概要・あらすじ
地球をほかの星からの侵略から守る使命をウルトラマンから託されて、ウルトラセブンは地球に降り立った。折しも、衆人環視の中で人間が消失する事件が起きていた。パトロール中の地球防衛隊の調査に向かったウルトラ警備隊の前に、モロボシ・ダンと名乗る青年が現れた。ダンの協力によって宇宙人の陰謀が明かされ、宇宙人の円盤との戦いで苦戦していると、ウルトラセブンが現れて宇宙人は撃退された。
ほどなくダンはウルトラ警備隊の6人目の隊員に迎えられ、ウルトラセブンはウルトラ警備隊の幻の7人目の隊員と呼ばれるようになった。頼れる隊員を得てウルトラ警備隊はさまざまな宇宙人の陰謀に立ち向かっていく。
登場人物・キャラクター
モロボシ・ダン (もろぼしだん)
ウルトラ警備隊隊員。キリッとした好青年。人間消失事件を調査していたフルハシとソガの前に現れ、ウルトラ警備隊で働きたいと申し出た謎の人物。科学的な知識も射撃も優秀で、要請が受け入れられ6人目の隊員として迎えられた。最前線で働き、しばしば命を失いかける。アンヌとは恋愛関係になりつつあると思わせる描写があった。 その正体はウルトラセブン。
ウルトラセブン
地球を他の星による侵略から守るためにM78星雲からやってきた宇宙人。全身赤く、頭部などは銀色。額にエネルギーランプがあり、地球上で活動するエネルギー残量を示す。エネルギー源は太陽。地球人のモロボシ・ダンとしてウルトラ警備隊に入って、日夜、宇宙人たちと戦っている。いざというときには元の姿に戻るが、その際には眼鏡型のアイテム、ウルトラ・アイが必要。 豆粒大から数十mまで伸縮自在で、空を自由に跳ぶことができる。攻撃用にアイスラッガーやエメリューム光線を装備している。本来の名前は不明だが、地球ではウルトラ警備隊の7人目の隊員、ウルトラセブンとキリヤマ隊長に命名された。
古橋 圭太 (ふるはし けいた)
ウルトラ警備隊隊員。がっしりした体型でどんぐり眼と丸い鼻で、表情も豊かな親しみやすい人物。ウルトラ警備隊の隊員で唯一、フルネームと家族構成が描かれた。怪力自慢で人情家。多くの人が助かるのなら自分が犠牲になっても構わないという固い信念がある。ソガと仲がよく、一緒にいることが多い。 北海道の自宅の牧場に、老いた母の古橋ユキと妹の古橋マナがいる。モロボシ・ダンが最後に変身するところを目撃した。
アンヌ
ウルトラ警備隊隊員。細身で小柄のショートカットの紅一点。看護師としても優秀で、負傷者の看護を一手に引き受ける。射撃の腕はフルハシよりも優秀。モロボシ・ダンの身を案じて現場に向かおうとすることも多いが、自分の職務を優先させる優秀な隊員。生死不明の状態から生還したモロボシ・ダンと抱き合うなど、関係はやや近しいものを感じさせる。
ソガ
ウルトラ警備隊隊員。細身で眉が下がっている若手。地球防衛軍一の射撃の腕前を持つ。フルハシと仲が良く、一緒にいることが多い。
アマギ
『ウルトラセブン』の登場人物人物。ウルトラ警備隊隊員。四角い顔で三角眉毛のしっかりした体格。
キリヤマ隊長 (きりやまたいちょう)
ウルトラ警備隊隊長。三角眉毛に少し広めの額でガッシリした体格をした初老の人物。次々に発生する怪事件に立ち向かい、冷静な判断で地球を守る。冷徹な判断を下すことがあるが、地球人の少女を装ったピット星人を撃てない甘さもある。
集団・組織
ウルトラ警備隊 (うるとらけいびたい)
『ウルトラセブン』に登場する組織。宇宙のあらゆる侵略から地球を守るために地球防衛軍によって組織された。わずか6人の精鋭部隊。
その他キーワード
アイスラッガー
『ウルトラセブン』でウルトラセブンが使用する武器。いつもはウルトラセブンの頭に装着されている。なんでも切断する超兵器。外してナイフのように振るったり、ブーメランのように投げたりして使用する。
エメリューム光線 (えめりゅーむこうせん)
『ウルトラセブン』でウルトラセブンが使用する武器。ウルトラセブンの額にあるエネルギーランプから発射される超光線。鋼鉄も貫く鋭さと、宇宙人の円盤を一撃で撃墜する破壊力を持つ。
エネルギーランプ
『ウルトラセブン』に登場するウルトラセブンの額にあるランプ。ウルトラセブンが地球上で活動するエネルギーが不足すると点滅を始め、最後には消えてしまう。一方、エネルギーをエネルギーランプから直接注入することも可能でアンヌとソガが実行し、成功している。