのたか岡から惚れられている。猛禽類であるはずのフクロウだが、肉がキライのベジタリアンである。 オオカミのうる野とはケンカ友達。
ちー子 (ちーこ)
チーターのメスである。体には黒い点の代わりに、小さなハートがたくさんついている。チーターのくせに走るのが苦手ですぐに転ぶダメチーターである。明るくマイペースでポジティブな性格であるためか、彼女の作る手料理は激マズで、食べる前には胃薬が必要。 オオカミのうる野の一目ぼれ相手だが、彼女にとってうる野は単なる友達である。ピューマや黒ヒョウ、ヤマネコなどのネコ科で結成しているネコ科乙女の会に所属。 マイペースな集まりなので、まとまりはない。
ゆに彦 (ゆにひこ)
白い体で額に一本の角を持つユニコーンのオスである。聖なる幻獣であるはずのユニコーンだが、いい加減な性格で、酒好き、はすっぱな女好みという俗物なダメユニコーン。自称「森の主」だが威厳はなく、ウサギのうさ原とダベってはオオカミのうる野にカツを入れている。 白黒友の会メンバーである。
熊姉 (くまねえ)
茶色いヒグマのメスで、旅商人である。面倒見のいい姉御肌で、森の住人から頼りにされている存在。かつて、ウサギのうさ原とは壮絶なケンカをしたが引き分けており、それ以来うさ原とはマブダチの仲。熊であるため冬眠はかかせず、冬眠中の彼女を起こすことは厳禁。 起こせばボコられること間違いなし。
クマ川 (くまかわ)
茶色いヒグマのオスで、熊姉の弟。踊りが素晴らしく上手で「放浪の天才ダンシング・ベア」と称されるダンサー。なぜか、ウサギのうさ原に一目ぼれをしている。