ウルトラマン超闘士激伝

バンダイの玩具とカードダスを中核にメディアミックス展開が行われた『ウルトラマン超闘士激伝』のコミカライズ版。特撮作品『ウルトラマン』シリーズをベースに、独自解釈による世界が構築された。コミックは4部から成り立ち、3部「ゴーデス編」と4部「エンペラ星人編」の間にあたる物語「ツイフォン編」はOVAで発表された。また2014年からネット掲載で新作『ウルトラマン超闘士激伝新章』の連載が開始された。

正式名称
ウルトラマン超闘士激伝
ふりがな
うるとらまんちょうとうしげきでん
原作者
瑳川 竜
作画
ジャンル
バトル
レーベル
少年チャンピオンコミックス エクストラ(秋田書店)
巻数
既刊2巻
関連商品
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あらすじ

第1巻

ウルトラ戦士たちの活躍により、宇宙が平和統合されて数十年。光の国では、各惑星の親善をかねて、第一回銀河最強武闘会が開催されることになった。出場選手の一人であったウルトラマンは、レッドキングなどの強豪を次々と打ち倒し、決勝戦ではかつて敗北を強いられた強敵であるゼットンと対峙する。科学特捜隊から装鉄鋼を受け取り闘士となったウルトラマンは、試合を優勢に運ぶが、ゼットンは覆面の男から受け取っていたハイパーカプセルを使い、ハイパーゼットンへと変貌。ウルトラマンは一転して苦境に追い込まれるが、スペシウム超光波を放ち辛くも勝利する。しかしこの戦いは、大会にまぎれ込み情報収集をしていた、血と暴虐を好むメフィラス大魔王とその配下である鋼魔四天王との戦いの前哨戦に過ぎなかった。彼らが差し向けた刺客であるガッツ星人の手によりウルトラセブンは敗れ、生命力を奪う檻へと封じられてしまう。ウルトラマンは親友ウルトラセブンを救うための手段を求めて、科学特捜隊のメンバーと共にキング星へと向かう。一方、これを好機と見たメフィラス大魔王は、鋼魔四天王を伴い、ウルトラマンが不在のウルトラの星に向けて進撃を開始するのだった。

第2巻

 ウルトラマンと科学特捜隊は、ウルトラマンキングからウルトラセブンを救う鍵となるダイモード・クリスタルを受け取る。しかしその喜びもつかの間、ウルトラの星はメフィラス大魔王鋼魔四天王の手により壊滅的な被害を被っていた。駆けつけたウルトラ戦士たちに対して、バルタン星人は多数のPsy-バルタンを差し向け、鋼魔四天王はウルトラの星から脱出し、荒野の星へと居場所を移す。しかしそこには、はぐれ戦士として知られるウルトラマングレートが待ち受けていた。さらに、ゾフィーに促されたウルトラ戦士たちも、彼にPsy-バルタンの殲滅を託すと、鋼魔四天王と対峙する。激戦の末、ウルトラマングレートはマグナムシュートでバルタン星人を破り、ウルトラマンジャックも相打ち覚悟の特攻でザラブ星人を撃破する。ウルトラマンタロウもまた、ケムール人との戦いで新たな力の片鱗を見せるが、力及ばず倒れてしまう。しかしそこに、旅から帰還したウルトラマンが参戦。ケムール人とダダを打ち倒し、メフィラス大魔王と1対1の戦いに臨む。メフィラス大魔王はゼットンと同様にハイパー化を果たし、ウルトラマンを圧倒する。しかしそこに、ダイモード・クリスタルによって復活したウルトラセブンが駆けつける。ウルトラセブンは装鉄鋼をまとって闘士へと姿を変え、ウルトラマンと連携。見事メフィラス大魔王を退けるのだった。

