概要・あらすじ
異世界「ザナドゥ」。伝説の桃源郷とも呼ばれるその世界が突然、あらゆる時間、あらゆる空間から英雄たちを呼び寄せてしまう。しかも、本来はそれぞれの世界で正義のために戦っていた英雄たちだが、この世界に充満する歪んだ「理(ことわり)」の力により、性格を歪められてしまっていた。
この状況を見かねたラッピィ(元大魔導士)はファルコム学園(ファルコムとは古代語で「理想郷」の意)を設立。
その学園で召喚された英雄たちの性格を元に戻して、元の世界に戻すための活動を開始した。しかし、当の生徒たちはどこ吹く風。毎日毎日やりたい放題、遊び放題。おバカな日常が繰り返されていくのみだった。
登場人物・キャラクター
エルディール
『イース セルセタの樹海』に登場。自称「神」。「理」の影響により、悪の人格になってしまっている。「太陽の神殿」で発見した謎の薬を自分だけでなく、他の人にも飲ませてしまった。その結果、男性だけ容姿が子供になってしまう。
モナ君
『モナークモナーク』に登場。ファルコム学園内に設置された食堂兼何でも屋の「MONASHOP」の店長を務める、黄色くて丸い謎の生物。見た目の可愛らしさとは裏腹に、あこぎで外道なキャラ。 腹黒で言葉使いも悪い。
ダルク・ファクト (だるくふぁくと)
『イース』シリーズに登場(ラスボス)。ダームの塔での入浴中に召喚、全裸でザナドゥに出現したため、いきなり牢屋に放り込まれた「一番の苦労人」。「理」の影響で悪の心が善になったため、ラッピィの要請を受けてファルコム学園の教師に就任する。 何もしていないのに何度も牢屋に入れられたり、「銀」の概念を持つ物に弱くなったり、アドル・クリスティンから理不尽な攻撃を受けたりと、非常に多くの災難が降りかかっている。 なお、攻撃を受けると周囲に落とし穴を作ってしまうのは元の世界での体質。
ロイド・バニングス (ろいどばにんぐす)
『英雄伝説 軌跡』シリーズに登場。召喚後、クロスベル警察特務支援課、ザナドゥ出張所所属の捜査官に就任。悪事を働いた人物を問答無用で牢屋にブチ込んでいく。 しかし、血縁者を除く老若男女はもちろん、機械や別種族まで口説き落とす攻略王の血が強化され、「無自覚な弩変態」にレベルアップしている。
アイシャ
『Ys SEVEN』に登場。貧乳に悩んでいる「貧乳その2」。貧乳をイジられるのを極端に嫌う。
ラッピイ
『イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ』に登場。ファルコム学園の創設者で校長を務める「みんなの玩具兼非常食」。本名はミッシェル・ド・ラップ・ヘブン(『英雄伝説』シリーズに登場した大魔導士)。 異世界ザナドゥに召還された時、「理」の影響でかわいい家畜の姿(『イース』シリーズに登場したピッカード)になって戻れなくなる。その後も続々と召喚され、「理」によって性格が歪められた英雄たちを見かねたラッピィは、召喚された英雄たちを更生させるための学校であるファルコム学園を設立、自ら校長となって召喚された英雄たちを引き取っている。 なお、教頭は『イース』シリーズに登場したダルク・ファクトの配下である「手下A(モデルは『イースI』に登場したジェノクレス)」が務めている。 その外見のため、主にアドル・クリスティンから食材として狙われている(『イース』の世界でのピッカードは食糧になるため)。 そのため、『軌跡』シリーズに登場するレアモンスター、シャイニングポムの姿にも変身するようになったが、今度は他の戦士に狙われるようになる(シャイニングポムは経験値稼ぎに使われているため)。
オリビエ
『英雄伝説 軌跡』シリーズに登場。ナルシストなのは元からの性格だが、さらに「理」の影響によって強烈な脱ぎ癖がついてしまった「変態全裸王子A」。ファン・フレディ王子とともに登場することが多いが、ほとんどの場合、2人とも全裸で登場する。
ティオ・プラトー (てぃおぷらとー)
『英雄伝説 零の軌跡/碧の軌跡』に登場。滅多に表情を表さない少女で超クールな「作者のおきに」。「みっしぃ」が大好きらしいが、表情からは読み取れない。
