ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

大森藤ノの小説『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』のコミカライズ作品。冒険者の少年、ベル・クラネルが美少女剣士のアイズ・ヴァレンシュタインに一目惚れしたことで始まる成長物語。一人の少年があこがれの女性の背中を追い掛け続け、英雄へと成長する姿を描いている。「ヤングガンガン」2013年16号から連載の作品で、2018年に休載。その後、2019年18号より作画の担当を九二枝から矢町大成へと変更して連載を再開している。

正式名称
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
ふりがな
だんじょんにであいをもとめるのはまちがっているだろうか
原作者
大森 藤ノ
漫画
ジャンル
バトル
 
ファンタジー
関連商品
Amazon 楽天

あらすじ

第1巻

駆け出し冒険者ベル・クラネルは、零細ファミリアの「ヘスティア・ファミリア」に所属し、ダンジョンを探索しながら日銭を稼いでいた。そんなある日、ベルはダンジョン探索中、ミノタウロスと遭遇してしまう。本来ならベルの探索していた上層には出現しない強力なモンスターとの遭遇に、ベルは絶体絶命の窮地に陥ってしまう。しかし、そこにロキ・ファミリアの天才剣士であるアイズ・ヴァレンシュタインが現れ、瞬く間にミノタウロスを倒し、ベルを窮地から救う。美少女であるアイズの戦いぶりに強い憧憬を抱いたベルは、彼女に一目惚れし、羞恥のあまりそこから逃げ出してしまう。その後、帰路に着いたベルは、主神であるヘスティアに今日あったことを報告する。二人であらためて零細ファミリアを盛り立てていこうと意気投合するが、ヘスティアはそこでベルに驚くべき変化が起きていることに気づく。そして、ベルはシル・フローヴァに誘われるまま、豊饒の女主人を訪れる。美味な料理に舌鼓を打つベルであったが、たまたま居合わせたロキ・ファミリアのベート・ローガが、アイズの目の前で自分を笑いものにしているのを聞いてしまう。ベルは何も言い返すことができない無力な自分への悔しさから奮起し、強くなることを誓うのだった。

第2巻

ヘスティアベル・クラネルの決意を感じ取り、ベルのためにヘファイストスに武器を鍛造してほしいと頼み込む。渋々ながら手を貸してくれたヘファイストスのお陰で、ヘスティアは「神のナイフ」を手に入れる。折しもナイフが完成したのは、一年に一度のお祭り「怪物祭」の日で、ヘスティアはベルと合流し、祭りをいっしょに楽しむ。しかし、そこに女神フレイヤが現れる。ベルに興味を持ったフレイヤは、彼に試練を与えるべく、怪物祭の出し物に使われるモンスターを解放し、ヘスティアを襲わせる。ベルは今の自分では到底勝つことのできない強力なモンスターを前に恐怖を覚えるが、ヘスティアだけでも逃がそうと自ら囮を買って出る。しかし、ヘスティアは二人で戦うことを提案し、ベルはヘスティアから神のナイフを受け取り、二人で戦うことを決意。ベルは新たな力で乾坤一擲(けんこんいってき)の一撃を放ち、モンスターを打ち倒すのだった。そして着実に成長を続け、新たな装備を身につけたベルは、ダンジョンの新たな階層へ足を進める。

第3巻

新たな階層に進むことにしたベル・クラネルは、アドバイザーのエイナ・チュールの勧めもあり、防具を新調する。そしてベルはサポーターの少女、リリルカ・アーデと知り合い、彼女とパーティを組むこととなる。非力ではあるものの、博識で優秀なサポーターである彼女に助けられ、ベルはダンジョンでの稼ぎも順調に増やしていくのだった。エイナはベルがリリルカと組むことを賛成しつつも、リリルカがソーマ・ファミリアの一員と聞き、独自に調査を開始する。一方、リリルカもベルの神のナイフを勝手に持ち出すなど怪しい行動をし、ベルの周囲の人たちから疑いのまなざしを向けられる。しかしベルは冒険を重ねるたびに、リリルカと心を通い合わせていく。ある日、ベルはモンスターとの戦いで苦境に立たされるが、リリルカは貴重な魔剣を使い、モンスターを排除。ベルはリリルカにお礼を言うが、その際のやり取りで、リリルカと自分のあいだにはまだ埋められない溝があると実感するのだった。

第4巻

ソーマ・ファミリアについて調べていたエイナ・チュールは、オラリオでも有数の情報通であるロキから話を聞き、ソーマ・ファミリアの真実を知る。エイナはそのことをベル・クラネルに教えようとするものの、時すでに遅く、ベルはリリルカ・アーデと探索に出たあとだった。ソーマ・ファミリアは、神酒を得るためならなんでもするようなならず者集団で、幼い頃からファミリアの惨状を見てきたリリルカは冒険者という存在に絶望し、冒険者相手の詐欺や窃盗を繰り返していたのだった。ベルに対しても潮時と感じていたリリルカは、彼を危険な10階層の濃霧地帯に誘い込み、ベルから神のナイフを盗み、逃亡する。罪悪感を抱きながらベルを置き去りにするリリルカだったが、逃亡の最中、同じソーマ・ファミリアのカヌゥの奸計(かんけい)にはめられ、身ぐるみはがされたうえでモンスターの中で孤立してしまう。リリルカは絶望的な状況で命を落としそうになるが、すんでのところでベルが駆けつけ、リリルカの命を救う。リリルカはベルに神のナイフを返し、涙ながらに今までの悪行を吐露し、彼に謝罪するのだった。

第5巻

リリルカ・アーデの一件で、ベル・クラネルのことを心配していたエイナ・チュールは、アイズ・ヴァレンシュタインに応援を頼み、彼の救援に向かわせていた。ダンジョン内ではすれ違いになったものの、ベルの防具を拾ったアイズは、それを口実にしてベルと顔を合わせる。ミノタウロスの一件を謝罪したいと考えていたアイズは、ベルに落とし物を渡し、初めて真摯な気持ちでお互いに言葉を交わす。ベルの急成長に興味を覚えたアイズは、彼に特訓をつける約束をする。そしてベルは、アイズから自分の中にミノタウロスとの戦いで恐怖を刻み込まれていると指摘され、特訓中にそれを実感する。さらにベルは自分とアイズの隔絶した実力差を感じ、近い距離にありながら、遠い場所にある背中に思いを馳せる。一方、フレイヤもベルの中にミノタウロスへの恐怖があるのを見抜いており、その払しょくのために暗躍を始めるのだった。

第6巻

心を入れ替えたリリルカ・アーデは表向き死んだことにして、ソーマ・ファミリアに身を隠してベル・クラネルと行動を共にしていた。アイズ・ヴァレンシュタインとの特訓も終わり、心機一転してダンジョンに潜り始めたベルだったが、そんな彼の目の前に、フレイヤが送り込んだミノタウロスが立ちふさがる。レベル1の冒険者では逆立ちしても勝てないミノタウロスの登場に、トラウマを刺激されたベルは立ちすくんでしまう。しかし、自分をかばって重傷を負ったリリルカの姿を見て正気に返ったベルは、彼女を助けるために恐怖心を抱きながらもミノタウロスと戦う。何をしても通用しないミノタウロスに絶望するベルだったが、たまたま近くに居合わせたアイズたちロキ・ファミリアを前にして、かつての自分のふがいなさを思い出す。そして、あこがれの背中に追いつくために己を奮起させたベルは、神の恩恵の限界すら超えてミノタウロスに挑みかかる。命と命をぶつけ、しのぎ合う激闘の果てに、ベルはミノタウロスを遂に撃破する。みごとにベルは偉業を成したことでレベル2にレベルアップし、上級冒険者の仲間入りを果たすのだった。

第7巻

冒険者になってわずか1か月半という短期間でレベル2になったベル・クラネルは、世界記録を大幅にぬり替えたことで注目を浴びていた。神々から「リトル・ルーキー」の異名を与えられ、新たな冒険に胸を躍らせるベルであったが、ベルはリューからダンジョン中層に向かうなら、パーティメンバーを増やすべきとアドバイスを受けたことで、ベルはかつて防具を買ったヘファイストス・ファミリアの店を訪れ、ヴェルフ・クロッゾと出会う。そこで利害が一致したこともあり、ベルは気の合うヴェルフを仲間に加え、ベル、ヴェルフ、リリルカ・アーデの三人でダンジョンの探索を始める。中層に挑む前に11階層で、ベルは新たな力と仲間の戦いぶりを確かめ、一致団結していく。そして準備を整えた三人は、冒険者として次のステップである、中層に挑むのだった。

第8巻

ベル・クラネルたちは、ダンジョンの中層でも順調にモンスターを倒し、探索を進めていた。しかし、モンスターから逃げていたタケミカヅチ・ファミリアの者たちから怪物進呈をされ、一気に窮地に立たされてしまう。ベルたちはモンスターとの大乱闘の果てに全員が生き残ることに成功するが、ダンジョンの崩落に巻き込まれ、どことも知れない場所に落ちてしまう。ベルたちは上層への脱出が困難と判断し、リリルカ・アーデの提案を受け入れ、安全地帯である18階層を目指すことを決める。一方、ベルが行方不明になったことを知ったヘスティアは、エイナ・チュールにベルの捜索依頼を出す。すると、原因となったタケミカヅチ・ファミリアや、ベルに興味を持っているヘルメスも協力を申し出る。ヘスティアは「はダンジョンに入ってはならない」というギルドの禁を破り、自らも捜索隊に同行することを宣言する。それに追従したヘルメスは、さらに豊饒の女主人の店員であるリューに協力を打診。こうして捜索隊は彼女を加え、ダンジョンへと潜り始めるのだった。

