概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
无 (ない)
『カーニヴァル』の主人公のひとり。自分の名前と、嘉禄のことしか知らない不思議な少年。その正体は、ニジという小さな動物。姿を消した嘉禄を追い求め、彼が残した輪の腕輪を手がかりとして旅をする。 途中、カラスナの領主ミネに捕らわれたところを花礫に救出され、その代償として花礫へ腕輪を差し出す。以降、花礫とともに嘉禄を探す。
花礫 (がれき)
『カーニヴァル』の主人公のひとり。口は悪いが面倒見がいい少年。カラスナの領主ミネの館で、捕らわれていた不思議な少年无と出会う。彼が持つ輪の腕輪に興味を示し、その腕輪をもらい受ける代償として无を救出。 以降、无と行動を共にする。
輪 (さーかす)
『カーニヴァル』に登場する組織。大陸の犯罪組織を取り締まることが目的の、国家防衛最高機関。いくつかの部門が存在しており、うち壱號艇と貮號艇は、人間を超える存在である能力者戦に特化した存在。 能力者の殲滅および葬送と、能力者を作り出している犯罪者集団火不火の壊滅が主任務。一斉捜査を行ったあとは、街の人々を安堵させるためにショーを開催する。
嘉禄 (かろく)
『カーニヴァル』に登場する架空のキャラクター。不思議な少年の无と暮らしていたが、ある日失踪。无が捜している人物で、謎多き青年。残されたアイテムの輪の腕輪や嘉禄のノートが、彼を捜す重要な手がかりとなる。
火不火 (かふか)
『カーニヴァル』に登場する組織。進化の研究を行っている犯罪者集団で、ゆがんだ進化によって人間を超える存在能力者を作っている。この進化の研究は政府が禁忌に定めたものであるため、国家防衛最高機関である輪と対峙している。
與儀 (よぎ)
『カーニヴァル』に登場する架空のキャラクター。国家防衛最高機関輪の第貮號艇闘員で、明るく人なつっこい性格。ちょっと泣き虫の一面もある。ガルド社の幹部黒白が、不思議な少年の无と花礫を襲っている場面に遭遇、救出する。
イヴァ
『カーニヴァル』に登場する架空のキャラクター。国家防衛最高機関輪の第貮號艇闘員で、長髪の美女。同僚の與儀がイヴァ姐さんと呼ぶ、姉御的な存在。男には厳しい反面、女子には優しく、とくにツクモを気に入っている。
能力者 (ゔぁるが)
『カーニヴァル』に登場する、犯罪者集団の火不火が作り出している種族。ゆがんだ進化によって、通常の人間を遥かに超越する能力を持つ。一度でも完全に能力者となってしまった場合、治療する方法はない。 獣形態も存在する。
ツクモ
『カーニヴァル』に登場する架空のキャラクター。国家防衛最高機関輪の第貮號艇闘員で、心優しき美少女。仕事は真面目にこなす。第貮號艇長である平門と共に列車強奪犯を追いかけている途中、偶然居合わせた无と花礫に出会う。
黒白 (うろ)
『カーニヴァル』に登場する架空のキャラクター。ガルド社の幹部で、社のCEOであるパルネドの屋敷を護衛する。パルネドの依頼で、不思議な少年の无と花礫を捕らえようとする。
平門 (ひらと)
『カーニヴァル』に登場する架空のキャラクター。国家防衛最高機関輪の第貮號艇長で、シルクハットをかぶっている青年。思慮深く先をよく考えている。列車を強奪した犯人をツクモと追いかけている途中、犯人と間違えて无と花礫に出会う。
その他キーワード
嘉禄のノート (かろくののーと)
不思議な少年の无と嘉禄がかつて暮らしていた、ニジの森にある洞窟の壁から発見された。数式などが書かれているが、一部がちぎれてしまっている。失踪した嘉禄を見つけ出す貴重な手がかりだと思われる。
輪の腕輪 (さーかすのぶれす)
不思議な少年の无と暮らしていた嘉禄が、突如姿を消したときに残していった腕輪。无この腕輪を手がかりに、失踪した嘉禄を捜す旅に出る。国家防衛最高機関輪に所属する平門により、腕輪は輪の身分証であることが明らかになる。 ただし旧式の物で、さらに現在輪の関係者に嘉禄という人物はいない。