第3巻

 ウルトラマンたちの活躍によって平和を取り戻し復興を果たした光の国では、第二回銀河最強武闘会が執り行われていた。参戦者の中にはかつてウルトラマンに敗れたメフィラス大魔王の姿もあったが、いまや彼に邪悪な野望はなく、純粋な闘志からウルトラマンとの再戦を熱望していた。ほかにも、「ミスターサンタ」の偽名を名乗ったウルトラの父やウルトラマンエースの打倒に燃えるエースキラーなどが参戦。ウルトラ戦士、宇宙人、怪獣たちが持てる力を発揮し、試合は白熱していく。しかし、参加者の一人であった怪僧マザロンは、命を賭けなければ意味がないと大会の主催者であるヤンドに超電磁フィールドの導入を進言し、ヤンドもこれを承諾する。これによって大会の雰囲気は一変し、ウルトラセブンは試合の放棄を宣言。かくしてベスト4には、ウルトラマンとメフィラス大魔王、エースキラー、そして怪僧マザロンが名を連ねた。そして、ここにいたって怪僧マザロンが本性を現し、銀河最強武闘会を利用してウルトラ戦士たちをみな殺しにする計画を暴露する。エースキラーを一撃で倒した怪僧マザロンは、さらに拘束用に身につけていた装鋼鉄を外して本来の力を発揮し、ウルトラマンすら圧倒する。怪僧マザロンの脅威を認めたメフィラス大魔王は、ウルトラマンと決勝戦を戦うために、彼とタッグを結成。力を合わせて怪僧マザロンとの死闘に挑む。

第4巻 

ウルトラマンメフィラス大魔王のコンビネーション攻撃で窮地に陥った怪僧マザロンは、先んじてリングの下に超空間時限爆弾と呼ばれる破壊兵器を仕込んでおり、自分もろとも会場の全員をみな殺しにしようと目論む。これに対抗するため、ウルトラマンはメフィラス大魔王から受け取ったハイパーエネルギーを利用し、会場に仕掛けられた爆弾ごとテレポートを行う。この影響で力を失ったウルトラマンは怪僧マザロンの猛攻を受けるが、メフィラス大魔王を死なせたくないという強い思いから超闘士として覚醒。すさまじい力を発揮し、ついに怪僧マザロンを倒す。しかし、ウルトラマンはその反動で命を失い、復活のためにプラズマスパークの中で3年のあいだ留まらざるを得なくなる。これを好機と見たヤンドは首領ヤプールの正体を現し、全銀河を征服するために軍団を差し向ける。ウルトラマン不在の状態で彼らの対処を強いられる中、メフィラス大魔王はウルトラマンタロウを鍛え上げ、共にヤプール軍団に対抗することを決意。ほかのウルトラ戦士たちや闘士五獣士なども立ち上がり、ここにヤプール大戦が幕を開ける。ウルトラマンにすら匹敵する力を得たウルトラマンタロウとメフィラスは、旅の中で仲間に加わったブラックピジョンを伴い、首領ヤプールの本拠地であるメビウス星に乗り込む。しかし、そこで待ち構えていたスフィンクスは、奥へ向かうにはメビウスの鍵と呼ばれる秘宝が3つ必要であること、そして中枢から帰ることが非常に困難である事実をつきつける。ウルトラマンタロウは、優れた帰巣本能を持つブラックピジョンに対し、ウルトラ戦士たちへの伝言を託す。 

第5巻 

ウルトラ戦士と怪獣軍団は、ブラックピジョンからもたらされた情報をもとにメビウスの鍵の奪取に成功する。そして、バラバを倒して朱の鍵を入手したゼットンと、ウルトラマンジャックに化けていたアンチラ星人の罠を打ち破り、蒼の鍵を得たウルトラセブンとアプラサールから翠の鍵を託されたウルトラマンエースとエースキラーが駆けつけ、ウルトラマンタロウメフィラス大魔王と合流し、首領ヤプールの潜む空間へと乗り込む。ウルトラマンタロウとメフィラス大魔王は、立ちはだかるジャンボキングをウルトラセブンたちに任せ、いよいよ首領ヤプールの待つ「輝きの間」へと足を踏み入れる。しかし首領ヤプールの力は圧倒的で、ウルトラマンタロウとメフィラス大魔王が力を合わせても、対抗するのがやっとだった。首領ヤプールはさらに、メフィラスを痛めつけることでウルトラマンタロウを超闘士に覚醒させ、超闘士唯一の弱点である3分間の時間制限を耐え抜こうと目論み、これを成功させる。対してメフィラス大魔王は、ジャンボキングを倒して駆けつけたウルトラセブンたちと共に、あえて首領ヤプールの力を解放させて自爆するように仕向けようとするが、首領ヤプールの猛攻の前に、たちまち危機に瀕する。万事休すと思われたその時、ウルトラマンタロウはプラズマスパークで療養しているウルトラマンから、テレパシーによる激励を受け、ウルトラホーンを利用することで無制限に超闘士の力を引き出す術を会得する。超闘士ウルトラマンタロウと、テリブルゲートの力を受けることで自爆を免れさらなる強化を果たした首領ヤプールの一騎打ちが、ここに幕を開ける。