第9巻

ベル・クラネルたちはケガを負い、消耗しながらも命からがら18階層「リヴィラの街」に到達する。偶然、ロキ・ファミリアが遠征の帰りだったこともあり、ベルたちはアイズ・ヴァレンシュタインに助けられ、介抱される。ロキ・ファミリアの団長であるフィン・ディムナにも歓迎され、ベルは彼らと共に宴を囲む。そこにベルたちを捜索していたヘスティアたちも合流し、一行はリヴィラの街で英気を養う。そこで、リューの秘められた過去を知ったり、アイズと交流を深めたりして、人々と絆を深めていくベルであったが、ヘルメスはそんなベルの真意を探るべく暗躍を始める。ヘルメスはベルに昏(くら)い嫉妬の感情を抱いていたモルド・ラトローを唆し、ヘスティアの誘拐事件を引き起こす。ベルはヘスティアがさらわれたのを知り、モルドの要求に従って一人で彼のもとに赴き、一対一の決闘を挑む。姿を隠す魔道具(マジックアイテム)、ハデス・ヘッドによってベルを一方的にいたぶるモルドであったが、次第にベルから攻撃を見切られ、最終的に敗北するのだった。人質から解放されたヘスティアは争いを止めるために神威を解放して、モルドたちを威圧する。しかし、それによってダンジョンの意思にがいることを気づかれてしまい、ゴライアスが18階層に発生するというイレギュラーが起こる。

第10巻

18階層に発生したゴライアスは、通常のゴライアスと違い、黒い皮膚を持つ強化された種だった。リヴィラの街には腕ききの冒険者がそろっているのにもかかわらず、黒いゴライアスは不死身に等しいタフネスさを誇り、縦横無尽に暴れ回る。ロキ・ファミリアたちが不在なこともあり、冒険者たちは苦戦を強いられる。ベル・クラネルも圧倒的な力を前に一度は倒れ伏すが、かつての祖父の言葉を思い出し、再び立ち上がる。ベルは英雄願望で最大限まで高めた一撃を打ち込むべく、チャージを開始。そして仲間たちの援護を受けながら、ベルは最高潮まで高めた「英雄の一撃」を放ち、黒いゴライアスを打ち倒すのだった。ベルの英雄としての資質を見極めたヘルメスは歓喜し、これから始まる「眷族の物語(ファミリア・ミィス)」に思いを馳せる。そしてゴライアスとの激闘を制して地上に戻ってきたベルは、いつもの日常に戻り、仲間たちとつかの間の平和な時間を過ごすのだった。

登場人物・キャラクター

ベル・クラネル

新人冒険者の少年。真っ白な髪に赤い目と、どこか白兎を思わせる容姿をしている。年齢は14歳。祖父がモンスターに襲われて死別したのをきっかけに、生前の祖父から聞いていた英雄譚にあこがれ、オラリオの街で冒険者になることを決意する。ヘスティア・ファミリア初の団員となり、ヘスティアから神の恩恵を受け、ダンジョンに潜るようになる。当初はどこにでもいるルーキーだったが、ミノタウロスに襲われ、アイズ・ヴァレンシュタインに助けられたことをきっかけにして大きく変わっていく。アイズへの憧憬と、ベル・クラネル自身へのふがいなさへの悔しさからレアスキル「憧憬一途」を発現、急成長していく。また、アイズと交流を持つようになってからは彼女から特訓を受け、戦闘技術も磨かれていく。その後、フレイヤの企みでミノタウロスと遭遇。死闘の果てにミノタウロスを倒し、雪辱を果たしたことでレベル2にレベルアップする。冒険者になってわずか1か月半でレベル2になったため、不正を疑われたほどで、これまでのレベルアップの記録をぬり替えた「世界最速兎」として名を馳せる。その後、レベル2になった際に「リトル・ルーキー」の二つ名を正式に与えられている。武器はナイフを使った戦いを得意とし、ヘスティアから「神のナイフ」を与えられて愛用している。また忘れ物の魔導書を読んだことで、攻撃魔法「ファイアボルト」を習得している。

ヘスティア

ヘスティア・ファミリアの主神で、まだファミリアの運営を始めたばかり。一人称は「ボク」。黒髪ツインテールの髪型で少女の姿をしており、小柄な体型ながらかなりの巨乳の持ち主。外見が幼いため、ほかの神からは「幼女(ロリ)神」と呼ばれ、マスコット扱いされている。明るい性格で、バイタリティにあふれている。天界にいた頃は恋愛に興味がなく、三大処女神の一柱として数えられていたが、初めての眷族であるベル・クラネルを気に入り、彼を溺愛している。団員一人の零細ファミリアであるため、自らもジャガ丸くんという軽食を売る屋台でアルバイトをしている。神々の中では良識派で、タケミカヅチやミアハといった常識派の神々と仲がいい。一方、ロキとは仲が悪く、顔を合わせるたびに口ゲンカしている。ヘファイストスとは神友の関係で、彼女には下界に来たばかりの頃から世話になっており、ファミリアをつくる際にもいろいろ面倒を見てもらった。また、ヘファイストスにかなり無理を言って神のナイフを作ってもらったことで、多額の借金を背負う羽目になってしまい、怪物祭後は完全に頭が上がらなくなり、彼女の店で借金返済のためにタダ働きをしている。

アイズ・ヴァレンシュタイン

ロキ・ファミリアに所属する冒険者の女性。種族はヒューマン。金髪ロングヘアの美少女で、物静かでミステリアスな雰囲気を漂わせている。若くしてオラリオでも屈指の冒険者として名を馳せる天才剣士で、その戦いぶりから「戦姫」「剣姫」の異名で呼ばれる。登場時はレベル5だったが、ウダイオスを単独撃破したことで、レベル6へとアップしている。同性ですらため息をつくほどの美形で、その美貌でオラリオの男性たちを魅了しているが、誰一人口説き落とせずにいる。ロキ・ファミリアの仲間たちと冒険中、討伐していたミノタウロスを逃がしてしまい、それを追って上層に到達。ミノタウロスに襲われていたベル・クラネルを助けたことで、ベルから強い好意を抱かれるようになる。アイズ・ヴァレンシュタインは、自分たちの不手際で迷惑を掛けたことをあやまりたいと思っているが、ベルが出会うたびに舞い上がって逃げ出してしまうため、気持ちをすれ違わせている。「英雄」や「強さ」にこだわりがあり、実力を超えた活躍を見せるベルに次第に興味を持つようになる。リリルカ・アーデの事件で、ベルが紛失した装備を拾い、落し物を届けるのを名目に出会って謝罪。その後はベルへの興味から、彼の鍛錬相手を務めるようになる。

リリルカ・アーデ

ソーマ・ファミリアに所属する冒険者の女性。種族は小人族。茶髪のショートカットの少女で、年齢は15歳。小人族であるため、小柄の体型で子供のような姿をしている。両親はソーマ・ファミリアに所属していたが、神酒の魅力に取り憑かれた二人はそのまま冒険の果てに亡くなり、天涯孤独の身となった。現在はソーマ・ファミリアに愛想を尽かしており、脱退するための資金稼ぎを行っている。厳しいノルマを果たすために金儲けを第一に考えているが、非力な小人族であるため、サポーターとしてうまく立ち回って日銭を稼いでいる。幼い頃から冒険者として働いていたため、冒険者の負の側面を熟知しており、サポーターだからと軽んじられる境遇に嫌気が差し、冒険者たちを騙してサポーター業の合間に盗みを行っていた。人の好さそうなベル・クラネルに目をつけ、犬人と正体を偽って彼のサポーターに名乗りを挙げる。ベルの持つ神のナイフを盗むつもりだったが、裏表がないベルの姿に次第に惹かれていき、強い罪悪感を抱くようになる。そして同業者の罠にかかるが、騙したベルが助けにきてくれたことで改心し、彼のために戦うことを決心する。非力ながらも冒険者としての経験は確かで、幅広い知識と確かな判断能力でベルの冒険を助ける。また、変身魔法「シンダー・エラー」を習得しており、変装が得意。改心後はトラブルを避けるため、変身魔法で髪を伸ばしたり、獣耳を生やしたりと、変装していることが多い。

ヴェルフ・クロッゾ

ヘファイストス・ファミリアに所属する冒険者の男性。精悍な顔つきをした赤い髪の青年で、気風のいい職人気質をしている。鍛冶師になるべくヘファイストス・ファミリアで修行を重ねている。新人鍛冶師ながら、ヴェルフ・クロッゾの作る作品は良品なことで知られている。ただしネーミングセンスが壊滅的なため、顧客の目には留まるが購入まで至らないことが多い。「クロッゾの魔剣」で有名なクロッゾの一族の末裔で、魔剣作りの才能を失った一族の中で唯一魔剣作りの才能を授かって生まれた。しかし、鍛冶師への矜持から魔剣の存在を強く憎んでおり、魔剣を作ることを拒み、周囲からの声を厭(いと)って故郷を出奔してオラリオを訪れた。現在も魔剣作りの依頼がきているが、それらをすべて断っている。また魔剣は作れるが、「鍛冶」のアビリティは持っていないため、現在の扱いは無名の下級鍛冶師で、顧客の確保にも苦労している。自分の作品のリピーターになってくれたベル・クラネルを「初めての客」とし、彼と交友を持って直接契約を交わす。鍛冶アビリティの確保を目的としているが、パーティを組むメンバーがおらず難儀していたため、ベルに頼み込んで彼のパーティに合流する。鍛冶師ながら戦闘もでき、戦いでは大きな両手剣を振るって戦う。また、対魔力魔法「ウィル・オ・ウィスプ」を習得している。

