のぼさんとカノジョ?

のぼさんとカノジョ?

モリコロスの初連載作品。美術大学在学中に連載が決まり、マンガコースに通っていた作者は友人にアシスタントを頼み、本作を執筆した。舞台は日本のとあるアパートの一室。お人よしの大学生の野保康久と、姿は見えないが、家事が得意でちょっぴり嫉妬深いカノジョとの不思議な同居生活を描いた心霊ラブコメディ。姿の見えないカノジョとは、ホワイトボードに文字を書いてもらうことでコミュニケーションをとるのだが、その描写が細かく、キュートなカノジョの感情をうまく表現している。また、野保が語るカノジョの話に嘘はないが、周りが勝手に想像する彼女像とのギャップが激しく、思わず吹き出してしまう面白さがある。コアミックス「月刊コミックゼノン」2012年6月号から2017年10月号まで連載。

正式名称
のぼさんとカノジョ?
ふりがな
のぼさんとかのじょ
作者
ジャンル
お化け・妖怪
 
ラブコメ
レーベル
ゼノンコミックス(徳間書店)
巻数
全8巻完結
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

野保 康久 (のぼ やすひさ)

大学2年生の男性。お人よしでのんびりした性格をしている。物腰が柔らかく優しいため、女子からモテる。火事で住みかを失い、月8000円という破格のアパートに入居する。その部屋で巻き起こる心霊現象を無視していたが、レポートを書いていたパソコンを消されてしまったことで、その霊と向き合おうとする。実家はお寺で、父は住職。大岡越前が大好きなことなどから、おじいちゃんみたいとよく言われる。平和主義で人とケンカしたことがない。部屋には教科書と仏教の本しかないほど真面目で、友達からノートを貸してと言われることが多い。

カノジョ

野保康久の住む部屋の元住民。女性のようだが、姿は見えない。また、自分に関する記憶がなく、名前もわからない。伝えたいことはホワイトボードで筆談するが、嬉しいとき、怒っているときなどの感情をホワイトボードとペン一つで、わかりやすく表現する。家事が得意で、掃除、洗濯、料理まで完璧にこなす。しかし、部屋から出ることはできないので、食材は野保に買ってきてもらう。人見知りで、とくに女の子を部屋に入れることを嫌う。部屋にかわいい物を置きたくて、野保のカードで勝手にネット通販してしまったり、怒ると物を投げて癇癪(かんしゃく)を起こしたりするが、。素直でかわいいところもある。

書誌情報

のぼさんとカノジョ? 全8巻 徳間書店〈ゼノンコミックス〉

第1巻

(2013-01-19発行、 978-4199801327)

第8巻

(2017-10-20発行、 978-4199804526)

SHARE
EC
Amazon
logo