第6巻 

ヤプール大戦の終結から3年後。光の国では、第三回銀河最強武闘会が開催される。ウルトラマンタロウメフィラス大魔王は、プラズマスパークで復活を果たしたウルトラマンとの試合を待ち望み、ほかのウルトラ戦士や怪獣たちも、それぞれの決意を胸に大会に臨む。予選が終わり、第二回銀河最強武闘会を勝ち進んだ強豪たちのほか、仮面騎士と名乗る謎のウルトラ戦士やパワード流と呼ばれる格闘術をあやつるウルトラマンパワードとその弟子たち、そしてウルトラマンキングに変装していたウルトラマンがベスト16に進出する。その後も試合はつつがなく行われ、第二回大会のような惨劇は発生しないと思われた。しかし、今まで正々堂々と戦っていたウルトラマンパワードが、準決勝の対戦相手となった仮面騎士に対し、突如ラフファイトを仕掛ける。ウルトラマンパワードの変貌にウルトラ戦士たちは驚愕するが、彼の目的は仮面騎士の正体を晒すことにあった。仮面騎士の正体は宇宙の悪魔と呼ばれるゴーデスがウルトラマングレートの肉体を乗っ取った姿で、ゴーデス細胞を用いて戦士たちのエネルギーを吸収し、魔神と呼ばれる存在を目覚めさせようとしていたのである。超闘士となったウルトラマンタロウと、ウルトラクラウンを得てさらなる力を得たウルトラマンは、ウルトラマンパワードに共闘を持ちかける。しかしウルトラマンパワードはこれを拒否し、一人でゴーデスに立ち向かっていくのだった。

第7巻 

魔神の復活を目論むゴーデスは、部下のゴーデス五人衆に対し、強力な戦士のエネルギーを差し出すよう命ずる。ウルトラマンと、宇宙の危機に駆けつけたウルトラマン80、そしてウルトラマンジョーニアスは五人衆を打ち破り、魔神が封印された地へとたどり着く。しかしゴーデスは、卑劣なだまし討ちでウルトラマンタロウを戦闘不能に陥れ、そのエネルギーを利用することでついに海魔神コダラーを復活させる。ゴーデスは海魔神コダラーを従えようと試みるが、海魔神コダラーは命令をまったく受けつけない。さらに海魔神コダラーと対をなす空魔神シラリーが現れ、絶命光線でゴーデスの命を奪い、海魔神コダラーと共に破壊の限りを尽くそうとする。ウルトラマンはこれを止めようとするが、ウルトラクラウンを砕かれ、重傷を負ってしまう。そこに復活を果たした鋼魔四天王が駆けつけて二匹を止めようとするが、実力の差は歴然だった。しかし、そのスキを突いたウルトラマンパワードが超能力を送り込んだことで、二匹は同士討ちを行い、やがて活動を停止する。こうして銀河の壊滅は防がれたかに見えたが、漁夫の利を得ようと目論むササヒラーとヤメタランスの横やりによって、二匹の魔神が融合を果たし、究極魔神シーダが誕生してしまう。ウルトラ戦士やメフィラス大魔王たちは究極魔神シーダを倒すため出撃し、ウルトラの父もまた、光の国最強の兵器とされるウルトラキーの封印を解くことを決意する。