エイナ・チュール

ギルドの受付嬢を務めており、種族はハーフエルフ。茶髪をショートカットに整え、眼鏡を掛けた女性で、「ギルドの美人受付嬢」と評判となっている。年齢は19歳。新人冒険者であるベル・クラネルのアドバイザーを担当している。妹がいるために世話好きな性格で、ベルに対しても弟に近い感情を抱いており、駆け出しの彼を心配している。まじめな性格の誠実な人柄で、仕事一筋で生活してきたために恋人はいない。ベルに対しても年下の男の子という感情しかなかったが、急速に成長する彼に少しずつ違う思いを抱き始めている。ベルに直接アドバイスする関係から、彼のステイタスの急成長を知る数少ない人物の一人で、サポーターを雇うのを勧めたり、装備を変更するのを手伝ったり、彼の冒険をサポートする。また助言した結果、ベルがリリルカ・アーデを雇った際にはベルを心配し、ソーマ・ファミリアの調査を行っている。

ロキ

ロキ・ファミリアの主神。赤い髪に糸目の女性で、スレンダーな体型をしている。一人称は「ウチ」で、関西弁のような話し方をする。天界にいた頃は、退屈しのぎに神々に殺し合いを吹っかけるほど物騒な性格をしており、「天界のトリックスター」の異名で呼ばれていた。現在は下界で人間たちと交流するようになり、温厚な性格となった。今も悪だくみをしているが、悪戯やケンカ程度のかわいいもので、その様子を見た神々からはかなり「丸くなった」と言われている。かわいい子が大好きで、特にアイズ・ヴァレンシュタインがお気に入り。アイズに手を出す人間は「八つ裂きにする」と公言するほど、目を掛けている。一方、ヘスティアとは出会うたびにケンカをする関係で、彼女から「無乳」と罵倒されている。ふだんはロキ・ファミリアの団員からも小言をもらうほど、おちゃらけた態度で過ごしているが頭の回転は速く、かなりの情報通。そのため、他人の悪だくみにいち早くカンづくなど、オラリオの情勢を何げに把握していたりする。

フィン・ディムナ

ロキ・ファミリアの団長を務める冒険者の男性。種族は小人族であるため、見た目は金色の髪をたなびかせたヒューマンの美少年だが、ロキ・ファミリアの最古参の一人で、オラリオ屈指の実力を誇る。数少ないレベル6の冒険者で、その力は「勇者」の異名で方々に轟いており、冒険者たちからはあこがれの存在。団員たちからも慕われており、戦闘では指揮官として高いリーダーシップを発揮するとともに、槍を武器に自らも前線で戦うこともある。直感に優れ、親指がうずいた際の直感を信じるというジンクスを持つ。ベル・クラネルとミノタウロスのリベンジ戦の際も、直感に従って仲間たちと共に目撃する。その際のベルの戦いぶりに心打たれ、彼に興味を持つ。

リヴェリア・リヨス・アールヴ

ロキ・ファミリアに所属する冒険者の女性。種族はエルフの王族であるハイエルフ。神々に匹敵するといわれるほどの美しい容姿を持つ美女で、まじめで理知的な性格をしている。ロキ・ファミリアの最古参の一人で、オラリオ屈指の実力を誇る。ロキ・ファミリアの副団長を務めており、フィン・ディムナ、ガレス・ランドロックと共にファミリアの運営を担う。慎重な性格で、豪快なガレスには何かと苦言を呈することが多いが、付き合いが長くお互いを認め合っているため、険悪な空気にはならない。また、ベート・ローガをはじめとしたファミリアの問題児の説教役も兼ねており、度が過ぎる団員にはよく説教をしている。数少ないレベル6の冒険者で、「九魔姫」の異名を持つ。魔法の扱いに関してはオラリオ最強とされている。博識で、神々の使う神聖文字の解読ができるほど。ベル・クラネルとミノタウロスのリベンジ戦を仲間たちと共に目撃する。ベルの背中のステイタスを見て、彼のステイタスが限界突破していることを知る。

ガレス・ランドロック

ロキ・ファミリアに所属する冒険者の男性。種族はドワーフ。立派な髭をたくわえ、豪放磊落(らいらく)な性格をしている。オラリオでも数少ないレベル6の冒険者で、「重装」の異名を持つ。ロキ・ファミリアの最古参の一人で、団長のフィン・ディムナ、副団長のリヴェリア・リヨス・アールヴと共にファミリアの運営を担う。その性格から豪快なものを好むため、慎重派のリヴェリアとは意見が対立することが多いが、付き合いが長くお互いを認め合っているため、険悪な空気にはならない。首脳陣の中ではただ一人別行動しており、ベル・クラネルとミノタウロスのリベンジ戦を目撃しておらず、フィンたちから話を聞いて見逃したことを惜しんだ。

ティオネ・ヒリュテ

ロキ・ファミリアに所属する冒険者の女性。種族はアマゾネスで、小麦色の肌を持つ。ティオナ・ヒリュテは双子の妹。黒髪のロングヘアで、妹とは正反対のグラマラスな体型をしている。落ち着いた見た目だが、根は冒険者らしい粗野な性格をしている。若くしてオラリオの第一級冒険者に数えられる実力者で、「怒蛇」の異名を持つ。ベル・クラネルとミノタウロスのリベンジ戦を仲間たちと共に目撃した。

ティオナ・ヒリュテ

ロキ・ファミリアに所属する冒険者の女性。種族はアマゾネスで、小麦色の肌を持つ。ティオネ・ヒリュテは双子の姉。黒髪のショートヘアで、姉とは正反対のスレンダーな体型をしている。明るく人懐っこい性格で、同年代のアイズ・ヴァレンシュタインとは仲がいい。若くしてオラリオの第一級冒険者に数えられる実力者で、「大切断」の異名を持つ。英雄譚が好きで、その中でも「アルゴノゥト」のおとぎ話が大のお気に入り。ベル・クラネルとミノタウロスのリベンジ戦を仲間たちと共に目撃した際、ベルの戦いぶりを「アルゴノゥト」に例えて称えた。ミノタウロスとの戦いを目撃してからはベルのことを気に入り、彼を「アルゴノゥト君」と呼んでいる。

ベート・ローガ

ロキ・ファミリアに所属する冒険者の男性。種族は獣人の一つである狼人で、狼の耳と尻尾を生やしている。長身の青年で、若くしてロキ・ファミリアの精鋭に数えられる実力者。「凶狼」の異名を持つ。好戦的で口が悪く、弱い者が嫌いと公言してはばからない。アイズ・ヴァレンシュタインに好意を抱いているが、素直になれない性格から迂遠的な態度しか取れず、アイズも色恋に興味がないこともあって進展が見込めずにいる。ベル・クラネルとは直接的な交友はないが、彼がミノタウロスに襲われ、アイズに助けられる現場を目撃。豊饒の女主人でファミリアの団員と食事中、酒に酔ってそれを笑い話にしてしまう。それをベルに聞かれているのに気づいておらず、これが結果的にベルを奮起させ、彼を急成長させるきっかけとなった。その後、ダンジョン探索中、ベルとミノタウロスのリベンジ戦を目撃し、駆け出しだった彼の急成長に目を見張り、ベルの実力を認めるようになる。

ヘファイストス

オラリオで最大の鍛冶師系派閥「ヘファイストス・ファミリア」の主神。鍛冶を司る女神で、鍛冶師たちの尊敬と憧憬の念を集める存在。情熱的な赤い髪で妙齢の美女の姿をしており、右目部分を黒い眼帯で覆っている。厳しくも面倒見のよい性格で、ヘファイストス自身のファミリアの子供をはじめ、親しい人たちの面倒を見る懐の深いところがある。ヘスティアとは天界にいた頃からの神友の関係で、彼女がファミリアを立ち上げる際に、そのサポートも行った。ただし一時期、あまりにヘスティアが自堕落に過ごしていた時には、心を鬼にして彼女に苦言を呈した。ベル・クラネルがヘスティア・ファミリアに加入したあとは、ヘスティアの求めに応じて、渋々ながら神のナイフを製作する。天界では「神匠」と呼ばれるほど卓越した技量を持つ鍛冶神で、神の力が行使できない状態でも、その鍛冶の技術と知識は最高峰に立っている。また、鍛冶の代金もその腕に見合ったものとなっており、ヘスティアは神のナイフの代金として2億の借金を背負う羽目になる。

タケミカヅチ

タケミカヅチ・ファミリアを率いる男神。黒い髪を角髪(みずら)に整えた青年で、実直な性格をしている。しかし、神の中では生まじめすぎるため、ほかの神からのいじられ役となっている。また人柄のよさから女性にモテるが、それがほかの神々のやっかみを買うこととなり、神会ではからかわれることが多く気苦労が絶えない。似た性格のヘスティアとは神友の間柄で、仲がいい。ベル・クラネルが行方不明になった際には、原因が自分のファミリアのカシマ・桜花が怪物進呈したことだったため、それを悔やんでベルの捜索依頼を出したヘスティアに全面的に協力する。「武神」であるため、ファミリアの団員も武術の心得がある者が多い。

