概要・あらすじ
石綿夏委也と御簾津みずほ、そして苑田尚之は、メンバーが3人しかいない心霊研究会に所属している。占いをしたり、降霊会をしたりと、ささやかな心霊活動に興じている。霊を見て、コミュニケーションを取ることができる石綿は、みずほの姉でその背後霊である御簾津みずえと恋仲になるが、やがてみずえがみずほのもとを離れなければならない日がやってくる。
登場人物・キャラクター
石綿 夏委也 (いしわた かいや)
幽霊を見ることができる男子高校生。御簾津みずほ、苑田尚之に誘われて心霊研究会の副会長となる。みずほの背後に、いつもゆらゆら漂っている御簾津みずえが気になっており、実は会話ができることに気づいてからは、一気にその関係が進展する。なお、石綿の霊能力は、見ることと会話することに限定されており、幽霊に触る能力はない。
御簾津 みずえ (みすづ みずえ)
御簾津みずほの姉で、2年前に事故死して亡霊となった。今はみずほの背後霊となり、悪しき霊などから守護している。みずほのオカルト趣味を多少心配してはいるが、基本的に溺愛しているため、止めるようなことはしない。石綿夏委也と親しくなり、やがて恋に落ちる。
苑田 尚之 (そのだ なおゆき)
転校して、石綿夏委也のクラスに転校して来た男子高校生。霊感はないが、並外れた洞察力と直感の持ち主で、人の感情などを言い当てるのが得意。御簾津みずほに誘われて心霊研究会の名誉会長となる。のちにみずほといい仲になり、結婚する。
御簾津 みずほ (みすづ みずほ)
石綿夏委也と苑田尚之の隣のクラスの女子高校生。また心霊研究会の創設者にして会長だが、みずほ自身にはまったく霊感はない。姉の霊と交信することのできる人間を探すために、心霊研究会を作った。石綿の入会によって目的を果たし、オカルト趣味に目覚めて、その後も活動を続けることとなる。