第8巻 

ウルトラ戦士たちは、究極魔神シーダや彗星戦神ツイフォンとの戦いを制するが、その代償としてメフィラス大魔王を失ってしまう。ウルトラマンウルトラマンタロウは悲しみに暮れるが、そんな中、エンペラ星人の率いる軍団がウルトラ三大秘宝を狙って各地を襲撃する。ウルトラ戦士たちはこれを迎え撃ち、その中にはウルトラマンネオスウルトラセブン21の姿もあった。彼らと合流したウルトラマンは、幹部の一人である陸軍参謀ザム星人を倒し、超光速銀河遊撃艇スターフェニックスを起動。ウルトラマンネオス、ウルトラセブン21と共に銀河遊撃隊を結成する。しかし、海軍参謀バルキー星人の仕掛けた陽動作戦によって、三大秘宝の一つであるウルトラベルがエンペラ星人の手に落ち、さらに宇宙参謀ブラック指令と暗黒司祭ジェロニモンの仕掛けたデストホーンでウルトラセブン21が洗脳され、ウルトラキーまでもが奪われてしまう。ウルトラマンネオスは単身で出撃し、ウルトラセブン21を救うために命を懸けて説得を行う。その結果、洗脳が徐々に弱まっていくものの、手にしていたウルトラキーを発射されてしまう。しかしそこにウルトラミラーを携えたウルトラマンが現れ、ウルトラマンネオスを救う。さらに、それぞれの銀河で戦っていたウルトラマンタロウ、ウルトラセブン、ウルトラマンエース、ウルトラマングレートも駆けつけ、戦局は一気に逆転する。正気を取り戻したウルトラセブン21はウルトラマンネオスと共に宇宙参謀ブラック指令を倒し、暗黒司祭ジェロニモンを追い詰めるが、そこにエンペラ星人の幻影が現れる。

登場人物・キャラクター

ウルトラマン

宇宙警備隊に所属するウルトラ戦士の男性。歴戦の戦士で、冷静で穏やかな心と熱く激しい闘志を併せ持ち、宇宙警備隊の中でも最強と名高い。科学特捜隊から送られた装鉄鋼を装着することで「闘士ウルトラマン」となり、ゼットンやメフィラス大魔王と戦い、勝利をつかんだ。第二回銀河最強武闘会では、怪僧マザロンとの戦いの中で超闘士として覚醒するも、その反動に耐えきれず命を落とす。しかし、ウルトラマンキングの導きによってプラズマスパークと接触し、3年の月日をかけて肉体を再構築して蘇った。また、ウルトラマンタロウと首領ヤプールの戦いでは、プラズマスパークの中からウルトラマンタロウにテレパシーで激励し、彼がウルトラホーンの力を解放した事で真の超闘士に覚醒するきっかけを作った。のちにウルトラクラウンやデルタスターといった強力なアイテムの恩恵によって、ウルトラホーンを持たずに超闘士の力を長時間引き出せるようになる。さらに、究極魔神シーダ、彗星戦神ツイフォンなどの強敵を次々と打ち破った功績により、銀河遊撃隊の隊長に任命された

ウルトラマンタロウ

宇宙警備隊に所属するウルトラ戦士の少年で、ウルトラの父の息子。ウルトラマンにあこがれを抱いており、彼のようになりたいと強く願っている。また、メフィラス大魔王に弟子入りしてからは、彼にも強い敬意を抱くようになる。戦士としては主に精神的な未熟さを指摘されており、感情の起伏が激しいものの心優しく、情に流されることもしばしばある。しかし、実力で大きく上回るケムール人に立ち向かい、彼を驚愕させるほどの力を発揮するなど、優れた資質を感じさせることも少なくない。第二回銀河最強武闘会では装鉄鋼を装着することで「闘士ウルトラマンタロウ」となり、ウルトラマンが命を落としたあとは彼に代わる戦闘面の切り札としてメフィラス大魔王に見出され、厳しい修行の末に潜在能力を引き出されて超闘士として覚醒する。首領ヤプールとの戦いでは、彼と互角に渡り合うほどの力を発揮するものの、ウルトラマンと同様に長いあいだ超闘士の力を引き出せば、その反動で命を落とす弱点を突かれて一度は敗北する。しかし、プラズマスパークの中で肉体を再構成していたウルトラマンからの激励を受けることで奮起。ウルトラの父ゆずりのウルトラホーンにエネルギーを蓄え続けることによって、長時間超闘士の力を引き出したまま戦えるようになり、その力をもって首領ヤプールに勝利した。エンペラ星人の軍勢との戦いの際には、東銀河を守護する隊長格・守護闘士に任命され、「守護闘士ウルトラマンタロウ」と名乗るようになる。