カシマ・桜花 (かしま おうか)

タケミカヅチ・ファミリアの団長を務める冒険者の男性。種族はヒューマン。恵まれた体格で、仲間思いの情に厚い性格をしている。レベル2の上級冒険者で、ファミリアの団員の統率を担当している。ダンジョン探索中、致命傷を負ったヒタチ・千草を助けるため、たまたま近くに居合わせたベル・クラネルたちに怪物進呈を行う。卑劣な行いと承知しつつも、仲間を助けるために非情な決断を下した。その後、ヘスティアがベルの捜索依頼を出した際には、ベルを助けるために全面的に協力している。団長としての責任感から、仲間を助けるには非情な決断が必要だと考えている。そのため、団員たちがベルに謝罪する中でも、判断そのものはまちがっていないと堂々と語り、ヴェルフ・クロッゾから反感を買っている。一方で、仲間のためなら命を懸けるという熱血漢で、黒いゴライアスとの戦いでは総崩れになる戦列を立て直すため、率先して前線に赴き、ベルをゴライアスの攻撃からかばう活躍を見せた。戦いでは複数の武器を持ち替えて戦う前衛で、大盾を用いての盾役もこなす。

ヤマト・命 (やまと みこと)

タケミカヅチ・ファミリアに所属する冒険者の女性。種族はヒューマンで、年齢は16歳。流れるような黒い髪をサイドアップテールにした少女で、主神であるタケミカヅチに似て生まじめで誠実な性格をしている。ベル・クラネルと同じ時期にレベル2になった上級冒険者で、神々から「絶†影」の異名を与えられている。しかし、この異名は神々が悪ふざけで付けた名前で、タケミカヅチはヤマト・命がその異名を付けられた時、思わず悶絶した。怪物進呈の際は、反対していたが仲間の命を救うため、カシマ・桜花の判断に従って、ベルたちにモンスターをけしかける。罪悪感を抱いており、無事に上層に戻ったあとは、ヘスティアに事情を話してカシマたちと共にベルの捜索依頼に協力する。ベルたちとの再会後は土下座して謝罪し、黒いゴライアスとの戦いでもベルたちに加勢している。武神の眷族であるため、さまざまな武器の扱いに加え、格闘術も使いこなす。また、発動すれば階層主の動きすら止めることができる「重圧魔法」と呼ばれる魔法を習得している。

ヒタチ・千草 (ひたち ちぐさ)

タケミカヅチ・ファミリアに所属する冒険者の女性。種族はヒューマンで、年齢は16歳。前髪を目が隠れるまで長く伸ばした少女で、内気でおとなしい性格をしている。恥ずかしがり屋で同じファミリアのカシマ・桜花や、ヤマト・命以外とは会話することがない。ダンジョン探索中、アルミラージの攻撃を受け、致命傷を負ってしまう。その後、仲間たちによって助けられるが、自分を助けるためベル・クラネルに怪物進呈をしたことを知る。そのため、地上に戻り治療されたあとは、ベルの捜索依頼に仲間たちと共に同行している。

ミア・グランド

豊饒の女主人の女将を務めており、種族はドワーフ。ヒューマンの成人男性を超える長身の持ち主。荒くれ者が多い冒険者専門の酒場を切り盛りするだけあって、物怖じしない性格で、従業員からは「ミア母さん」と慕われている。非常に器量の大きな人物で、リューをはじめとする従業員に訳ありが多いのを承知のうえで雇い、面倒を見ている。実は一流の冒険者だった過去を持つ豪傑で、今でもひとにらみでレベル2の冒険者を黙らせる貫録を持つ。上級冒険者も訪れる酒場を経営できるのも、彼女の腕っぷしの強さと懐の深さによるところが大きい。

シル・フローヴァ

豊饒の女主人でウエートレスとして働く女性。仕事の際には茶色の髪を一つにまとめていることが多い。ベル・クラネルの落とし物を拾ったのがきっかけでなかよくなり、彼を豊饒の女主人に誘っている。ベルのことを気に掛けており、彼にお弁当を渡したり、何かと便宜を図ったりしている。日常では財布を忘れたりと抜けたところが多いが、ちゃっかりとした性格をしている。ベルに店で食事をするように宣伝トークをしたり、トラブルが起きた時も自分だけ逃げ出そうとしたり、抜け目がない。また、人を見る目も確かで、その鋭い観察眼は神であるヘルメスからも信頼を寄せられているほど。かつて、行き倒れだったリューを助けて介抱した過去があり、店の従業員の中でも彼女とは特に仲がいい。

リュー

豊饒の女主人で、ウエートレスとして働く女性。緑髪をショートヘアにしたエルフで、凛とした雰囲気を漂わせている。ウエートレスでありながら高い戦闘能力を持ち、下級冒険者であればひとにらみするだけで退散させる実力を誇る。従業員の中でもシル・フローヴァとは特別仲がよく、彼女と親しいという理由で、ベル・クラネルのことを気に掛けている。料理はサンドイッチすらまともに作れないほど壊滅的な腕前。本名は「リュー・リオン」で、その正体は「疾風」の異名を持つすご腕の冒険者。かつては治安維持活動を主に行っていたファミリアに所属していたが、そのために恨みを買い、敵対ファミリアの罠にはまってしまってファミリアは壊滅、仲間たちと死別する。その後、復讐を始めるものの、憎悪に駆られていたために暴走まがいの戦いばかりしていた。復讐を終えた頃にはその所業が原因で、ギルドの要注意人物(ブラックリスト)となり、一時期は賞金首となってしまう。復讐を終えたあとは帰る場所もなく、行き倒れていたところをシルに助けられ、豊饒の女主人で働くようになる。現在は正体を隠すために緑色の髪を染め、金髪にしている。高い技量を持つ魔法剣士で、戦闘では剣と魔法を同時に使う「並行詠唱」を使いこなすが、ファミリアが壊滅しているためにステイタスの更新ができずにいる。

アーニャ

豊饒の女主人で、ウエートレスとして働く女性。ライトブラウンの髪を片口で切りそろえた猫人で、明るくお気楽な性格をしている。クロエと同じく、語尾に「ニャ」を付けた特徴的な話し方をする。シル・フローヴァとベル・クラネルの関係をはやし立ててからかっている。荒くれ者たちが集う酒場で働くだけあって非常に腕が立ち、レベル2の冒険者が酔って暴れ出した時も瞬く間に鎮圧している。

クロエ

豊饒の女主人で、ウエートレスとして働く女性。黒髪をショートヘアにした猫人で、能天気な性格をしている。アーニャと同じく、語尾に「ニャ」を付けた特徴的な話し方をする。未成熟な少年が好きな、いわゆるショタコン。ベル・クラネルも守備範囲に入っており、ひそかに性的にベルを見ている。荒くれ者たちが集う酒場で働くだけあって非常に腕が立ち、レベル2の冒険者が酔って暴れ出した時も瞬く間に鎮圧している。

ヘルメス

ヘルメス・ファミリアを率いる男神。顔立ちは整っているが、いつもうさんくさい笑みを浮かべている人物で、軽薄なノリの言動をしている。旅好きで各地を放浪しており、ファミリアにいないことが多い。ヘスティアが、ダンジョンで行方不明になったベル・クラネルの捜索依頼を出した際に、アスフィ・アル・アンドロメダと共に彼女に同行を申し出る。ふだんは軽薄ながら人のよさそうな態度を見せているが、その実、腹の中では何を考えているのかわからない不気味なところがあり、ヘスティアやタケミカヅチもヘルメスを警戒している。また人を見る目が確かなシル・フローヴァからも、信用できないと一刀両断されている。ベルの祖父から依頼を受け、ベルの捜索依頼にかこつけてベルの真価を探ろうとした。またベルの祖父が死んだふりをして彼の前から姿をくらましたのを知っているが、なんらかの事情があるようで、ベルには教えずにいる。

アスフィ・アル・アンドロメダ

ヘルメス・ファミリアに所属する冒険者の女性で、薄いすみれ色の髪をセミロングにしている。眼鏡を掛けたクールビューティーで、冷静沈着な性格をしている。優秀な冒険者でヘルメス・ファミリアのエースだが、ヘルメスからむちゃぶりをされることが多い苦労人。ヘルメスの暗躍にも渋々従っているが、それがベル・クラネルに迷惑を掛けた際にはヘルメスに苦言を呈している。「万能者」の異名を持つすご腕の職人で、魔道具(マジックアイテム)作りでは非凡な才能を発揮する。装着者の姿を透明にする「ハデス・ヘッド」、装着者に空を飛ぶ力を与える「飛翔靴(タラリア)」などを製作している。

ミアハ

ミアハ・ファミリアの主神。優しげな風貌をした青年で、穏やかな性格をしている。神の中では常識人で、ヘスティア・ファミリアとはご近所同士の付き合いであるため、ヘスティアとは仲がいい。時々ヘスティアに誘われ、彼女の愚痴に付き合っている。ポーション作りを生業としており、ベル・クラネルをはじめとする近所の冒険者に無料で配ったりしている。

ナァーザ・エリスイス

ミアハ・ファミリアに所属する冒険者の女性。いつも眠たそうな表情をしている犬人の薬師で、年齢は18歳。ミアハ・ファミリアの店舗で、店番をしていることが多い。ベル・クラネルはよくポーションを買いに来る常連客で、世間知らずなベルによくポーションをぼったくりに近い額で売っている。主神であるミアハがポーションを無料で配っていることに苦慮しており、ファミリアのやりくりに危機感を抱いている。ベルはお得意さんであるのと同時に親しみも感じており、彼が行方不明になった際には、ポーション一式を用意してヘスティアに渡している。

