概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
山田 たかし (やまだ たかし)
眼鏡をかけた中年男性。サラリーマンとして働き、山田家を支える一家の大黒柱。野球が好きで、アンチ巨人。趣味はゴルフ。ゴルフクラブを大切にしている。せっかちで短気なところがあり、「バカヤロ」と家族を怒鳴りつけることも。柔道3級。ベストセラー小説はつい買ってしまう。
山田 まつ子 (やまだ まつこ)
山田家をきりもりをする専業主婦。関西弁で喋る。食べることとおしゃべりが好きで、毎日の食事のメニューが一番の悩み。子供達の長い休みが来ると憂鬱になる。模様替え魔で、しばしば家の家具の配置を変えている。大雑把な性格のため、物をどこにしまったのかわからなくなり、よく探している。
山田 のぼる (やまだ のぼる)
山田家の長男の男子中学生。眼鏡をかけている。何をやっても平均的で、学校の成績が、クラス50人中25番、学年500人中250番だったことも。ただし、社会の成績だけはよく、時々満点に近い点数を取り、成績上位者から台風の目として恐れられている。思春期のためか、まつ子が買ってきた服が気に入らないと着ないなど、反抗的な態度をとることも。 おっちょこちょいで、家にカバンを忘れたりする。野球部に入っている。
山田 のの子 (やまだ ののこ)
山田家の長女で、のぼるの妹。小学生。勉強が嫌いで食べることが好き。学校にはよく遅刻をしている。ショッピングセンターのベンチに寝たまま置いていかれても気づかず寝ているなど、肝が座っている。時々、真実をついた厳しい言葉を口にする。
山野 しげ (やまの しげ)
山田まつ子の母。老婆。山田家に同居している。山田家の土地はしげが所有しているため、「土地はわたしのもん」が口癖。偏屈なところはあるものの、家族とはうまくやっている様子。テレビでスポーツ観戦をするのが趣味で、プロ野球は巨人軍、相撲は貴花田のファン。
ポチ
山田家に飼われている犬。柄はブチ。性格は暗く内向的でいじけている。気に入らないドッグフードは食べない、人間と同じように皿を並べないと食事をしないなど、食べることにはこだわりがある様子。
山田 よしお (やまだ よしお)
山田たかしの兄。定年退職済みで、現在はアパート経営をしている。性格はたかしに似てせっかちで短気。たかしや山田家の人々と仲がよく、手土産をもって時々遊びに来るが、土産は自分ですべて食べてしまうことが多い。
タブチ コースケ
山野しげのおい。妻帯者で、ユリという妻と、子供がひとりいる。山田家とは仲がよく、家族ぐるみのつきあいがある。職業は推理小説家で、ネタ出しに苦しんでいることが多い。普段は気のいい人物だが、花粉症の症状がひどいときは妻のユリに絡むので嫌われている。モデルは元プロ野球選手の田淵幸一。
タブチ ユリ
タブチコースケの妻の若い女性。専業主婦。まだ赤ん坊の子供が一人いる。山田まつ子と仲が良く、時々買い物などを共にしている。
広岡 (ひろおか)
広岡医院を営む医師の男性。山田家のかかりつけ医で、眼鏡をかけ、口ひげをはやしている。冷静で表情がほとんど変わらない。モデルは元プロ野球監督の広岡達朗。
藤原 (ふじわら)
のの子が通う小学校で教師を務める若い女性。遅刻をしても慌てないなど、教師としてはやや破天荒。酒が好きで、時々深酒をし、授業に支障が出てしまうことも。独身で恋人もいないため、それに触れられると機嫌を損ねる。趣味で小説を書いている。
三宅 (みやけ)
山田たかしの部下の若い女性。遅刻が多い、仕事熱心でないなどの問題があるが、言葉の切り返しや、サボるためのアイデア出しがうまい。同僚の大西とよく行動を共にしている。
大西 (おおにし)
山田たかしの部下の若い女性。眼鏡をかけている。目下の悩みは外反母趾。同僚の三宅とよく行動を共にしている。
集団・組織
山田家 (やまだけ)
『となりの山田くん』に登場する一家。家族構成はサラリーマンの夫・たかし、専業主婦の妻・まつ子、子供ふたり(のぼる・のの子)。妻の母・山野しげが同居している。家と車を所有し、週末には時々家族でショッピングセンターに出かける。連載当時の平均的な中流家庭のイメージ。