ガチアクタ

ガチアクタ

「天界」のスラム街に住むルドは、無実の罪で死刑を宣告され、「奈落」へと落とされてしまう。「奈落」で特殊能力に目覚めたルドが、ゴミによって汚染された「奈落」から這い上がる姿を描いた、下剋上バトルアクション。裏那圭の初連載作品。講談社「週刊少年マガジン」2022年第12号より連載を開始。「次にくるマンガ大賞2022」コミックス部門でGlobal特別賞を受賞。

正式名称
ガチアクタ
ふりがな
がちあくた
作者
ジャンル
バトル
 
ファンタジー
レーベル
講談社コミックス(講談社)
巻数
既刊12巻
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概要・あらすじ

「天界」の端にあるスラム街は、犯罪者の子孫が集まっている場所である。そこに住む者は「族民(ぞくみん)」と呼ばれて差別されていた。赤ん坊の頃に両親を亡くしたルドは、「族民」のレグドという男性に育てられ、街の人間が捨てたゴミを拾って暮らしていた。そんなある日、レグドが何者かに殺されてしまう。第一発見者のルドは、犯人に仕立て上げられ、当局から死刑を宣告される。罪人となったルドは、すべてのゴミが流れ着く場所「奈落」に落とされることになった。「奈落」とはスラム街の先にある巨大なゴミ捨て場であり、眼下にどこまでも広がる黒い空間である。ルドは「天界」の人間すべてを呪いながら落ちていき、「奈落」の闇に飲み込まれた。しばらく後、ルドはゴミの山の上で目を覚ます。すると、巨大なゴミの怪物がたくさん現れ、ルドに襲いかかってきた。必死に逃げ、抵抗するルドを助けたのは、エンジンという名前の男だった。彼によると、巨大な怪物は、ゴミとともに溜まった思念がエネルギーに変換されてできた「斑獣(はんじゅう)」だという。そしてエンジンは、斑獣退治の仕事をする「掃除屋」だった。斑獣を倒せるのは「人通者(ギバー)」という特殊能力者のみである。エンジンはルドに「人通者」の素質を見いだし、彼を「掃除屋」にスカウトした。ルドは、「天界」に戻る方法を知るため、とりあえずエンジンをリーダーとする「掃除屋・アクタ」に所属する。

登場人物・キャラクター

ルド

「天界」のスラム街出身の少年。赤ん坊の頃に両親を亡くし、レグドという男性に育てられる。犯罪者の子孫である「族民(ぞくみん)」として差別を受けていた。毛先の黒いツンツンの白髪、鋭い目付きと目の隈(くま)が特徴。物心がつく前から両腕は傷のために真っ黒で、激痛に襲われていたが、レグドにもらったグローブによって痛みは緩和されている。無実の罪で死刑宣告を受け、「奈落」に落とされる。そこで、触れた物を「人器(思念が宿った武器)」に変えることができる「人通者(ギバー)」という特殊能力者であることが判明。エンジンという男性が率いる「掃除屋・アクタ」にスカウトされる。

レグド

「天界」のスラム街に住む男性。赤ん坊の頃に両親を亡くしたルドの育ての親。長めのセンター分けと顎ひげ・口ひげが特徴。ルドが幼い頃、彼の両腕の傷を守るためにグローブを与える。ルドの留守中、何者かに襲われて命を失う。

エンジン

「奈落」の住人。ツーブロックのツンツンヘアー、ピアス、タトゥーが特徴の男性。傘を「人器(思念が宿った武器)」とする「人通者(ギバー)」という特殊能力者。「人通者」で構成される「掃除屋・アクタ」を率いる。「奈落」に落ちたルドを助け、その才能を見いだし「掃除屋・アクタ」にスカウトする。

クレジット

その他

晏童 秀吉

書誌情報

ガチアクタ 12巻 講談社〈講談社コミックス〉

第1巻

(2022-05-17発行、 978-4065279229)

第2巻

(2022-07-15発行、 978-4065284308)

第3巻

(2022-09-16発行、 978-4065291382)

第4巻

(2022-11-17発行、 978-4065297773)

第5巻

(2023-02-17発行、 978-4065305270)

第6巻

(2023-04-17発行、 978-4065313442)

第7巻

(2023-07-14発行、 978-4065321799)

第8巻

(2023-10-17発行、 978-4065328880)

第9巻

(2023-12-15発行、 978-4065338995)

第10巻

(2024-03-15発行、 978-4065348635)

第11巻

(2024-06-17発行、 978-4065357798)

第12巻

(2024-09-17発行、 978-4065367742)

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