ガネーシャ

ガネーシャ・ファミリアの主神。象をかたどった仮面をかぶった男性の姿をしており、露出度の高い袈裟のような衣装を身にまとっている。オラリオで年に一度開催される「怪物祭」を盛り上げるのに一役買っている神で、ハイテンションな言動から変わり者として見られることが多い。一方、道義を重んじるところがあり、怪物祭でモンスターの脱走を招いた際には、ファミリアの面子を優先しようとした団員を一喝し、すぐさま市民を守るための指示を下している。

フレイヤ

フレイヤ・ファミリアの主神。美を司る女神で、輝くような美しい容姿を持ち、その美しさは美の化身と謳われるほど。ほかの神すら魅了する愛多き神で、その色香は下界の者であれば一瞬で骨抜きにされ、モンスターでさえも魅了した。また、フレイヤ・ファミリアは彼女を信奉する者たちで構成されており、オラリオでも屈指の勢力を誇る。自由奔放でバカ騒ぎが好きな神々も、フレイヤの言葉は無視できないため、オラクルでは大きな影響力を持つ。このためにロキからは警戒されており、たびたび彼女から釘を刺されているが、意に介さず思いのままに振る舞う。最近はベル・クラネルに執心しており、彼を成長させてから手に入れようと暗躍を続けている。

オッタル

フレイヤ・ファミリアに所属する冒険者の男性。種族は猪人。たくましい体格をした壮年の戦士で、感情を表に出さない冷静沈着な性格をしている。現在のオラリオでは唯一のレベル7の冒険者で、フレイヤ・ファミリアの団長を務める。フレイヤへの忠誠心はファミリアの中でも高く、彼女の意に従って行動する。フレイヤの愛の本質を「風のような存在」と思っており、彼女がベル・クラネルに執心しても嫉妬せず、彼女の愛は特例はあるもののすべての者に平等だと理解し、尊んでいる。フレイヤからベルにけしかけるためのミノタウロスの選定を任される。その後、ダンジョンでミノタウロスを鍛え上げ、ベルのもとへと誘導する。

カヌゥ

ソーマ・ファミリアに所属する冒険者の男性。無精ひげを生やした中年の狸人で、金にがめつい欲深い性格をしている。ダンジョンで探索する冒険者から金銭を巻き上げている悪漢で、同じような境遇の冒険者と徒党を組んで犯行を重ねている。リリルカ・アーデのため込んだ財宝に目をつけ、彼女に恨みを持つゲドを唆して、ゲドもろともリリルカを罠にはめる。その後は、リリルカの身ぐるみをはがして、キラーアントの群れの中に放置した。その事件後も悪行を重ねていたが、ダンジョンの9階層でフレイヤがベル・クラネルにけしかけるために捕えたミノタウロスと遭遇。仲間を見捨ててミノタウロスから逃げようとするものの、皆殺しにされた。

モルド・ラトロー

冒険者の中年男性で、レベル2のベテラン。うだつの上がらない生活を送っており、わずか1か月半でレベル2になったベル・クラネルに対して嫉妬と焦りの感情を向けている。偶然、豊饒の女主人でベルと居合わせ、酔っぱらっていたのもあって彼に絡むが、リューに叩きのめされて退散。その後、リヴィラの街で再びベルと出くわす。レベル2に成りたてにもかかわらず、リヴィラの街を訪れたベルに焦りと不安が限界に達し、ヘルメスに唆されてヘスティアを誘拐する騒ぎを引き起こす。人質にしたヘスティアを使い、ベルと決闘する際、ヘルメスから渡されたハデス・ヘッドを使い、ベルとの戦いを有利に運ぶが、ベルに攻撃を見切られて敗北した。その後、逃げ出すものの黒いゴライアスが出現、それによるモンスターの凶暴化に巻き込まれる。モンスターの攻撃に殺されそうになるが、すんでのところでベルとリリルカ・アーデに助けられる。そして、ベルたちの真っすぐさに毒気が抜けて改心する。黒いゴライアス戦では、逃げ出そうとする冒険者たちを一喝し、ベルの援護を行った。

アリーゼ

美しい赤い髪を持つ冒険者の女性で、故人。リューのかつての仲間で、リューを自分のファミリアに誘った。自らを「完璧」と称する自信家であるのと同時に、快活な性格をした好人物で、初対面の人間にはまず心を開かないエルフですら気を許すほど人当たりのよい人物だった。エルフとしての気質を持つリューとも初対面でなかよくなり、彼女から絶大な信頼を寄せられていた。また、リューに恋愛面でアドバイスをしており、リューはベル・クラネルとの交友で彼女の言葉を時々思い出している。

ミィシャ・フロット

ギルドの受付嬢を務める女性。小柄な体型で、桜色の髪をセミロングにしている。同じ受付嬢のエイナ・チュールとは友人関係で、学区時代からの長い付き合い。明るい性格で人当たりもいいが、やや抜けたところがある。生まじめなエイナをからかうことも多いが、友人として心配しており、ベル・クラネルとエイナの関係を温かく見守っている。

集団・組織

ヘスティア・ファミリア

神であるヘスティアのファミリア。結成されたばかりのファミリアで、団員はベル・クラネルただ一人。主神一柱、団員一人の零細ファミリアで、資金繰りはかなり苦しい。本拠地は古びた教会で、ヘスティアがアルバイトをして、ベルがダンジョンを探索することで運営資金を稼いでいる。当初は誰からも注目されない弱小ファミリアだったが、ベルがレベル2の「世界最速兎」となったことで次第に注目を集めるようになる。

ロキ・ファミリア

神であるロキのファミリア。第一級の冒険者を複数抱える探索系ファミリアで、オラリオでは最大手の勢力を誇る。冒険者が多数所属しており、大所帯を組んでダンジョンの奥へと「遠征」を行っている。遠征の際には武器の修理や補充のため、ヘファイストス・ファミリアの冒険者と提携し、いっしょに潜ることが多い。

ヘファイストス・ファミリア

神であるヘファイストスのファミリア。鍛冶の神であるヘファイストスが率いるだけあり、鍛冶師(スミス)が集まる派閥となっている。優秀な鍛冶師が多数所属しており、「ヘファイストス」ブランドは一級品の武具として冒険者たちのあこがれの的となっている。バベルの4階から8階のテナントを借り、ヘファイストス・ファミリア所属の鍛冶師の作品を売っており、莫大な利益を上げている。また、新人の育成も積極的に行っており、ファミリアの団員となった者には下級冒険者でも個別の工房を与えている。これは、ファミリアの団員は冒険者としては仲間でありつつも、職人としてはライバルという意識からで、団員同士の技の競い合いを願っているため。ヘファイストス・ファミリアで一人前と認められるには「鍛冶」のアビリティを発現させる必要があるが、そのためにはレベル2の上級冒険者になる必要がある。そのため、ヘファイストス・ファミリアは、下級鍛冶師の作品も販売して下級冒険者同士の交流を奨励し、冒険者としても活動しやすい環境作りを行っている。

フレイヤ・ファミリア

神であるフレイヤのファミリア。第一級の冒険者を複数抱える探索系ファミリアで、団長はオラリオで唯一のレベル7の冒険者であるオッタルが務める。ロキ・ファミリアと同等の勢力を誇るオラリオ最大のファミリアで、フレイヤの力もあり、オラリオの中で最大級の影響力を持つ。また、団員はフレイヤを信奉する者が多いのが特徴。

ソーマ・ファミリア

神であるソーマのファミリア。ソーマはソーマ・ファミリアを神酒を作るために結成し、ソーマ・ファミリアに貢献したものに褒美として神酒を振る舞っている。そこに裏表はなく、酒造りを純粋に趣味として楽しんでいるが、ファミリアの運営に興味が薄いのがたたり、次第にファミリア団員の素行が悪化。現在では、酒の魔力に取り憑かれた団員たちによって、酒を得るためならなんでもする悪質な集団へと変貌している。主神のソーマがファミリアの運営を放置しているため、現在は団長のザニスが取り仕切っている。また団員には強制ではないが、ノルマが課せられている。ノルマを果たさなければ神酒が与えらえず、ステイタスの更新ができない決まりとなっており、団員の素行の悪さに拍車を掛けている。

ミアハ・ファミリア

神であるミアハのファミリア。傷を癒やしたり、魔力を回復させたりするポーションの調合と販売を主に行っている。現在は団長のナァーザ・エリスイスしかいない零細ファミリアで、小さな店舗で慎ましく運営している。ヘスティア・ファミリアとはご近所で、同じく零細ファミリアということで付き合いがあり、ベル・クラネルもよくミアハ・ファミリアからポーションを買っている。

ガネーシャ・ファミリア

神であるガネーシャのファミリア。多数の冒険者を抱える大手の探索ファミリアで、主神のガネーシャが変神として有名。本拠地の「アイアム・ガネーシャ」は巨大なガネーシャの像で、股間の部分に入り口があり、遠目からでもわかるくらい街中で異彩を放っている。一方で、ガネーシャは気持ちのよい好漢としても有名で、ファミリアも信頼の置ける派閥として住人から好感を持たれている。ギルドの企画した怪物祭の主催と運営を担当し、祭りの際にはファミリアに所属する腕ききの調教師たちが活躍する。