エステル・ブライト (えすてるぶらいと)
『英雄伝説 軌跡』シリーズに登場。召喚時に「理」の影響をあまり受けなかったため、元の世界での性格のままザナドゥで生活している。しかし周囲はブッ飛んだ人間ばかりであり、何に対しても戸惑っている。 「常識人である不幸」を感じている薄幸の少女。主にヨシュア・ブライトのツッコミ役としての立ち位置を確立している。
リリア
『イースⅡ』のヒロインとして登場。ヒロインらしく優しく清楚な感じの少女だが、アドル・クリスティンに惚れて婚約予定者に認定し、落とすためなら非情の手段も厭わないという腹黒キャラになってしまった「貧乳その1」。 しかも、ザナドゥのアドル・クリスティンの黒い面を無視するというレベルの高いスルースキルまで身に付けている。
???
様々な時代、様々な機種から召喚されたアドル・クリスティンの総称。具体的には、『イース』各シリーズで年齢の異なる様々なアドル・クリスティン、セガ・マークIII版の初期出荷版のみに出現した、アドル・クリスティンに酷似したレアモンスターのドッペルゲンガー、北米仕様のGENESIS版『イースIII』のパッケージに描かれた、筋骨隆々でロン毛のアドル・クリスティン、OVA『イース 天空の神殿』に登場したアドル・クリスティンなど。
アドル・クリスティン (あどるくりすてぃん)
『イース』シリーズに登場。「旅の始まりは美少女に起こしてもらってから」という矜持のもと、いつも行き倒れの状態で登場する「愛欲に濡れた英雄」。無類の美少女好きで、さらにバカという、世界を救った英雄らしからぬ態度を取り続ける。 また、虎視眈々とラッピィを狙い、捕食しようとしている(『イース』の世界でのピッカードは食糧になるため)。
ドラゴンスレイヤー
『ドラゴンスレイヤー』に登場。原作どおりドット絵で登場したキャラで、横から見ると平べったいが紳士的な言葉を使う伝説の戦士。パワーリングを装備しており、ダームの塔や邪魔な家を動かしてしまった。 なお、左利きだったり足音が原作通りのSEになっていたりするなど、何気に芸が細かい。
みっしい
『英雄伝説 軌跡』シリーズに登場。『軌跡』シリーズのマスコット的な存在である謎の生物で、『イース』シリーズにも登場している。主にオープニングの没頭と番組の最後に登場し、「みししっ」としか声を発しない。 外見は猫のようだが猫ではない。空想上の動物だが、ザナドゥではティオ・プラトーがよく抱いている。
ヨシュア・ブライト (よしゅあぶらいと)
『英雄伝説 軌跡』シリーズに登場。元々はクールな美少年であったが、「理」によって強烈なナルシストな性格に歪められただけでなく、主にメイド服を着たがる女装癖を併せ持つ「激ナル丸出し」な変態になってしまった。 それでも通常は普通の服を着ているなど、何がスイッチになるのかは分かっていない。
ファン・フレディ王子
『ロマンシア』に登場。生い立ちが似ていたせいか、ザナドゥではよくオリビエと行動していた。そのせいか、オリビエに感化されすぎて、幼児化した際にはオリビエと一緒に全裸ではしゃいでしまった「変態全裸王子B」。
クレジット
- 原作
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日本ファルコム , 新久保だいすけ
- 監督
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ぴっぷや
- シリーズ構成
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山下憲一
- 作画監督
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青葉みずき
- 音楽
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Falcom Sound Team jdk
- アニメーション制作
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キャラアニ , ダックスプロダクション