概要・あらすじ
ある日突然、惑星型UFO「惑星X」に乗って宇宙人が東京に現れる。一方、東京郊外の小学校に不思議な雰囲気を持つ少年只野人成が転校してきた。いつもポケットに手をつっこんでいることから、ぽけっとまんとあだ名された只野は、なぜか宇宙人と通信できる少年だった。宇宙人は娯楽に飢えており、テレビ番組を「惑星X」に送信してほしいという。
日本政府がテレビ関係者と検討した結果、番組送信には莫大なお金がかかることから、宇宙人へその支払いをお願いすることになった。宇宙人は「お金」という存在を確認すると、そのまま「惑星X」に乗って飛び去ってしまう。何事もなかったかのように東京は静けさを取り戻したが、一か月後、空気中の酸素が異常に薄くなる事態が発生する。
登場人物・キャラクター
ぽけっとまん
東京郊外の小学校にやってきた転校生。ぼーっとしていて、何をするでもなくいつもポケットに手を入れてみんなの遊ぶ様子を見ているため、ぽけっとまんとあだ名される。突然日本に現れた宇宙人たちと、歌で通信することができる。地球が酸素不足に陥った際には、首相の依頼で、その原因があると目された恐山に出向く。
山田 一郎 (やまだ いちろう)
東京郊外に住む小学生。ぽけっとまんと同じクラスで隣の席。住む家が無いというぽけっとまんを自分の家に連れ帰り、世話をする。また、地球の酸素不足事件でも、ぽけっとまんに同行して恐山に向かう。
宇宙人 (うちゅうじん)
惑星型UFO「惑星X」である日突然日本にやってきた宇宙人。ずんぐりむっくりの体型で数人で行動することが多い。歌のような言葉を話し、ぽけっとまんとしか会話ができない。娯楽に飢えており、テレビ番組を送信してほしいという。番組送信に莫大なお金がかかるとわかると、地球の酸素を「惑星X」に吸引し、取引をしようとする。
磯村 (いそむら)
放送局HHKのアナウンサー。ぽけっとまんと山田が恐山調査に向かったのを察知してついてきて、決死のレポートをしようとする。実在の元ニュースキャスター、磯村尚徳がモデルだと思われる。
場所
恐山 (おそれざん)
地球が酸素不足に陥る中、唯一酸素が十分にある場所。宇宙人が酸素をつくる地下工場がある。
その他キーワード
惑星X (わくせいえっくす)
『ぽけっとまん』に登場する円盤。月のような形状をしているが、宇宙人たちが搭乗する巨大な惑星型UFO。テレビ番組が「惑星X」に送信されるようになった後は、番組がつまらないと、不満爆弾を投下してくる。