ギルド

ダンジョンの管理と、オラリオの都市運営を行う機関。また、冒険者と依頼人を仲介する冒険者依頼(クエスト)の発行や、冒険の際のアドバイスなどのサポート業、魔石やモンスターの素材の買い取りなども行っており、オラリオの行政および武力の管理をしている。ただし、その基本方針はあくまで「中立」で、冒険者やファミリア間のトラブルには基本的にノータッチで、ファミリア内の問題にもよっぽどのことがない限り過度な干渉は行わない。しかし、行き過ぎた問題行為で都市運営に問題をきたすと判断した場合は、警告を行う。それでも改善されない場合は、冒険者を要注意人物(ブラックリスト)に登録したり、ファミリアにペナルティを課したりと直接的な処罰を科す。

場所

オラリオ

ダンジョンを擁する迷宮都市。ダンジョンのモンスターから得られる魔石とドロップアイテムによって栄える巨大都市で、それらを求める商人や職人が集まり、活気のある町となっている。また、人が多く集まり、ダンジョンという最大級の娯楽があることから、下界に降りたほとんどの神もこの街に集い、活動している。都市の運営はギルドが担当し、基本的にギルドは中立を宣言しているが、都市運営に問題をきたす場合は神に対しても警告を行う。

ダンジョン

バベルの地下に存在する巨大な迷宮。世界にただ一つしか存在しない地下迷宮で、中は幾階層にも分かれており、地下深くまで延々と続いている。ダンジョンにはモンスターが生まれ、跋扈(ばっこ)しており、かつては地上にまでモンスターが進攻し、人々を襲っていた。現在、ダンジョンの入り口はバベルで蓋をされ、モンスターの魔石やドロップアイテム目当ての冒険者が集まる場所と化しており、それによってもたらされる富はオラリオの街を潤している。ダンジョンは奥に行けば行くほどモンスターが強くなるが、その分、得られるアイテムも稀少な物となる。ダンジョンは冒険者たちによって1階層から12階層を「上層」、13階層から24階層までを「中層」、25階層から36階層までを「下層」、それ以降の階層は「深層」と呼ばれている。浅い階層であれば日帰りも可能だが、深い階層であれば行って帰ってくるだけで何日もかかることも珍しくない。ダンジョンに神が入ることは禁止されており、ダンジョンの探索は基本的に神の恩恵を受けた冒険者が行っている。ヘルメスは、ダンジョンは自分を封じた神を憎んでいると語っており、ダンジョン自体が意思を持った存在だと認識している。

バベル

オラリオに存在する巨大な塔。ダンジョンのモンスターが地上に侵攻するのを防ぐため、ダンジョンの真上に建造されているいわば「ダンジョンの蓋」で、ギルドによって管理されている。現在はダンジョンの入り口も兼ねており、冒険者はここの地下を通ってダンジョンへと向かう。また、バベルにはシャワールームや治療施設、換金所、簡易食堂など冒険者をサポートする公共施設が併設されている。上層の階はテナントとして商業系のファミリアに貸し出しも行っており、商業系ファミリアの中でも最大手のヘファイストス・ファミリアもバベルの4階から8階に自分の店を出している。

ダイダロス通り (だいだろすどおり)

オラリオに存在する広域住宅街。度重なる区画整理のために複雑怪奇な迷路と化しており、オラリオの住民たちからは一度迷い込めば二度と出てこられない「もう一つの迷宮」と呼ばれている。ダイダロス通りの壁には、通りの住人によって「道標(アリアドネ)」が描かれており、その矢印に沿って進めば脱出できる。

リヴィラの街 (りヴぃらのまち)

ダンジョン内部に存在する宿場町。ダンジョンの中の18階層に存在する街で、水晶と岩に囲まれた特異な外見をしている。街を囲む大量のクリスタルは光を放つ性質があり、ダンジョンの中にもかかわらず昼間のように明るく、森なども存在する。またクリスタルの光は定期的に弱まったり強くなったりするため、この階層に限って疑似的な昼と夜のサイクルが存在する。18階層はモンスターが誕生しない安全階層(セーフティポイント)で、さらに深い下層を目指す冒険者たちの中継地点として活用されている。ただし、あくまでモンスターが誕生しないだけで、ほかの階層のモンスターが襲撃を仕掛けてくることがたびたびある。そのため、街には一般人はおらず、住人は冒険者のみとなっている。モンスターの襲撃によって街はたびたび破壊し尽されるが、そのたびに建て直されるのが日常の光景と化している。また荒くれな冒険者たちの町であるため、細かい規則はなく、特に商売関係はやりたい放題の無法地帯と化している。立地のせいで物価も高く、ここでのアイテムの補給は相応の苦労が付きまとうこととなる。

豊饒の女主人 (ほうじょうのおんなしゅじん)

オラリオに存在する酒場。女将のミア・グランドが切り盛りする人気の酒場で、従業員は全員が女性。おいしくてボリュームのある食事が楽しめるお店として、冒険者たちにも人気で、ベル・クラネルもシル・フローヴァに誘われて訪れてから、常連客となっている。上級冒険者もよく訪れる店だが、店員は全員が女性にもかかわらず全員が荒れ事に慣れた猛者ぞろいで、レベル2程度の冒険者であれば酔って暴れても即座に鎮圧する手ぎわのよさを持つ。食い逃げにも厳しい制裁を行っており、ロキですらこの店で食い逃げすることを「度胸がある」と評している。

その他キーワード

ファイアボルト

ベル・クラネルの習得した魔法。シル・フローヴァから借りた忘れ物の本を、魔導書と知らずに読んで習得してしまう。効果は、稲妻のような炎の矢を飛ばすという攻撃魔法。詠唱を必要としない「速攻魔法」で、魔法名を唱えるだけで発動させることができるが、その分、威力は控えめとなっている。ノータイムで発射できるため、その気になれば連射もできるが、当然その分、魔力の消費も激しくなる。このため、威力が低いのも合わせて、数が多い敵や素早い敵には有効だが、強敵には牽制程度の効果しか及ぼさない魔法となっている。しかし、ベルがレベル2にレベルアップし、英雄願望を発現させたことで、その欠点が大幅改善。チャージすることで、格上相手にも通用する強力な魔法となる。また、黒いゴライアスとの戦いでは、武器にファイアボルトをまとわせてチャージするという戦法も編み出した。

憧憬一途 (りありす ふれーぜ)

ベル・クラネルが発現させたレアスキル。効果は「早熟する」「懸想(おもい)が続く限り効果が持続する」「懸想の丈により効果向上」の三つが存在する。ベルがアイズ・ヴァレンシュタインに一目惚れして発現し、彼女へのあこがれが憧憬一途の原動力となっている。効果の「早熟する」はステイタス更新時の成長数の増加という形で表れており、アイズへの思いの強さもあって、ベルは通常の冒険者ではあり得ないスピードでステイタスを成長させている。その成長スピードは、ほかの神や冒険者から「改造」や「不正」を疑われるほどで、ベルはその勢いのまま世界最速記録でレベル2にレベルアップしている。スキルの中でも貴重で珍しいレアスキルで、ヘスティアはベルが娯楽に飢えた神々のおもちゃになることを恐れて、このスキルの存在を隠し通している。またヘスティアはベルが素直でウソが苦手なこともあり、本人にもスキルの存在を秘密にしている。

英雄願望 (あるごのぅと)

ベル・クラネルが発現させたスキル。効果は「能動的行動(アクティブアクション)に対するチャージ実行権」で、チャージすることで相応の精神力と体力を引き換えに、攻撃の威力の引き上げが可能。ベルの習得したファイアボルトは速攻魔法であるため、威力に乏しいという欠点を抱えていたが、このスキルを使用すれば、その威力を爆発的に引き上げることができるようになった。ベルの英雄への願望を基にして発現したスキルであるため、格上にも通用する「英雄の一撃」を放つことができるスキルで、最大限までチャージすれば不条理を覆す強力な一撃を放てる。ただし最大チャージには時間が必要で、チャージ中は無防備になってしまう弱点が存在する。

シンダー・エラー

リリルカ・アーデの習得している魔法。自分の姿かたちを変える変身魔法で、変身した対象の身体能力も再現できる。ただし、現在のリリルカでは本来の体形からかけ離れた姿に変身することはできず、リリルカのレベル以上の身体能力を再現することもできない。実力以上の能力の再現は不可能だが、モンスターに変身することで動物が持つ嗅覚や聴力の再現は可能で、リリルカはこの能力を人探しなどに生かして使っている。

ウィル・オ・ウィスプ

ヴェルフ・クロッゾの習得している魔法。一定以上の魔力の反応を火種にして、魔力暴発(イグニス・ファイア)を誘発する魔法で、敵対者の魔法を強制的に失敗させて自爆させる「魔法封じ」の魔法となっている。詠唱は「燃え尽きろ 外法の業」で、短い詠唱で使用することができる。

怪物祭 (もんすたーふぃりあ)

オラリオで年に一度開催される祭典。内容は主催を担当するガネーシャ・ファミリアの調教師が、円形闘技場でモンスターを打ち倒し、調教するさまを見世物にする催しとなっている。オラリオでは珍しく、娯楽に飢えた神の酔狂ではなく、ギルドが企画したイベントで、ダンジョンからモンスターを運んでくるのにもギルドが全面的に協力している。

神のナイフ (へすてぃあのないふ)

