概要・あらすじ
三日月森でパパとママと一緒に暮らしている主人公のちまは、元気一杯なうさぎの女の子。三日月森の豊かな自然に囲まれて、メルやガクなど同じうさぎ同士とはもちろん、他の動物の仲間たちとも仲良く楽しい毎日を送っている。
そんなちまと仲間たちは、様々な出来事や事件を通して大切な事を学び、そして成長していく。
登場人物・キャラクター
ちま
三日月森で生まれ育った、うさぎの女の子。頭に付けた四つ葉のクローバーがチャームポイント。いつも明るく元気で好奇心旺盛、アクティブで前向きな性格をしており、うさポスト隊のリーダーを務める。 手先は器用だが料理と裁縫は不得意で、勉強が嫌いなのが玉にキズ。旅うさぎさんと一緒に世界を旅するという夢を持っている。必殺技は後ろ足で繰り出す「ちまキック」。
うさポスト隊 (うさぽすとたい)
『はぴはぴクローバー』に登場する、ちまたちが手紙の配達を仕事とする際に結成したチーム。ちまをリーダーとして、メンバーはメル、ガク、ハル、ひらりさんの5匹。 男の子は開襟シャツ、女の子はボレロというユニフォームで、背中か鞄に刺繍された四つ葉のクローバーがトレードマーク。ちなみに、体の小さいひらりさんはサンバイザーのみのコスチュームとなっている。
チャラクさん
ずる賢いキツネ。いつも他の動物をだましたり物を横取りしたりするものの、最後にしっぺ返しを食らって酷い目に会うという、小物中の小物。クルリさんと組んで悪さをすることが多い。
旅うさぎさん (たびうさぎさん)
世界を旅して回っているうさぎで、ボロボロの耳をしているのが特徴。ブレることのない意志を持ち、明るく負けず嫌いな性格。時にイタズラをするなどお茶目な一面もあるが、その内には悲しい過去を秘めているらしい。 いつも持っているハープを非常に大切にしている。話と歌が上手く、優れた容姿も持ち合わせているため周囲の動物たちに慕われており、ちまも尊敬し、憧れを抱いている。
ゆーた
のんびりした性格のツキノワグマの男の子。ちまたちを背中に乗せて走り回れる程に大柄な体格をしている。普段は大人しいが、冬眠中に起こされると機嫌を損ねて凶暴になる。蜂蜜が大好き。
ホッホー先生 (ほっほーせんせい)
ちまたちが通っている学校の先生であり、医師もしているフクロウ。普段は温厚ながら、遅刻や悪さをした生徒に対しては容赦なくホッペをツネる、というスパルタな一面もある。物知りで世話好きながら独身で、話が長いのが欠点。 夜行性のため昼間は寝ていることが多いものの、悪口だけは聞き逃さないという地獄耳を持っている。
ひらりさん
ちまの家がある木の上で暮らすモモンガ。温厚な性格で、多少のことでは動じない心を持っている。食べることが大好きだが、食べ過ぎると飛べなくなるのが悩み。普段から三日月森を飛び回っているので地理に明るいのが特徴。 うさポスト隊の一員だが、体が小さく手紙は2通までしか持てない。
メル
大きく垂れ下がった耳がチャームポイントの、うさぎの女の子。うさポスト隊の一員。ちまとは正反対の性格で心優しく控えめ。人見知りが激しいところもあるが、誰にでも優しく、男の子たちからの人気も高い。 運動が大の苦手で、元気で明るいちまに憧れを抱いている。大好きな食べ物はアップルパイ。
ガク
黒いアナウサギの男の子で、うさポスト隊の一員。明るく元気で、ちまにとっての良き遊び友達でもある。性格は少しガサツな面があるものの面倒見がよく、仲間や家族のことを大切にする心優しい一面もある。 特に六つ子の弟たちの面倒を一生懸命に見るなど思いやりのある反面、自分の恋愛感情には鈍感。
クルリさん
よくチャクラさんと一緒になって悪さをしているリス。「嘘つき名人」と呼ばれる程嘘をつくのが得意。しかし、心優しいメルにだけは友好的な態度で接するなど、心根は優しい。
ビーナ
小鹿の女の子で、ちまたちと同じ学校に通うクラスメイト。足が速いのが自慢のほか手芸も得意。負けん気が強く、思ったことはハキハキその場で言ってしまうのが玉にキズ。
ハル
黄色いうさぎの男の子でメガネを着用している。うさポスト隊の一員。性格は内気ながら成績は優秀で、クラストップを誇るガリ勉君。理論的な思考の持ち主だが、運動は苦手にしている。メルに密かに想いを寄せているが、ちま以外の周囲の動物たちには気付かれており、優しく見守られている。
場所
三日月森 (みかづきもり)
ちまはもちろん、様々な動物たちが生活をする森で、全体が三日月のような形をしていることが名前の由来となっている。中央にはちまたちが通う学校があるほか、いろいろな場所にひらりさんが作った食糧庫がある。