ウルトラセブン

宇宙警備隊に所属するウルトラ戦士の男性。ウルトラマンの親友で、彼に匹敵するパワーを持つといわれている。第一回銀河最強武闘会ではウルトラマンの優勝を見届け、彼に追いつけるようにと決意を新たにするが、控室に戻った際にメフィラス大魔王に雇われたガッツ星人にクルスガンで銃撃され、エネルギー吸収フィールドに封印されてしまう。しかし、ウルトラマンがウルトラマンキングから受け取ったダイモード・クリスタルによって復活を果たし、装甲鋼を得て「闘士ウルトラセブン」となり、メフィラス大魔王に苦戦するウルトラマンの救援に駆けつけた。ヤプール大戦においては、ノタニー博士の開発したホーク・ウェポンを使いこなし、アンチラ星人やジャンボキングを倒している。エンペラ星人の軍勢との戦いの際には、北銀河を守護する隊長格・守護闘士に任命され、「守護闘士ウルトラセブン」と名乗るようになる。

メフィラス大魔王

平和を好むメフィラス星人の中に生まれた悪の異端児。好戦的な性格の男性で、修行の末に強大な戦闘能力を身につけた。さらに特殊なテレパシーを自在にあやつり、敵に気取られずに作戦を共有することもできる。宇宙を再び戦乱の時代にしようと企み、第一回銀河最強武闘会ではゼットンをそそのかしてウルトラ戦士たちの力量を調査し、のちに鋼魔四天王を率いてウルトラの星を襲撃する。ウルトラ戦士随一の力を持つウルトラマンとの戦いでも優位に立ち回ったが、復活を果たしたウルトラセブンの参戦によって敗北する。それからは邪悪な野望を捨て、ウルトラマンとの決着をつけることを目指すようになる。第二回銀河最強武闘会ではウルトラマンとの再戦を望み、堂々と姿をさらして出場し、ウルトラの父を下して準決勝まで勝ち進む。怪僧マザロンが暴走した際に、かつてメフィラス大魔王自身が壊滅的な被害を及ぼした故郷をウルトラマンが復興させたことを知り、怪僧マザロンを倒すために共闘する。ウルトラマンが力尽きたあとは、首領ヤプールに立ち向かうためにウルトラマンタロウを弟子に取り、彼が超闘士へ覚醒する手助けを行った。ウルトラマンタロウとはその際に固い絆で結ばれ、強く尊敬されることとなる。彗星戦神ツイフォンとの戦いの中で命を落とすが、エンペラ星人との戦いの際に幻影となって現れウルトラマンを激励するなど、その影響力はウルトラ戦士たちの中に強く残っている。

ノタニー博士

本名はウルキュース・ノタニー。白髪の老人で、銀河最強武闘会の解説者を務める。お調子者のギャグキャラで、『ウルトラマン』シリーズのマニアを自称するが、怪獣大百科などに頼る姿を見るとイマイチ信用できない。実は銀河ノーゲル賞を取った宇宙物理工学の天才で、ホーク・ウェポンの設計や重装鉄鋼を開発し、ウルトラ戦士の危機を助けている。