ヘスティアがベル・クラネルに贈ったナイフ。ヘスティアがヘファイストスに頼み込んで鍛造してもらった鍛冶神特製のナイフで、黒い刀身には神聖文字が刻まれている。神の恩恵を受けた冒険者と同じくステイタスが存在し、経験値をため込んで成長する性質を持つ。使い手によって強くも弱くもなる「成長するナイフ」で、使い手が最強であれば勝手に武器も最強になることから、ヘファイストスはこのナイフの特性を鍛冶師からしてみれば「邪道」と語っている。ナイフの神聖文字はヘスティアが刻み込んだため、「神のナイフ」と名づけられた。ヘスティアが選んだ人間にしか使えず、憧憬一途で急成長中のベルが使うことで格上にも通用する強力な武器となっているが、ベル以外の人間が使うとたちまち何も切れないなまくらと化すため、現在は実質ベル専用の装備となっている。

魔導書 (ぐりもあ)

魔法の力が宿った書物。「魔導」「神秘」といったレアスキルを極めた者のみが作成できる著述書で、この本を読むだけで魔法を習得することができる。その性質から「魔法の強制発現書」とも呼ばれる。非常に希少な代物で、魔導書の種類によってはヘファイストス・ファミリアの一級品装備と同等か、それ以上の値段が付くことも珍しくない。また、それだけ高価でありながら消耗品で、一番最初に魔導書に目を通した人間が魔法を習得すると、それ以降は本の効果が消えてただのガラクタとなってしまう。

神酒 (そーま)

酒の神であるソーマの造る酒。その味は極上品とされ、冒険者はおろか神々にも愛好家がいるほど。市場では高値で取り引きされているが、実は市場に出回っている物は「失敗作」で、完成品はソーマ・ファミリアの人間でなければ飲むことはできない。ただし、神酒の失敗作でもその味は極上品で、多くの人々を魅了している。

冒険者 (ぼうけんしゃ)

オラリオでダンジョンを探索する者たち。冒険者はすべて神の恩恵を受けており、常人にはない高い戦闘能力と特殊な能力を持つ者が多い。ただし冒険者の資質もさまざまで、中には戦闘が苦手な者も一定数いる。冒険者は主にダンジョンでモンスターと戦い、そのドロップ品や魔石を換金することで生計を立てている。また、ギルドが「冒険者依頼(クエスト)」を発行しており、依頼を果たすことで報酬を得る場合もある。冒険者のステイタスには「レベル(Lv.)」が表記されており、それが冒険者の強さの指標となっている。レベル1の冒険者は「下級冒険者」と呼ばれ、レベル2になることで「上級冒険者」の仲間入りを果たす。レベル2からはさらに等級でも表され、レベル2は「第三級冒険者」、レベル3からレベル4は「第二級冒険者」、レベル5以上は「第一級冒険者」と呼ばれている。レベルを一つ上げるだけの偉業を達成するだけでも相応の苦労が必要で、大半の冒険者はレベル1からレベル2がほとんどとなっている。レベル2以上の上級冒険者は神々によって異名を与えられているが、実は神々による悪ふざけで異名を付けられた者が多い。

(かみ)

人知を超えた力を持つ超越存在(デウスデア)。完成された世界「天界」の住人たちで、不老不死の肉体と万能に等しい力「神の力(アルカナム)」を持つ。ただし、それ故にほとんどの神は力と時間を持て余して退屈をしており、思いどおりにならない状況こそ楽しむという価値観を持つ。遙かな昔、人々の住む「下界」に降り立った神々は、何一つ思いどおりにならない下界を気に入る。神々は強すぎる神の力を封じるルールを作り、人々を「子供」と呼び、彼らと共に暮らす道を選んだ。これによって神々は、本来であれば下界を指先一つで灰燼(かいじん)に帰す力を持つが、その力のほとんどを振るえなくなっている。ただし、「神の恩恵」など一部の権能を振るうことは許されている。また知識や技術そのものは所持したままであるため、神の力が封じられた状態であっても、鍛冶の神や酒の神が作り出した品は絶大な品質を誇る。下界では、それぞれの神がファミリアを結成し、思い思いの生活を営んでいる。オラリオに多くの神々が集まっているが、ほかの地域にも神々は存在する。中には国レベルの大きなファミリアを結成し、国家運営を行っている者も存在する。基本的に神々の多くは娯楽に飢えており、「希少」や「オリジナル」という言葉に目がない。このため、ヘスティアはベル・クラネルがレアスキルを発現させたという事実を秘密にしている。

ファミリア

神々の派閥。神が神の恩恵を与えた者を率いて活動する組織で、「神の眷族」とも表記される。ファミリアでは、神の恩恵を与えた神を「主神」として扱い、ファミリアの名前もその主神の名を冠して呼ばれる。神々にとっては趣味と実益を兼ねたもので、ファミリアの活動は多岐にわたり、それぞれ特色がある。中には酒を造るためだけにファミリアを結成した神や、国家の経営を行っている神など変わり種も存在する。現在、ほとんどの神々はダンジョンの存在するオラリオを拠点としているが、ファミリアはそれぞれ活動内容が異なるため、ファミリア同士の対立から抗争に発展することもある。オラリオではファミリアのトラブルは基本的にノータッチが原則だが、あまりに目に余る場合はギルドが警告を行う場合がある。ファミリアは基本的に主神が天界に戻るなど不在となった場合、そのまま解散となる。逆に主神が健在のあいだは、所属した団員は基本的に主神の許しがなければ脱退できない。主神の許しを得て脱退すれば、ほかのファミリアに所属する際に「改宗(コンバート)」することができ、育てたステイタスをそのまま引き継いで活動できる。主神の許しがない場合でもファミリアから離れて活動すること自体は可能だが、その場合はそれ以上ステイタスの更新はできず、ステイタスの成長が見込めないというデメリットが存在する。

神の恩恵 (ふぁるな)

神が眷族となった者に与える恩寵。神が下界の人間の背中に、神血(イコル)を用いて刻み込むことで、その者が持つ力を引き上げることができる。能力は「ステイタス」と表記され、「レベル」「アビリティ」「スキル」「魔法」が神の手によって記されている。ステイタスは「神聖文字(ヒエログリフ)」と呼ばれる特殊な文字で刻み込まれるため、一般人には読むことはできず、またその内容は秘匿性が高い重要な情報であるため、他人のステイタスを探るのは無礼だとされている。ステイタスは偉業を成すことで「経験値(エクセリア)」が溜まり、これによって成長していく。ステイタスの更新は恩恵を刻み込んだ主神にのみ可能で、ファミリアでは定期的に主神が眷族のステイタスを更新している。また、ほかのファミリアに所属した眷族でも主神同士が了承し、改宗してファミリアの所属を変えればステイタスの更新をすることができる。一定以上の経験値が溜まると、レベルアップする。神の恩寵を受けた者のレベル差はそのまま実力差になり、基本的に一つレベルが違うだけで隔絶した実力差があるとされる。レベル1でも神の恩恵が刻まれていない一般人とは段違いの力を持つため、ダンジョンに潜る冒険者は基本的に神の恩恵を受けた者のみという決まりになっている。

アビリティ

神の恩恵で得られる能力。「基本アビリティ」と「発展アビリティ」の二種類が存在し、基本アビリティは「力」「耐久」「器用」「敏捷」「魔力」の五種類が存在する。基本アビリティは、レベルアップに必要な経験値とは別に「経験」を積むことで鍛えられる。基本的に力なら戦えば戦うほど、魔力なら魔法を使えば使うほど、鍛えられる。それらの能力は0~999の数値で表され、数値によって等級が示される。等級は、下はI等級から始まり、上はA等級となっている。さらにその上にS等級が存在し、これが限界(999)となっているが、極まれにこれを限界突破してSS等級、SSS等級となる者が存在する。また基本アビリティは、レベルアップすると初期値にリセットされるが、レベルアップによって下のレベルとは隔絶した力が得られ、また高めた能力値はレベルアップ後の能力値にも数値には見えない潜在値として影響を与える。一方、発展アビリティは特殊的、専門的な能力に特化したもので、レベルアップの際に任意に選んで習得することができる。基本的にレベルアップまでの経験によって発現する能力は変わり、中には非常に珍しい「レアアビリティ」と呼ばれるものも存在する。また「鍛冶」や「調合」といった生産に特化したアビリティも存在するため、冒険者の中にはそれらを生業とする者も多い。

スキル

神の恩恵を受けた者が発現させる特殊な能力。発展アビリティに近い性質を持つが、発展アビリティがレベルアップ時に発現するのに対し、スキルはそれ以外でも発現することがあるのが特徴。レベル1でも条件が整えば発現するが、発現すること自体まれで、スキルを持たない者も多い。また、スキル自体珍しいが、その中でもさらに珍しい「レアスキル」と呼ばれるものが存在する。

魔法 (まほう)

魔力を使って超常的な現象を引き起こす能力。スキルと同じく神の恩恵を受けた者が発現することが多く、素質があればレベル1でも習得している者がいる。魔導書を用いれば魔法を強制的に発現させることもできるが、魔導書は非常に貴重なため、これを用いられるのは一部の人間のみとなっている。また、本人の素質に影響を与えるスキルに対して、魔法は能動的行動という特徴が存在する。魔法の発動には詠唱が必要で、基本的に強力な魔法ほど詠唱も長くなる。ただし、中には詠唱を必要としない「速攻魔法」と呼ばれる魔法も存在し、このタイプの魔法は詠唱がない分、威力などが抑えめになっているというデメリットが存在する。魔法の発動には魔力が必要で、これが不足すると魔法は発動できない。また、極度に魔力を疲弊すると精神疲弊(マインド・ダウン)と呼ばれる状態となり、気絶してしまう。この状態を回避するためには、消耗した魔力をポーションなどを使って回復する必要がある。

