概要・あらすじ
主人公の私は都内のアパートに住み、ペットにカッパのかぁたんを飼っている。フランス生まれのカッパピエールがやってきたり、ペットショップ店員の坂本さんや彼女が飼っているキューちゃん、公園にいるいかついカッパのヘラクレスらとのんびりした毎日を送っている。
登場人物・キャラクター
私 (わたし)
都内のアパートでひとり暮らしをする独身男性。ペットにカッパのかぁたんを飼っている。
キューちゃん
まだ子供のカッパで、甲羅の傷のために売れ残っていたのを、店員の坂本さんに引き取られた。幼いながらも坂本さんのボディーガードを自任する。
かぁたん
まだ幼い子供のカッパ。キュウリが好物。知能はそれほど高くない。相撲も苦手で、修行中。
坂本さん (さかもとさん)
私がかぁたんを購入したペットショップの店員で、私の相談相手にもなっている。カッパの観察を趣味にしており、かぁたんらに様々な実験を繰り返している。
ピエール
フランス出身の西洋カッパで、私に引き取られてかぁたんと同居する。料理が得意で大人しい性格の持ち主。
ヘラクレス
大柄な体格のカッパで、いつも公園のベンチに座り、いかつい風貌で怖れられていた。実はメス。
クレジット
原作
カッパの飼い方 (かっぱのかいかた)
昭和40年代の行動経済成長期の日本を舞台に、1人の青年(「私」)が河童を飼育する様子を描いた作品。作中に登場する人間の顔は、描かれずに表現されている。 関連ページ:カッパの飼い方