ヤプール

ヤプール次元の支配者として君臨している男性で、ヤプール次元におけるウルトラ戦士的な存在。住人たちにとっての希望の象徴でもあり、彼らからは首領ヤプールと呼ばれている。崩壊を迎えようとしているヤプール次元とその民を救うために、テリブルゲートと呼ばれる門を開き、ウルトラ戦士たちの住む宇宙をヤプール次元に変化させようとしている。その障害となるであろう超闘士の存在を懸念しており、その正体を突き止めて可能ならば葬り去るため、ループ星人のヤンドと名乗って第二回銀河最強武闘会を開催し、参加者として部下である怪僧マザロンを差し向けたり、彼と共謀してリングに超電磁フィールドや超空間時限爆弾といった破壊兵器を仕込んだ。怪僧マザロンとの戦いで超闘士となったウルトラマンが命を落とした様子を見届けると、脅威となる者は現れないことを確信し、超獣を率いてヤプール大戦を引き起こす。超闘士に覚醒したウルトラマンタロウに激闘の末に敗れ、その際に発生した事故でヤプール次元が消滅寸前にまで陥り、首領ヤプール自らも命を絶たれることを望むが、ほかならぬウルトラマンタロウの手によって崩壊を免れる。敵でありながら故郷を救ってくれた彼に対して礼を言いつつ、まっとうな方法で再建することを約束すると、腹心のスフィンクスと共にヤプール次元へと帰って行った。

ゴーデス

宇宙が生んだ絶対悪を自称する、凶悪な宇宙生命体の男性。魔神と呼ばれる復活を目論んでおり、そのためのエネルギーを確保すべく、ウルトラマングレートの体を乗っ取り「仮面騎士」を名乗って第三回銀河最強武闘会に出場する。しかし、ウルトラマンパワードとの戦いにおいて仮面を砕かれ、その正体をさらされる。純粋な戦闘能力は、超闘士となったウルトラマンやウルトラマンタロウに及ばないが、ゴーデス細胞と呼ばれる極小細胞をあやつることであらゆる生命体のエネルギーを吸収する能力を持つ。吸い取った出場者のエネルギーで海魔神コダラーをよみがえらせようと企むが、完全な復活には至らず、さらなるエネルギーを求めてゴーデス五人衆を銀河に派遣する。ウルトラマンタロウに居場所を突き止められ再戦するが、ウルトラマングレートの姿を利用しただまし討ちで返り討ちにし、彼のエネルギーを利用することで海魔神コダラーの復活に成功する。しかし制御できずに半殺しにされ、さらに呼応して現れた天魔神シラリーの絶命光線を浴びて死亡する。なお、乗っ取られたウルトラマングレートの身体はかろうじて無事で、プラズマスパークの加護を受けたことで回復した。

究極魔神シーダ

『ウルトラマン超闘士激伝』の第3部に登場する破壊神。ゴーデスの策謀によって蘇った天魔神シラリーと海魔神コダラーが、相討ちした末に融合して生まれた究極の破壊神。上半身がシラリー、下半身はコダラーとなっており、2体に分離することもできる。闘士タロウパワードGの力によってデルタスターを手に入れた闘士マンの力で消滅する。

ウルトラマンネオス

彗星戦神ツイフォンとの戦いのあとに新たに配属された、宇宙警備隊の少年。若手の中でも実力はNo.1といわれており、生真面目な性格ながらも内心では自分の力に自信と誇りを持っている。ウルトラセブン21と共にウルトラキーが隠されたセントール星の警備を任され、陸軍参謀ザム星人の率いるメタルモンスの大軍を迎え撃った。のちに新たに結成された銀河遊撃隊に編入され、装甲鋼を授かり「闘士ウルトラマンネオス」となる。ウルトラセブン21とは親友の間柄だが、彼からは劣等感を抱かれていた。それに目をつけた宇宙参謀ブラック指令と暗黒司祭ジェロニモンによって洗脳されたウルトラセブン21を救い出すため、ウルトラキーを携えた彼に単身で戦いを挑み、身体を張って説得する。さらにその中で、ウルトラセブン21と競い合ったからこそここまで強くなれたと主張し、その結果、デストホーンの呪縛から彼を解放することに成功する。