種族 (しゅぞく)

オラリオで冒険者として活動する種族。大きな特徴はない「ヒューマン」、魔法に長けるが誇り高く排他的な者が多い「エルフ」、腕力に優れるが背が低い「ドワーフ」、高い戦闘能力を持つ女性しか存在しない「アマゾネス」、成人してもヒューマンの子供程度の背しかない「小人族(パルゥム)」、肉体に獣の特徴と力を宿す「獣人」の六種族が存在する。

モンスター

ダンジョンに跋扈(ばっこ)する化け物や魔物の総称。モンスターには繁殖や成長の過程がいっさい存在せず、ダンジョンの壁や天井から成熟した状態で発生する。人類や神に強い敵対心を抱いており、誕生と同時に襲い掛かってくるものも珍しくない。バベルが築かれたことで、モンスターはダンジョンから出られなくなっているが、バベルが建設される以前の古い時代にダンジョンから地上に侵攻した生き残りが存在し、それらは繁殖して、野生のモンスターとなって人々を脅かしている。モンスターは例外なく「魔石」を持ち、これを砕かれるとモンスターは即座に死亡する。ほとんどのモンスターは胸のあたりに魔石を持つため、胸の部分がモンスターの急所となっている。また、魔石はさまざまな用途が存在する重要な資源で、オラリオのギルドでは魔石の換金を行っており、冒険者の主要な収入源となっている。ダンジョンには特定の階層にしか現れず、強い能力を持つ「階層主」や、階層主ほどではないが珍しく、強い力を持つ「レアモンスター」と呼ばれるモンスターもいる。

階層主 (かいそうぬし)

ダンジョンの特定の階層にのみ出現する特別なモンスター。同階層に出没するモンスターとは一線を画す圧倒的な力を持つモンスターで、「迷宮の孤王」の名でも呼ばれる。17階層に出現する「ゴライアス」、37階層に出現する「ウダイオス」などが確認されている。階層主は基本的に出現にインターバルが存在し、一度倒されれば、一定期間置いて再び出現する。一体ずつしか出現しないが、その戦闘能力の高さから討伐には多くの冒険者が必要で、基本的に複数のパーティやファミリア単位で戦う。ただ一級冒険者の中には、階層主をたった一人で討伐する猛者も存在する。

魔剣 (まけん)

魔法の力を宿す剣。剣の形をした魔法の道具で、使用することで宿した魔法の力を行使することができる。誰でも手軽に魔法と同等の力を使える反面、回数制限があり、一定回数以上使うと壊れてしまうデメリットが存在する。また、これを作れるのは一握りの高名な鍛冶師のみであるため、消耗品でありながら非常に高価な代物となっている。

クロッゾの魔剣 (くろっぞのまけん)

クロッゾの一族が作り出した魔剣の総称。「クロッゾ」は今では家名となっているが、初代クロッゾの名前を家名としたもの。初代クロッゾは男性で、彼がモンスターから精霊を助けた際に、瀕死の重傷を負い、精霊にその治療のために血を分け与えられたことで魔法と魔剣作りの才能に目覚めた。これによって、クロッゾの一族は精霊の血が流れる一族となったが、数代前まで血の力を覚醒できずにいた。しかし、一族の者が神の恩恵を受けてから状況は一変。クロッゾの一族は魔剣を作り、ラキア王国に献上することで貴族の地位を得た。クロッゾの魔剣は戦場を地形ごと変えるといわれるほど強力な兵器で、当時、ラキア王国は戦争していたエルフの里を魔剣で森ごと焼き払っている。このため、エルフたちからは嫌悪の対象で見られることも多い。魔剣による恩恵で名誉と富を独占していたクロッゾの一族だったが、ある日、前触れもなく彼らが打った魔剣は砕け散り、クロッゾの一族からも魔剣を作る力が失われてしまう。これによって魔剣の恩恵に授かっていたラキア王国は衰退し、クロッゾの一族も凋落の運命をたどることとなった。この異変の原因は不明だが、ヴェルフ・クロッゾは驕(おご)ったクロッゾの一族に精霊が天罰を下したと考えている。

サポーター

冒険者の役割の一つ。ダンジョンにおける魔石やドロップ品の回収、その運搬などを行ういわゆる「雑用係」「荷物運び」で、戦闘が得意ではない下級冒険者が行う場合が多い。大手ファミリアでは経験を積ませるため、下級冒険者にさせる場合があるが、サポーターを専業している者は冒険者の中では落ちこぼれがなることが多い。また、手癖の悪いサポーターがいるため、専業サポーターは冒険者から「寄生虫」などと呼ばれて蔑視されている。ただし、優秀なサポーターは役割として重要で、冒険者が戦いやすいようにモンスターの死骸をどけたり、予備の武器を運搬したり、長期のダンジョン探索でこそ真価を発揮する。

ミノタウロス

ダンジョンに生息するモンスターの一種。筋骨隆々とした大柄な人型の体に牛の頭を持つ怪物で、肉体は体毛で覆われ、頭には大きな二本角が生えている。目立った特殊能力は持たないが、頑強な肉体と怪力を誇り、レベル2の冒険者相当の力を持つ。レベル1の冒険者では逆立ちしても勝てない強力なモンスターで、ダンジョンの中層17階層付近に誕生、生息している。本来は誕生した階層から離れることはほとんどないが、ロキ・ファミリアは遠征中に遭遇戦を行い、一匹逃がしてしまう。逃げたミノタウロスは階層をまたいで上層へと逃げ、新人だったベル・クラネルは不幸にもそのミノタウロスと遭遇してしまう。アイズ・ヴァレンシュタインに助けられ、ベルは九死に一生を得るものの、彼の中ではミノタウロスへの恐怖心が残っており、ベルにとって因縁深い存在となっている。

アルミラージ

ダンジョンに生息するモンスターの一種。小さな角の生えた、白い毛並みをした兎のような姿をしたモンスターで、後ろ足で立ち、二足歩行で行動する。前足は人間の手のように五本指があり、道具を使ったりすることも可能。見た目は二本足で立つ小さな兎で大変かわいらしいが、ダンジョン中層に出現する魔物だけあってすばしっこく、殺傷力の高い攻撃をしてくる非常に危険なモンスター。中には斧を持ち、それを投げて遠距離攻撃してくるアルミラージもいるため、見た目に油断していると致命傷を負うことも珍しくない。また、アルミラージは群れを成し、ほかのモンスターと連携して行動をすることが多いため、戦闘の際には臨機応変な判断力が求められる。白兎に似ているという共通点から、どことなくベル・クラネルと雰囲気が似ているため、ベルはよくアルミラージに例えられてからかわれる。

キラーアント

ダンジョンに生息するモンスターの一種。人間大の大きさをしたアリ型のモンスターで、ダンジョン上層に出現する。一体一体はそこまで強くないが、群れで行動するモンスターであるため、集団で遭遇することが多い。また危機に陥るとフェロモンを発し、仲間を呼び寄せる習性を持つ。フェロモンを発したキラーアントを放置しておくと、おびただしい数の同族が集結するため、戦う際には手早く倒すことが求められる。

ヘルハウンド

ダンジョンに生息するモンスターの一種。黒い大型の犬の姿をしたモンスターで、口から炎を吐く特殊能力を持つ。炎の攻撃は単純ながら強力で、ヘルハウンドの群れが放つ炎は、対策がなければレベル2の冒険者であろうと一瞬で焼き尽くす威力がある。また、ヘルハウンドは炎に対する耐性を持つため、炎を用いた攻撃も効果が薄くなっている。戦う場合は対熱装備に身を包んで戦うのが有効。また、ヘルハウンドの炎は魔力を用いた攻撃であるため、魔法による防御や妨害も効果が高い。

ゴライアス

ダンジョンの17階層に出現する階層主。灰褐色の肌を持つ巨大な人型をした巨人型のモンスターで、17階層の壁部分「嘆きの大壁」から出現する。レベル4相当の冒険者にとって適切とされる中層においては破格の力を持つモンスターで、巨体に見合ったパワーとタフネスさで暴れ回る。出現のインターバルはおよそ2週間前後で、リヴィラの街近くに出現するため、定期的に冒険者たちによって討伐されている。ベル・クラネルがリヴィラの街を初めて訪れた際、ヘスティアの神威をダンジョンが察知し、18階層に直接ゴライアスを発生させるというイレギュラーが引き起こされる。その際に発生したゴライアスは通常種とは違い、漆黒の肌を持つ変異種ともいうべき存在で、通常のゴライアスより戦闘能力がはるかに強化されていた。また、黒いゴライアスは頭を吹き飛ばされても復活するほどの不死性と再生能力を持ち、咆哮で18階層のモンスターを従えるという特殊能力まで持っていた。黒いゴライアスはリヴィラの街の冒険者総出で戦い、ベルの英雄願望で限界までチャージされた「英雄の一撃」を受けて討伐された。

怪物進呈 (ぱすぱれーど)

モンスターをほかの冒険者に押し付ける行為。手に負えない強敵と遭遇したり、仲間が負傷して撤退する際に行われることが多い。ダンジョンという閉鎖空間で行われる行為であるため、明確な違反行為とはならず、罰則も存在しないが、あまりに度を超えた行為はファミリア同士の問題に発展することもある。

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原作

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