概要・あらすじ
「いたずらの王者になる」「自分のお城を建てる」「きれいなお姫様をお嫁さんにする」という夢をかなえるために修行の旅を続けるキツネの主人公ゾロリ。イシシとノシシという双子のイノシシの子分を連れて、今日も冒険の舞台で大活躍をする。
登場人物・キャラクター
ゾロリ
黄色のキツネでオスである。運動神経抜群で、特技は変装と発明。黒のシルクハットに黒のマスク、黒のマント、青いスーツに狐のベルトをしている。夢は「いたずらの王者になる」「自分のお城を建ててきれいなお姫様をお嫁さんにする」こと。 双子のイノシシ兄弟イシシとノシシを子分に従え修行の旅を続けている。幼い頃に亡くした母を慕い、折に触れ母ゾロリーヌを思い出しては夢をかなえることを誓っている。
イシシ
双子のイノシシ兄弟のひとりでゾロリの子分。右目と右鼻の穴が大きく、大好物はメロンパン。双子の兄であるため、基本的にはしっかり者だが不器用で、凡ミスが多い。運動神経がニブくドジなところは弟ノシシと共通である。
ノシシ
双子のイノシシ兄弟のひとりでゾロリの子分。左目と左鼻の穴が大きく、大好物はおにぎり。双子の弟であるが、器用さは兄のイシシよりもある。運動神経がニブくドジなところは兄イシシと共通である。
ゾロリーヌ
ゾロリのママで、キツネの幽霊。ゾロリが幼い頃に他界しており、ゾロリには見えないが、傍で彼を見守っている。息子のゾロリが夢をかなえることを願っており、夢をかなえる途中であの世に来てしまったゾロリを叱咤し追い返す。 また、ゾロリのために閻魔大王にも食い下がり、閻魔帳のミスを指摘するなど、死んでもなお息子想いの母親である。
ゾロンド・ロン (ぞろんどろん)
ゾロリのパパ。ゾロリが幼い頃に行方不明となった伝説の飛行機乗り。乗っていた飛行機のみが、山奥で大破し見つかっている。ゾロリの冒険の最中にゾロリたちを援護してくれるような赤い飛行機に乗った人が現れることがあるため、生存している可能性がある。
ようかい学校の先生 (ようかいがっこうのせんせい)
紫の顔に赤い鼻が特徴の明るい妖怪。人間の子供たちが、妖怪をあまり怖がらなくなったことに不安を抱いている。妖怪の問題児や落ちこぼれ生徒を抱えるなか、生徒たちの自信をとりもどすべく日々奮闘している。いたずらの天才であるゾロリを尊敬しており、人間の子供を怖がらせるためにゾロリに相談を持ちかけることもある。
ブルル社長 (ぶるるしゃちょう)
ブルル食品の社長。ブルドックの顔に小さな丸眼鏡をかけている。お金が大好きな社長で、悪知恵を使い大儲けをたくらんでおり、ゾロリも何度かダマされている。ある意味ゾロリのライバルである。弱者からお金を巻き上げ、詐欺すれすれの強引な手法で商売を運び、必要ならば女装もいとわない徹底した金儲け主義である。 地球最後の日にはスペースシャトルで他の星に逃げようと考えるも、商売相手がいなくなることに気づき地球脱出を断念。 ゾロリに協力する場面も見られる。
コブル
ブルドックであり、ブルル社長の忠実な秘書である。社長の横で手もみをしながらご機嫌をうかがっており、言葉の最後に「〜しゅ」をつけ、「ブルッとな」が口癖。社長のためならヘリコプター、トラック、ブルドーザーの運転もこなしている。
タイガー
ゾロリの宿命のライバルで、トラである。右目に黄色と黒の縞模様の眼帯をし、左手は9つの道具を隠し持つ義手となっている。船長の座を虎視眈々と狙っているが、船の沈没でサメに狙われる、警察につかまり刑務所に入る、「まほうのへや」では魔法少女のネリーに義手を双葉にされる、日記の切れ端をゾロリに盗まれるなど大ボケな失敗が多い。
ネリー
紫のトンガリ帽子にチェックのスカート、ピンクのほうきを持った魔法使いの卵の少女。魔法学校の2年生だったが勉強嫌いのため学校を抜け出し、伝説の魔法の杖「グルンロッド」を探しに出る。双葉を出す魔法が得意だが、他はダメダメ。 魔法が不十分なため一から勉強しなおそうと心を入れ替え学校に戻るが、タヌキの薬屋ダポンに利用され魔法の森を封印してしまう。この後、森を元に戻すために、なぞの妖精ナジョーを探しにゾロリたちに同行する。
ナジョー
正体不明のなぞの妖精。頭のてっぺんに「の」の字のような毛が一本はえており、両手を羽のようにして飛ぶことができ、赤ん坊のような姿をしている。ピンク・黄色・水色など12色の色のナジョーがおり、この12のナジョーで魔法の森を構成している。 魔法少女ネリーが探しているのは12色のナジョーの長である。
ロジャー
浅黒い肌にボブヘアーの髪、赤紫の瞳を持つエリート魔法使い。魔法の国を守る使命に真面目に取り組む熱血青年。しかし、プライドが高く、魔法を使えないものを見下す傾向がある。封印されてしまった魔法の森について調査をするためにゾロリ一行の前に現れる。
ミリー
魔法使い少女ネリーの姉で、ネリー同様魔法使いである。白いトンガリ帽子にハネ髪のロングヘア。ゾロリが一目惚れするが、彼女は先輩魔法使いロジャーが好きである。優しい性格であるが、ここぞというときには強気な面をみせる。
ダポン
魔法の国在住のタヌキの薬屋。魔法の薬の目利きと調合の腕は一流である。実は、彼がネリーを利用し魔法の森を封印した張本人。魔法の森が封印されたことで、みんなの薬草採取が困難となり薬の値段が跳ね上がり大儲けをしている。
プッペ
全身真っ白な子どものオバケ。スイカを食べたイシシとノシシが「プップッ」「ペッペッ」と言いながら種を出したことからゾロリがプッペと名付けた。臆病な性格のため、普段はオバケの森の土偶に憑依し姿を見せることはない。 ゾロリたちの勇気ある行動的な性格に憧れている。
ルルー
その昔、不良の王者と恐れられたオオカミ。口髭をはやした年老いたオスである。シッポを子豚の三兄弟に奪われたが、ゾロリの協力のもと子豚の家を吹き飛ばすことに成功。このためゾロリを尊敬し、ゾロリがピンチの時には助けると約束をする。 その後、赤ずきんちゃんのおばあさんと恋に落ちる。