ウルトラセブン21

彗星戦神ツイフォンとの戦いのあとに新たに配属された、宇宙警備隊の少年。血気盛んな性格だが、いささかお調子者なところがある。ウルトラマンネオスとは親友の間柄で、力を競い合うライバル関係でもあるが、内心では彼に追いつけないと思い込んでいる。ウルトラマンネオスと共にセントール星に派遣され、陸軍参謀ザム星人の率いるメタルモンスの大軍を迎え撃つが、その際もウルトラマンネオスほどの戦果を挙げられず、焦りを見せていた。その後、銀河遊撃隊に編入され、装甲鋼を授かったことで「闘士ウルトラセブン21」となる。しかし、宇宙参謀ブラック指令と暗黒司祭ジェロニモンによってデストホーンを取り付けられ、洗脳されたうえにウルトラキーの奪取に利用されてしまう。さらに、ウルトラミラーの出現を促すために、水星をウルトラキーで狙撃されかける。しかし、駆けつけたウルトラマンネオスから身体を張った説得を受け、デストホーンの呪縛から解放されると、彼と力を合わせて宇宙参謀ブラック指令を打ち倒した。

エンペラ星人

EXキューブを悪用して、銀河を支配しようと企む宇宙人の男性。暗黒司祭ジェロニモンと、陸軍参謀ザム星人、海軍参謀バルキー星人、宇宙参謀ブラック指令を従えている。ウルトラの星の秘宝である、ウルトラキー、ウルトラミラー、ウルトラベルを手に入れようと策謀しており、メタルモンスの大群を繰り出して、銀河侵略を開始した。部下たちにはある程度寛容で、参謀たちによる手柄争いを容認したり、暗黒司祭ジェロニモンが危機に陥った際には幻影となって現れ、救出している。なお、本作『ウルトラマン 超闘士激伝 完全版』ではウルトラ戦士たちと戦うことはなく、エンペラ星人との決着は『ウルトラマン 超闘士激伝 新章』に持ち越されている。

集団・組織

鋼魔四天王

メフィラス大魔王に付き従う強力な宇宙人で、バルタン星人、ザラブ星人、ケムール人、ダダが名を連ねている。全員がメフィラスから装鉄鋼を与えられており、闘士としての力を発揮する。ウルトラ戦士と同等以上の実力を有しており、メフィラスは、鋼魔四天王さえいればほかの軍勢などまったく必要ないと豪語している。第一回銀河最強武闘会では正体を隠すために装鉄鋼をつけないまま出場し、メフィラス大魔王とゼットンが有利になるように立ち回る。そして、メフィラスが正体を現すと、ウルトラマンが不在のウルトラの星を侵略し、ほぼ壊滅状態にまで追いやる。しかし、ウルトラマングレートによってバルタン星人が倒され、ザラブ星人もウルトラマンジャックの捨て身のカウンターによって敗北、残るケムール人とダダもウルトラマンの前にあえなく敗れ、長期の戦線離脱を余儀なくされる。のちにウルトラ戦士の仲間になったメフィラス大魔王の依頼により、海魔神コダラーと天魔神シラリーからウルトラマンたちを救出するために参戦。足止め程度しかできなかったものの、ザラブ星人が思いついた同士討ちの策略をウルトラマンパワードが遂行したことで勝利を収め、ウルトラマンパワードからは戦いの殊勲者として称えられた。

その他キーワード

闘士

『ウルトラマン超闘士激伝』に登場する称号。鍛えぬかれた身体を持つ戦士や怪獣が、装甲鋼(メタルブレスト)を装着して強化した姿を指す。玩具ではPVC製のフィギュアにプラスチックの鎧を装着する形で再現された。

超闘士

『ウルトラマン超闘士激伝』に登場する太古より宇宙に伝わる最強戦士の称号。闘士マンと闘士タロウのみが変身できる。超エネルギーで身体が金色に輝き、強大な戦闘能力を発揮する。肉体が超エネルギーに耐えきれないため3分間程度しか持続できず、限界を超えると死ぬ。ただしウルトラホーンを持つ者は生み出したエネルギーをホーンに蓄えることで長時間超闘士でいられる。

クレジット

原作

瑳川 竜

書誌情報

ウルトラマン超闘士激伝新章 既刊2巻 〈少年チャンピオンコミックス エクストラ〉 連載中

第1巻

(2016年2月発行、 978-4253131261)

第2巻

(2016年12月20日発行、 978-4253131278)

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